注意書き
あまり虐待してません。
家に
ゆっくりが現れた に似た
タイトルですが全然話のつながりはありません。
夜、家に帰ってくると、扉が半開きになっていた。
まさか、鍵をかけ忘れた?そんなバカな、鍵をかけ忘れてもドアを閉め忘れるバカはいまい。
まさか、泥棒?そんなバカな、泥棒だったらちゃんとドアぐらい閉めてる。
とりあえず自分は万が一のために、用心しながらドアを開けて中に入って行く、やっぱり俺の予想、読者さんの予想は当たった。
だが、中で起きていることは俺の予想外だったし、読者さんの予想外だったと思う。
「ゆっくりしね!!」
「はやくしぬんだね!!すくなくともゆっくりしないでねー!!」
「ちね!!ちね!!」
「おねーちゃんのかちゃきなんだゃよー!!」
「もうやべづんだぜ!!じんじゃぶんだべ!!」
「いやあああ!!どかいばらじぐないいぃぃぃ!!」
居間では夫婦と思われるちぇんとれいむ、その子供数匹が、これまた夫婦と思われるまりさとありすを攻撃していた。
まりさ達が抵抗したのか周囲につぶれた個ゆっくりらしきものが見えるが、数の暴力に押されたのか二匹とももうぼろぼろでろくに抵抗もできないようだ。
しかしなぜこんなことになっているのだろう?同じ家を自分の家宣言したため喧嘩になったのだろうか?
そんな考え事をしている俺に気がついたのかまりさが俺に向かって叫んだ。
「お、ぼにーざん!!ばりざをだずけでほじぃんだぜぇぇ!!」
するとどういうことだろう?今までまりさとありすを攻撃していたゆっくり達が攻撃をやめ、二匹から離れた。
「さて、お前ら、俺の家で何をやっているんだ?」
「な、なにをいってるのかしら?ここはとかいはなありすとまりさのあいの…「だまってねー!!」げぶっ!!」
ありすが自分の家宣言する前にちぇんに妨害される、やっぱり自分の家争いだろうか?
「おにいさんのいえにこいつらがかってにはいったからこらしめてたんだよー!!」
「ゆっくりできないやつだったからみんなでゆっくりこらしめてたよ!!」
「しょーだよ!!このまりしゃおねーしゃんとありちゅおねーしゃんはゆっちゅりできにゃいやつだよ!!」
つまりこのれいむとちぇんは俺の家を守ろうとしていたのか?居間の惨状を見た限りではこいつらが介入したから散らかったようにも見えるが…
「れいむとちぇんはこう言っているが…こいつらの言う通りなのか?」
とりあえずまりさとアリスの意見も聞いておく、裁判はお互いの意見を聞かないとね。
「う、うそはっぴゃくだぜ!!」
「そうよ!!いなかものよ!!」
「ここはだれのおうちでもないからまりさとありすのあいのすにしようとおもっただけなのにこいつらがよこどりしてこようとしたんだぜ!!」
はい、確定。
「そうか…お互いの言い分は大体わかった、確かに人のゆっくりプレイスを奪うのは悪いことだよな!!」
そういった瞬間、まりさとありすの顔が百万ドルの夜景みたいな笑顔になる。
俺はそれを無視して窓を開けた。
「でもな」
「ぜっ!?」「んほっ!?」
ガっ!!という効果音をつけて二匹の頭をつかんだ、力は加えているけどゆっくりが死ぬほどの強さじゃない。
「残念だがここは俺の家、俺のゆっくりプレイス、つまり悪いのは俺の家を奪ったお前たちだ、そしてぇ!!」
俺は思いっきり両手を振りかぶり…
「愛の巣ってのは二人で一緒に作るから愛の巣なんだぜ!!」
思いっきり外に放り投げた。
「それなんてとかいはなのおぉぉぉぉぉ…」
「わかったんだぜえぇぇぇぇぇ…」
二匹はきれいな放物線を描き夜の闇の中に消えていった。まあ、あそこらへんは草地だったはずだから変な落ち方しない限りは死にはしないだろう。
「さすがおにいさん!!ゆっくりしてるね!!」
「せいぎはかつんだね!!わかるよー!!」
「ゆっちゅりー!!ゆっちゅりー!!」
れいむ、ちぇん、そしてその子供たちも俺を祝福してくれた。
「じゃあゆっくりしているおにいさん!!おにいさんのおうちをまもったれいむたちにごはんちょうだいね!!」
なんだそれ?お前らがいたから話がややこしくなったんだが…まあ、実際守ってもらったのは事実だから適当にクッキーでもやってお引き取り願おう。
「そしてごはんをあげたらこのいえをちぇんとれいむにわたしてねー、わかったねー?」
あん?なんだって?
「まったく、じぶんのいえをあんなわるいゆっくりにとられるなんておにいさんはばかだね!!」
「じぶんのいえをまもるぎむもはたせないおにいさんにこのいえはまかせれないから、いまからこのいえはじぶんでまもれるちぇんたちのものになったんだよー!!」
「わかったらゆっくりごはんをよういしてね!!よういしたらでていってね!!」
「でていっちぇね!!」
わぁお、ついにゆっくりずむもここまできたのか…
「良いよ、お前たちに最高のご飯をご馳走してやるよ…」
俺は手に持っていたクッキーの缶を棚にしまうとフライパンに油をひき、コンロに火をつけた。
続きません
あとがき
子供の純粋さと大人の汚さ、醜さを集めたもの、それがゆっくりだと思うんだ。
なんか連続で似たような作風になってる気がする…何とかしなきゃ。
10月2日 1813 セイン
最終更新:2008年10月05日 17:22