紅魔館×ゆっくり系20 ゆっくりはまさに世紀末

ギャグというかなんというか虐待が主眼じゃないので適当に読んでください。

私の名前は紅 美鈴。紅魔館の門番である。決して中国という名前ではない…筈である。
今日も私は門の前でシェスタ。だってやること無いんだもの。と夢うつつのなか突然頭に痛みを感じて飛び起きる。
「痛!!って、レミリア様に咲夜さん。どうしたんですか?」
「どうしたもこうしたもないわよ。あなたの仕事は何?」
青筋を浮かべてナイフを構えるのは咲夜さんこの館のメイド長である。
「いや門番ですけど。わざわざ紅魔館を襲いに来るやつなんてあの黒白ぐらいですよ~。最近は黒白もちゃんと客としてきていますし。」
「だからって寝てていいってことにはならないわ。あなたがだらけていると紅魔館もなめられてみられるのよ!」
「まあ、いいわ咲夜いつものことだし。それより美鈴ちょっと私の部屋までついて来てくれない?」
と、ここで私の主人であるレミリア様。この中で一番幼く見えるがこれでも500歳である。
「え?別にいいですが何か御用ですか?」
「ちょっとおもしろいものを手に入れたのよ。あなたもきっと気に入ると思うわ。」
見れば咲夜さんは何か荷物のようなものを持っている。またなんかレミリア様の思いつきかしら。
門番を妖精軍団にまかせ、そのまま2人といっしょに館の中へと入って行った。

「で、なんでしょうお嬢様?」
部屋に着くと早速尋ねる。
「美鈴あなた拳法使えるわよね?」
「ええ、一通りの拳法は使えますが…それが何か?」
「外の世界の拳法が幻想入りしたらしくてね。あのガラクタ屋でまとめて買ってきたのよ」
さっき咲夜さんのもっていた荷物を見ると数冊の本だった。どうやらこれが拳法の秘伝書らしい。
「はあ、外の世界の拳法ですか…」
正直気が乗らない。外の世界の拳法と言ってもすでに私は中国拳法を一通り心得ている。あまり新しいものは発見できないだろうと思っていた。
「これは何でも幻想の拳法らしいわ。きっとあなたも見たこと無いもののはずよ」
そんな私の心を見透かしたようなお嬢様の発言。確かに幻想の拳法というなら期待できるかも。
「とりあえず、ここで一冊決めて習得してみて。残りはパチェのところに運んどくから。」
「はあ、じゃあとりあえず見せてもらいますね。」
とりあえず一番上の本を取る。題名は・・・『退かぬ!媚びぬ!顧みぬ!』なんじゃこりゃ?
「えーと第一章はと…」
拳法の心得は大体初めに書いてある。お嬢様を待たせるのも失礼なのでサクサクと決めてしまおう。
「ピラミッドの作り方?!」意味が分からないわ…とりあえず次
次の本は…『今は悪魔が微笑む時代なんだ!!』なんか怪しいタイトルね…第一章はと・・・「石油の掘り方」意味不明却下
三冊目は『サラダバー!!』題名からして駄目そうだ。内容もいきなり「精巧な人形の作り方」ときた。これはあの人形遣いにあげたほうがいいんじゃないかしら?
四冊目は『いてえよー!!!』全く期待できないが第一章目はと…「脂肪の付け方」私だって一応乙女である。これは勘弁してほしい。
「お嬢様…これ本当に拳法書なんですか…?」いつものお嬢様の悪戯じゃないかと不安になってきたので尋ねる。
「いいえ、これは確かに拳法書の筈よ…ほらこれなんてどうかしら?」
取り出してきたのは『せめて痛みを知らず安らかに死ぬがよい』これまた物騒なタイトルですね。と思ったが意外と内容はまともで第一章は「命は投げ捨てるものではない」だった。
これ以上待たせるのも失礼だし、面倒になってきたのでこれに決定。
「では、この本にしますね。」
「あらそう。じゃ、一月後には披露して頂戴」
「はい。できるだけご期待に添えるようにします」
退出して門番の仕事に戻る。やることもないのでさっそくこの拳法の練習でもしますか。

