ここは
ゆっくりの全てがわかる(かもしれない)ゆっくり博物館。
博物館とは言うもののゆっくりの飼育や新薬実験なども行われており、非常に多様な側面から
ゆっくりについての研究を行っている。
博物館としての側面は研究資金集めの一環であり、あくまでその中の一部に過ぎない。
「皆さん、ここから先はゆっくりの生殖に関するコーナーとなります。そういった光景を不快に思われる方は入場をお控えください」
※ぺにまむ設定やゆっくり同士の交尾があります
「それでは・・・ゆっくりしていってね!」
『無性器型の交尾』
「このコーナーに展示されているのは交尾の際にぺにぺに・まむまむといった性器を用いないゆっくりの交尾」
「交尾を展示するというのは訳の判らない表現ですが、百聞は一見にしかず。目の前の70cm×40cmの箱をご覧下さい」
促されるがままに透明なケースを見たあなたの視界に飛び込んできたのは2匹の成体ゆっくり。
互いに顔を真っ赤にして頬を擦りつけながら、息を荒くしている。どうやらこれが無性器型の交尾らしい。
一方はゆっくりまりさで、もう一方はゆっくりありすというわりとオーソドックスな組み合わせのカップルだ。
良く見てみると2匹の体には振動を与え興奮させるための器具と栄養補給用のチューブが取り付けられている。
そして、その先には【八意謹製媚薬入りオレンジジュース】とかかれた袋がぶら下がっていた。
「まりざぁ、いぐよぉぉぉおおお!いっぢゃうよおおおおお!!」
「やめでええええええ!まりぢゃいっぎだぐないいいいいいい!!」
「づんででなまりざもがわいいいよおおおおおおお!!」
「「んほおおおおおおおおお!すっきりー!!」」
顔を真っ赤にして血走った目を見開き、涎をぼたぼたと零しながらまりさの耳まで犯すありす。
一方のまりさは顔は真っ青、泣きはらして目は真っ赤。それでも涙を零しながら「だれがだすげでええ!」と叫んでいる。
そんな2匹は博物館を訪れた老若男女問わず多数の人々に見守られながら、仲良く絶頂に達した。
まりさがありすに一方的に陵辱されているだけのようにも見えるが、気にするほどのことでもないだろう。
余談だが、ちゃんと不妊治療は施されているらしい。
「ゆふぅ・・・まりぢゃあああああ!もっどずっぎりぢようねええええええ!!」
「いやだああああああ!まりぢゃぢんぢゃうううううう!ぢにだぐないいいいい!!」
「まりぢゃあああああ!がわいいよおおおおおおおお!!」
媚薬の効果は絶大で、ついさっき絶頂に達したばかりであるにもかかわらず、すぐに第2ラウンドが始まる。
しかし、同じものを何度も見る必要は無いと判断したあなたは2匹から視線を外し、次の展示へと向かっていった。
『しーしー』
「ゆっくりにとって水分の過剰摂取は命に関わる問題で、彼女らはその危険を回避するために放尿します」
「こちらの展示は自身の命と言っても過言ではない餡子を守るために放尿をしているゆっくりの姿です」
今度のケースは40cm四方程度で、さっきのものよりずいぶんと小さいが、中にいるゆっくりはれいむ種が1匹だけ。
口の下の、下あごにあたる部分に普段は見られない小さな穴が開いていて、そこから意外に勢い良く餡子の混じった水を放出している。
頬がほんのりと紅潮しており、その表情はまさに恍惚の笑みと呼ばれる代物だった。
「ゆふぅ~ん・・・しーしーきもちいいよぉ~♪」
チョロチョロチョロチョロチョロ・・・・・・
「でも、そろそろ止まって欲しいよ!」
チョロチョロチョロチョロチョロ・・・・・・
「ちーちーさん、ゆっくりしないでとまってね!」
チョロチョロチョロチョロチョロ・・・・・・
「ゆううううううう!どうしてとまってくれないの!」
チョロチョロチョロチョロチョロ・・・・・・
「おねがいだよおおお!ぢーぢーざんどばっでえええええ!?」
チョロチョロチョロチョロチョロ・・・・・・
「ごれじゃゆっぐぢでぎないよ!!」
チョロチョロチョロチョロチョロ・・・・・・
チョロチョロチョロチョロチョロ・・・・・・
チョロチョロチョロチョロチョロ・・・・・・