そして、2週間後 夕暮れの頃
「どうしようかしら…」
行き詰ってしまった。
本自体はわかりやすく理解は簡単にできた。所々別人が描いたらしく「ジョイヤー!」だとか「てめえらに明日を生きる資格はねえ!」とか書いてある場所もあったが。
元々気を扱うことが出来たため基本的技術は持っていたし、ここに書いてある当身技なども習得したのだが肝心要の技が問題だった。
「咲夜さんで試すわけにもいかないし…というか死んだら困るし」
この拳法元々は殺人拳らしく突くと体が爆発するだとか、確実に死に至るだとかろくでもない技が多いのである。
治療する技や無力化するだけの技もあるのだが、注意書きに「間違ったところを突くと死に至ることもあります!間違った時は素直に『んー?間違ったかな?』と謝りましょう」と書いてあってはおちおち試せない。
里の人間に手を出したらあの巫女が黙ってないだろうし、拳法の実験如きで人を殺すのも気分が悪い。
「あああ…あと2週間…」
もう諦めてお嬢様に謝ってこようかしらと思っていると目の前をゆっくりのカップルがはねていた。
「ゆっくりって見た目人間っぽいわよね…」
中身は餡子らしいが見た目が似てれば聞くかもしれない。それに他の手も思いつかなかったため早速試してみることにした。
「こんにちは。ゆっくりしてる?」
「ゆっ!おねえさん!ゆっくりしてるよ!」
「おねえさんもまりさたちといっしょにゆっくりしようね!」
「じゃ遠慮なくゆっくりさせてもらうわ。」
さっそく試させてもらうとしよう。ゆっくりまりさを持ち上げる。
「おねえさんあそんでくれるの?」期待に満ちた目でこっちを眺めてくるゆっくり。
心の中でゴメンネと呟いて秘孔を突く。
「ゆ゛っ!?」「おねーさんまりさになにしたの!」「ちょっとつぼを突いてあげただけよ。」
適当にあしらってそのまままりさをおろして様子を見る。
「ゆ~。おねえさん!いきなりなにするの!」「ごめんね。まりさがかわいいからぷにぷにしようとしたら強くやりすぎちゃったわ」「それならいいよ!こんどからはきをつけてね!」
本当なら三秒で爆発するらしいが、どうやら駄目だったようらしい。仕方ないから適当に遊んであげるかと思ったが…
「ゆ゛っ!ががっ!」突然まりさが苦しみだしたと思う間もなく、「ゆ゛べし!」と間抜けな声を上げるとそのまま爆発してしまった。
「ま゛!ま゛り゛ざあああぁぁぁぁ!ぐぷっ!」突然のパートナーの死にショックを受けたれいむ。餡子をまともに浴びたのもあったのかそのままショック死してしまった。
何故か効くのが遅かったが、ゆっくりにも秘孔は効くらしい。普通のゆっくりは頭しかないから突ける秘孔が限られるが、れみりゃ種の体つきを使えば実験できる幅はさらに広がる。
幸いにも、紅魔館周辺にはなぜか体つきのれみりゃが多い。実験のためにはある程度まとまった数を飼っておいたほうがいい。早速許可をもらうためそろそろ起きてくるであろうお嬢様の寝室へと向かった。