チョロチョロチョロチョロチョロ・・・・・・
チョロチョロチョロチョロチョロ・・・・・・
チョロチョロチョロチョロチョロ・・・・・・
いつの間にやら恍惚の笑みは尿が止まらないことへの不快感や、他のことが出来ない退屈さに負けて泣き顔に変わっていた。
もっとも、足にあたる部分を固定されているので尿が止まったところで動けないのだが、当のれいむはそのことをすっかり忘れているらしい。
あなたはれいむに取り付けられた管の先に【八意謹製利尿剤入りオレンジジュース】と書かれた袋があるのを確認すると次のブースへと向かった。
『ぺにぺに』
「こちらに展示されているゆっくりれいむの下あご付近にご注目ください。小さな突起が見えるはずです」
「この突起はぺにぺにと呼ばれる器官で、哺乳類型の出産をするための器官がこのような形状を取って露出したものだと言われています」
あなたの視線の先には先ほどの40cm四方のものと同じサイズのケースが3つ並んでいる。
一つ目のケースには小さな穴が開いていて、台に固定されたまりさのぺにぺにがそこから露出し、誰でも自由に触れるようになっていた。
まりさは目を血走らせながら、「まりぢゃをずっぎりさせでねえええええええ!!」とまるで発情モードのありすのようなことを口走っている。
二つ目のケースにはギンギンに怒張したぺにぺにを見せびらかすかのように掲げたゆっくりありすが収められていた。
彼女はまりさ以上に目を血走らせて、気が狂ったかのような表情を浮かべて「ずっぎりぢだいいいいいい!!?」と叫び続けている。
三つ目のケースにはれいむが収められていて、彼女のぺにぺには針金を通して固定され、一部が切り開かれていて中身の餡子の様子が伺えた。
こちらも目を血走らせながら「でいぶのべにべにがあああああああああ!?」と切り開かれた自分のそれを凝視しつつ喚き散らしている。
「だれが!まりぢゃをずっぎぢざぜでねえ!?」
「ゆうううううう!?ずっぎりぢだいいいいいいいいい!?」
「でいぶのべにべにがあああああああ!?」
「だれが!まりぢゃをずっぎぢざぜでねえ!?」
「ゆうううううう!?ずっぎりぢだいいいいいいいいい!?」
「でいぶのべにべにがあああああああ!?」
同じような言葉を延々と繰り返す3匹の体を良く見てみるとまたしても栄養補給用と思しき管がついている。
そして、その先に【八意謹製精力剤入りオレンジジュース】と書かれた袋がぶら下がっているのを確認したあなたはさっさと次の展示に向かった。
『まむまむ』
「こちらは先ほどの展示物であるぺにぺにと対になるものと言える器官で、後で紹介する産道とは似て非なるもの」
「産道の場合、胎児に餡子を食べられないようになのか内側に薄い皮を形成しますが、まむまむは餡子が露出しています」
ここもさっきの展示と同じように3つのケースに3匹のゆっくりが収められている。
一つ目のケースには小さな穴が開いていて、下あごに開いた穴をそこに密着させた状態でゆっくりぱちゅりーが固定されていた。
酷くおびえた様子で通り過ぎる人々を見つめる彼女は客の子どもが人差し指をねじ込んで中身をかき回した瞬間に気が狂ったかのような悲鳴を上げる。
二つ目のケースはしっかり密閉され、そこには針金でまむまむを少し開いた格好で固定されているゆっくりちぇんが展示されていた。
尻尾までがっちりと固定されて身じろき一つ出来ない格好で陰部を晒し、客にその地帯を見られることを恥じらって「わからないよー」と鳴いている。
三つ目のケースではまむまむ付近の皮を切り取られ、そこにガラスをはめ込まれたゆっくりみょんが中身をさらけ出していた。
まむまむをおっぴろげて顔をほんのり朱に染めながら「ぢ、ぢんぽーっ!?」と泣き叫ぶ光景はシュールなことこの上ない。
「ゆびぃ!ゆぎぃ!やべでええ!ばぢゅりーごわれぢゃううううう!!」
「やめてね!みないでね!どうしてみるのー!わからないよー!」
「ぢんぼーっ!ちんぽっ!ちーんぽっ!?」
羞恥心や苦痛と必死に戦っている3匹の体をじっくり観察するとやっぱり管が伸びている。
そして、その先には予想通り【八意謹製媚薬入りオレンジジュース】とかかれた袋がぶら下がっていた。
何故かわからないがそれを確認すると少し嬉しくなったあなたは鼻歌を口ずさみながら次の展示へ向かっていった。
『あにゃる』
「あにゃるは比較的保有するものの数の少ない器官で、その用途は人間のそれとは比較にならないほど多岐にわたる」
「人間や他の動物の場合、排泄のみですが、ゆっくりの場合はあにゃるで受餡することも可能だと言われています」
目の前には40cm四方のケースが2つ設置されており、その中にいるゆっくりはどちらもゆっくりまりさだった。
一方のまりさはひりだすものが何もないのではないかと思えるほどにやせ衰え、出すもののないにも関わらず強引にあにゃる広げられて苦しんでいる。
もう一方のまりさはこれ以上食べると破裂するのではないかと言うほどに食べ物をねじ込まれ、絶え間なく排泄することを余儀なくされてる。
どちらも上記を逸した経験と苦痛のあまりに白目を剥いて「たしゅけて・・・たしゅけてよぉ・・・」とうわごとのように呟いている。
「おなかすいたよぉ・・・これじゃゆっくりできないよ・・・」
「ゆぐぇええええ・・・もうだべれないよ!やべでね!やべ・・・ゆぐっ!?」
満腹と空腹。それぞれに真逆の苦痛を訴えながら通路にあにゃるを向ける2匹の姿はすこぶる異様なものだった。
案の定、2匹にも管がつながれていたが、どちらのものも他のゆっくり達についていたものよりも細い。
そして、その細い管の先には【八意謹製○○なお薬入りオレンジジュース】と書かれた袋がぶら下がっている。
なんだかその袋の存在意義がわからなくなってきたあなたは首をかしげながらも次の展示へと歩いていった。
『ぺにまむ交尾』
「ぺにまむとは頬ずりによっての繁殖だと仲間同士でのスキンシップが図りにくい問う問題を解消するために出来た器官だと言われています」
「また、家族の役割を決定する役割もあり、自然と活動的なほうがタチになるそうです。これもゆっくりがよりゆっくりするための知恵なんですね」
そこにはさきほど頬ずり型交尾を紹介するときに使用されていた70cm×40cmくらいの2匹用のケースが3つ並んでいた。
一つ目にはゆっくりありすとゆっくりまりさが向かい合うように放り込まれ、よく見てみればぺにまむはきっちりドッキングしている。
2匹が入ると殆ど余裕のない狭いケースの中でも一心不乱に体をゆするありすはどこかご満悦といった感じの表情を浮かべて、
「まりぢゃあああ、ぎもぢいいいよおおおおお!!」とか「まいぢゃのまむまむとかいはよおおおおお!!」などとぴロートークを繰り広げている。
が、一方のまりさはこの世の終わりとでも言いたげな絶望の色のにじんだ表情で、ありすに「止めて」と必死に懇願している。
もっとも、そういわれて自重する相手ではないので、時々客の中から優しそうな人を見つけては「おにーざああん、まりぢゃをだすげでええええ!?」と叫んでいた。
二つ目のケースには1匹のゆっくりれいむと、プラスチック製の透明なゆっくりありすの形をしたおもちゃが置かれていた。
そのおもちゃを目を凝らして見てみると、ぺにぺにが勃起した状態になっており、それがきっちりとれいむのまむまむに挿入されている。
どうやらこのケースは交尾中のまむまむ内の様子をじっくりと観察するためのものらしい。気持ち悪いことを考える輩がいるものだ。
ケースの中のれいむは大勢に見られる羞恥心に頬を染めつつ「もうやべでえええ!?」と懇願するも、何らかの仕掛けによって自動的に動くそのおもちゃの動きは止まらない。
そうこうしているうちにもれいむは絶頂に達し「んほおおおおお!すっきりー!」と涙ながらにすっきり宣言。しかし、その最中にもおもちゃの動きは一切止まらない。
ある意味ありす以上の容赦ない攻めにれいむはまむまむの周囲の皮をぼろぼろにしながらも「ゆ゛っ・・・ゆ゛っ・・・」とにごった嬌声を上げ続けていた。