「許可するわ。咲夜も協力してあげなさい」
あっさりと許可は下りた。もともと自分を不細工にデフォルメしたれみりゃは嫌いだったらしく、妖精メイドも動員してその日のうちに(というかほとんど咲夜さんが時を止めて)ふらんが1匹、体つきれみりゃが1匹、それとゆっくりれいむとまりさの大家族が集まった。
ふらんと各れみりゃとゆっくり家族の5部屋に分け早速その日から実験を始めることにした。
サクサクと門番を済ませ、妖精組に交代。今日は刹活孔の実験にしよう。
まずゆっくりに残飯や野菜くずを与える。人間や妖怪が食べるものではないがゆっくりには相当上等なものらしくがっついてる。
その隙に一番大きい子どもを確保する。親はそのままにしておけばまた子供を生んでくれるらしいのでそのままにしておいた。
「ゆっくりはなしてね!おかあさんのところでごはんたべる!」
「ゆっくりしていってよー!」
成体一歩手前のゆっくりを3匹抱えながら各れみりゃの部屋へ。そのままゆっくり1匹づつ投げ込む。
「う~う~♪ごはんだど~♪」
「こーまがんのおぜうさまはのこさずたべるんだど~♪」
「まつんだど~♪おとなしくたべられるんだど~♪」
狭い部屋でしかも目の前に投げ捨てたのであっという間にゆっくりたちはれみりゃに捕まってしまい、餡子を吸われているようだ。
今のうちに隣の部屋から透明な箱に閉じ込めて置いたゆっくりふらんを持ってくる。
「やめでえええぇ゛ぇ゛!あんごずわないでぇぇ゛ぇえ!」
「まり゛ざはお゛いじぐないよぉぉ゛ぉぉ!」
「もっどゆっぐりじだがった…」
思い思いの断末魔をあげながら死んでいくゆっくりたち。じゃ、ゆっくりゃも満腹になったようだし早速実験開始と行きますか!
実験のため適当なゆっくりゃの部屋に入るといきなり「う~♪ここはおぜうさまのしんしつなんだど~♪もんばんはでてくんだど~♪」とゆっくりのデスマスクを投げつけられた。
ここでつぶしては実験にならないからさっさと済ませることにする。
「刹活孔!!」と叫びながらゆっくりゃの秘孔を突く。
「う~?ちからがつよくなったきがするんだど~!」刹活孔は命と引き換えに力を強くする秘孔。ただこのままではわかりにくいので早速隣の部屋から持ってきたふらんを外に出す。
「うー!ゆっくりしね!」「う~?いまならふらんにもまけないんだど~♪」
普通れみりゃはふらんには勝てない。だが刹活孔を突かれたれみりゃなら話は別らしい。
「うー!ゆっくりしね!ゆっくりしねええぇぇ!」「う~♪よわいんだど~♪」勝負は初めの一発で決まってしまった。
いつものゆっくりゃだと思って突っ込んだふらんへのカウンターパンチ。その一撃でふらんは地面におち、いまはゆっくりゃに食べられている。
「う~♪あまあま~♪」「ゆっ…くり…し…ねぇ…」最後まで「ゆっくりしね!」と言いながら死んでいった。というか語彙少ないわねゆっくりふらん。
「うっう~♪れみりゃのの・う・さ・つだんすだど~♪」それにしてもこのゆっくりゃノリノリである。
「そろそろかしらね…」強化については確認できた。次は副作用の確認のため、ゆっくり家族の部屋へ向かった。
部屋に入ると同時にさっき子供をいただいたれいむとまりさの夫婦が話しかけてきた。
「おねえさん!れいむたちのこどもがなんにんかいないの!」「ごはんをたべてるうちにいなくなっちゃったの!」
「そのことについて伝えようと思ったのよ。れみりゃがあなたたちのこどもを何匹か食べてしまったらしいの」
「「れみりゃが!?」」「ええ、そのれみりゃを捕まえたんだけど…あなたたちはどうしたい?」
「わるいれみりゃをたおすよ!」「れいむたちのこどもをたべたゆっくりゃはゆっくりしね!」
れみりゃの強さは知っているだろうにわざわざ挑むといってるあたり、流石の餡子脳ではあるが仇うちがしたいというあたり家族愛の強い個体のようね。
「じゃあ、こっちの部屋に閉じ込めてあるから連れてってあげるわね。」
「ありがとうおねーさん!」「ゆっくりしていってね!」
まあ子供を食べさせたのは私なんだけどね。
部屋ではれみりゃが相変わらずよくわからない踊りを続けていた。
「れいむ~まりさ~あれがあなたたちの赤ちゃんを食べたれみりゃよ~」
そのままれみりゃの目の前に2匹をおく。
「こどもをたべたれみりゃはゆっくりしね!」「ゆっくりしね!」
「う~♪もうおどってたらおなかがへったんだど~♪たべるんだど~♪」
いつもならゆっくりゃにとってれいむとまりさはただの餌に過ぎない。
「ゆっくりしね!」まりさがれみりゃに体当たりする。いつもならほとんど効かない攻撃の筈なんだけど…
「うあ゛あ゛あ゛あ゛っ!!!いだいー!!!」 効果は抜群だ!
どうやら順調に刹活孔で弱っているみたいね。二匹もそれに気づいたらしく「ゆ!このれみりゃすっごいよわいよ!」「ふたりでやっつけるよ!」と体当たりをかましてる。
「うううう!! いだいーー!! ざぐやーー!! ざぐやーーー?!!」 咲夜さんの名前を呼んでいるがこのれみりゃは咲夜さんに会ったことがないはずである。やっぱり本能に刻まれてるのかしら?
そんなこと考えているうちにれみりゃはただの肉片と皮になってしまった。れみりゃは高い再生能力を持つというが刹活孔で弱っていたんだろう。
「れみりゃをやっつけたよ!」「これでこどもたちもてんごくへいけるね!」
今日の実験はこれでおしまいなのでこの二匹を元の場所へと戻しておく。ゆっくりに秘孔が効くことは完全に証明できた。これで無事お嬢様にも見せられそうね。
そのまま気分よく眠りにつき、朝から門番業務をこなす。相変わらず退屈だが今日の夜のことを思うとあっという間に過ぎて行った。
それからの2週間はとても楽しかった。
昼のうちに咲夜さんとメイド隊が集めてくれたため実験台には困らなかった。
新血愁と心霊台の実験はあっという間に狂ってしまってただの動く饅頭になってしまったがちゃんと最後は肉汁を全身から撒き散らして死んでくれた。
残悔積歩拳では何故後ろに下がるか分からずに地面に激突するまで「ざぐやーー!! だずげで!ざぐやーーー?!!」と叫んでいた。それをみて咲夜さんは露骨に嫌な顔をしていたが。
大量にいるれいむとまりさ相手には一気にたくさんの相手の秘孔を突く技の練習台になってもらった。
そうしてお披露目の日。
「で?どんなのを見せてくれるのかしら?」
「外の世界の拳法とは興味深いわね。レミィの持ってきてくれた本を読んだけどやっぱり実際に見なくちゃね」
「お嬢様パチュリー様紅茶のおかわりはいかがですか?」
庭には大量のれいむとまりさがおかれそれをパラソルの下でお嬢様とパチュリー様が眺めておりそばには咲夜さんが控えている。
周りにはたくさんの妖精メイド。どうやら私の拳法お披露目は紅魔館一大イベントになったようだ。
「では!紅 美鈴いきます!」と宣言してゆっくり達の真ん中へ
ゆっくりの位置を確認すると早速あぐらをかく。 周りのゆっくりは興味津々の様だ
そして両手を横に構え気を発する「ゆっく~り~」「ゆ~ゆ~」どうやら気持ちいいようだ 。この技は相手に苦痛を感じさせずに葬る技なのだ。
そして全員に当たっているのを確認すると既に確認済みの秘孔をつく。
「せめて痛みを知らずに安らかに死んでね♪」
「「「ゆっくりしたよ~!」」」 全員笑顔のままぐちゃぐちゃになっていき、あたり一面餡子の海と化した。
「これは…凄いわね色々と」「あんまり気持ちのいいものではありませんね。」「百聞は一見にしかずね。いいものが見れたわ。」
どうやら好評だったようね。
「お嬢様どうですか?」
「う~ん1か月でちゃんと習得できると思わなかったわ。見くびってたわごめんね美鈴」
久々にほめてもらえた気がする。それだけで頑張ったかいがあったというものね。
「じゃ、さっそく新しい仕事よ。ここの餡子片づけてね」
やっぱり悪魔だった。

今日も紅魔館は平和である。


なんというか適当ですね。
もっといろいろ虐待は考えてあったんですが文章にして伝えることができずどうもうまくいかないので削ってしまいました。
もう最近はうまい職人さんが多すぎて、ほぼROM専です。アイデアは何個かあるので文章にすることができれば書きたいと思うのですが。
ああ、あとはじめにゆっくりがなかなか死ななかったのはそれが長すぎる3秒だからです。

ゆっくりハンターの人





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最終更新:2008年09月14日 11:09
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