そして三つ目のケースの中では一匹のゆっくりまりさが透明のゆっくりれいむのおもちゃにぺにぺにをねじ込んで一心不乱に体をゆすっている。
どうやらこちらは交尾中のぺにぺにの動きを観察するためのものらしく、既に何度か絶頂に達した際に出したと思しき餡子がおもちゃの中に溜まっていた。
「もうずっぎりぢだぐないいいい!ぢだぐないのにいいいいい!?」
そう言って泣き叫ぶまりさの体には振動を与えて強制的に発情させるための器具が取り付けられている。
その振動によって、何度すっきりしても発情が終らず、相当な量の餡子をおもちゃの中に射餡する羽目になったのだろう。
3つのケージの中に生きたゆっくりが4匹。見てみればやはり4匹の体にも管が取り付けられており、その先には袋がある。
そして、その袋には【八意謹製精力剤と媚薬入りオレンジジュース】と妙に可愛らしい字で書かれていた。
八意って誰だよ、と今更ながらに思いつつもあなたは更に奥の展示へと進んでいった。
『にんっしん』
「にんっしんとはゆっくりが妊娠することで、特に哺乳類型の胎生の出産を行う過程で胎内に子を宿した状態のことを指します」
「この状態のゆっくりは子どもの分以上に体が大きくなるので比較的丈夫な反面、非常に動きが鈍く狩りを行えないためつがいに依存します」
さっきまでの小ぢんまりとした展示からうって変わって、そこに設置された3つのガラス張りの部屋はゆっくりには十分すぎるほど大きかった。
そしてその部屋にいるゆっくり達は皆揃ってにんっしん中のゆっくりなのだが、与えられた条件が微妙に違っているらしい。
一つ目の部屋のゆっくりまりさはただひたすら孤独の中で出産の日を、新しい家族が出来ることで孤独から開放される日を心待ちにしている。
「ゆゆっ・・・ごはんだよ・・・。ゆっくりたべるよ・・・むーしゃむーしゃ、しあわせー・・・」
その眼差しには生気が感じられず、与えられた餌もただ機械的に咀嚼しているだけ。じっとしているにもかかわらずとてもゆっくりしているようには見えなかった。
「まりさのあかちゃん・・・ゆっくりしないでうまれてねぇ・・・」
二つ目の部屋にいるゆっくりれいむはさっきの部屋のまりさのつがいらしいが、こちらもしっかりとにんっしんしている。
こっちの部屋はさっきの部屋を仕切るガラスはマジックミラーで、どうやられいむのほうからは隣の部屋とまりさが見えているらしい。
先に述べたようににんっしん中のゆっくりはパートナーに依存する。だから、このれいむは自分に見向きもしないまりさをじっと見つめながら泣いてばかりいた。
「まりさ、どうしてれいむにごはんをもってきてくれないの!?れいむおこるよ、ぷんぷん!!」
「ぷんぷん!・・・・・・・・・どほぢでむぢずるのおおおおお!?」
向こう側にいるまりさは孤独と言う
おまけつきでもしかしたら自分以上の苦しみを味わっているかも知れないというのにそんなことを口走っていた。
少し見ればまりさもにんっしんしていることが伺えるのだが、依存意識が強すぎて相手の状態を伺っていられるほどの余裕もないようだ。
「これじゃれいむのあかちゃんがゆっくりできないよ!」
そして三つ目の部屋にはれいむとまりさの2匹のゆっくりがいた。にんっしんしているのはれいむのほうで、いまやまりさの倍近い大きさにまで達している。
しかし、まりさは自分よりも格段に大きいれいむを気遣い、非常に大事にしている。
やれ「どこかいたいところはない?」だの「おなかすいてない?」などと何かにつけてれいむの体調を心配していた。
なんともゆっくりした光景である。
「ゆゆっ!まりさ、ありがとう!れいむがんばってゆっくりしたあかちゃんをうむよ!」
「ゆゆっ!れいむ、ゆっくりがんばってゆっくりしたあかちゃんをゆっくりうんでね!」
四者四様の赤ちゃんへの願望。しかし、その部屋の下のプレートには可愛らしい文字でこんな一文が・・・
【赤ちゃんの出産日:永久に未定。既に赤ちゃんは摘出し、代わりに大きなスーパーボールを入れて接着剤で固定しています】
・・・・・・まあ、夢さえあれば生きていけるだろう・・・そんなことを考えながらあなたは次の展示へと急いだ。
『蔦』
「蔦による出産は一度に産める子どもの数が多く、またあまり成熟していない個体でも行えることが大きな特徴といえるでしょう」
「野生では比較的よく見られる出産ですが、飼育する場合は一度に数が産まれることや、赤ちゃんが脆すぎることからあまり歓迎されません」
にんっしんの部屋と違って、展示用の部屋は一つだけ。しかも、そのたったひとつの部屋に仰向けに寝かされた蔦の生えたゆっくりがずらりと並んでいた。
よーくその部屋を観察してみると無数の小さな小部屋に仕切られていて、それが母体から産まれた赤ちゃんを効率よく回収するための加工所方式であることが伺える。
「「「「「「「ゆっくちちていっちぇね!」」」」」」」
「ゆーっ!れいむのあかちゃん、ゆっくりしていってね!」
「「「「「「「ありぇ、しゅるしゅるしゅべりゅよ?」」」」」」」
「ゆゆっ!あかちゃんへんじしてね!?」
「「「「「「「ゆーっ!おきゃーしゃーん、たしゅけちぇーーーー!?」」」」」」」
「れいむのあかちゃんんどこおおおおおおおおおおお!?」
どうやら、ここでは蔦型の展示と同時に赤ゆっくりの回収を並行して行っているらしい。
そのせいか、さっきのように仰向けに寝かされた親が我が子と一切顔を会わせることなく今生の別れとなることも多々あるようだ。
部屋に敷き詰められたゆっくりの数はゆうに100を超えている。それだけにほんの数分見ているだけで確実に赤ちゃんと親の別れを見ることが出来る。
「ゆゆっ!だれか、れいむをゆっくりたすけてね!」
床に敷き詰められたゆっくり達を眺めていると突然上のほうから声が聞こえてきた。
その方向を見てみると、そこには数匹のゆっくりが頭に生えた菊を物干し竿に括りつけられた格好でぶら下がっていた。
更にそのゆっくり達の足には錘がぶら下がっており、どの程度の重さまで耐えられるのかが詳細に記述されている。
・・・こんなこと調べてどうするんだ?
そんな疑問を抱きながらもあなたは助けを求めるゆっくりの言葉を聞き流して次の展示へと向かっていった。
『産道』
「ぺにまむの展示でも詳しく記載していますが、産道には受餡用の穴をのぞいてうっすらと皮が形成されて、餡子を守っています」
「これによって全身の皮を動かすことの出来るゆっくりは出産時に子どもを押し出せるようになり、その他様々な点で安全に出産の日を迎えられるようになります」
70cm四方くらいの大きさの透明なケースの中にいるのは何の変哲もない1匹のゆっくりれいむだった。
ただし、彼女の産道にはプラスチック製のチューブがねじ込まれており、それによって子どもを産んだ後であるにもかかわらず産道が開いたままになっている。
産道を強引にこじ開けられている彼女は化け物じみたという言葉が似合いそうなほど必死の形相を浮かべて何か叫んでいる。
「ゆびぃ・・・・ぢぬうぅぅぅう・・・ぢんぢゃううううううう!」
「でいぶのぽんぽんがぢぎれぢゃうよおおおおおお!?」
「どほぢでごんなごどずるのおお・・・!」
しかし、誰一人としてその叫びに応じることなくただ淡々と彼女の開きっぱなしの産道を眺めている。
その視線を感じるたびにれいむは痛みを感じながらも羞恥に頬を染めて「みないでええええ!」と叫んでいた。
「みでないででいぶをだずげでよおおおおおお・・・!?」
「おにいいざああああん、だずげでえええええ・・・」
やはり、何度叫んでも、泣いても誰も助けてはくれない。
勿論、あなたもその中の一人。泣き叫ぶれいむを完全に無視して更に奥へと進んでいくと、可愛らしい文字で書かれたプレートを発見する。
そこには【ここから先は謎の天才薬師八意永琳の研究館】と書かれていた。
先ほどからやたらとその名前を見かけていたあなたは、興味の赴くままにその先と歩いていった。
‐‐‐あとがき‐‐‐
八意先生の研究館は118氏にでも丸投げと言うことで・・・
文章中に「あなたは~」なんてのが出てくるのは今世界樹やってるからです。
byゆっくりボールマン
最終更新:2008年10月17日 21:50