ゆっくりいじめ系1504 わがままは遺伝する

「ゆっくちちていっちぇね!!」
「ゆっくりしていってね!!」

れいむの体から勢いよく飛び出たたった1匹の子ゆっくりは、親に元気良く挨拶をした。
このれいむは伴侶のまりさを失って悲しかった。

まりさはれいむにとても優しかった。いつも大量のえさをもってきて、ゆっくりでも食べるのが極稀な果物や蜂蜜をとってきたりして、
2匹はとても幸せだった。

3日前すっきりをして胎生型にんっしんをし、後は生まれるのを待つだけだったが、昨日れみりゃに巣がばれそうになり、勇敢なまりさは自らをおとりにして
巣を出て行った。

「れみりゃがくるんだぜ!!」
「ゆゆっ!?ほんとう!!ゆっくりできなくなるよ!!」
れいむは確認したわけではなかったが、まりさの言うことを信じた。
「だいじょうぶ!まりさがおとりになるんだぜ!!れいむ!!いままでありがとうなんだぜ!!!」
「ばりざあああああああああああ!!!!!じなないでえええええええええええ!!!!!!!!!」

出て行ったまりさは深刻な顔ではなく、とても明るい顔をしていたが、れいむは気づかなかった。
胎生型にんっしんをしているれいむは動けないので、まりさがどうなったのかをわかる術はない。
だが、帰ってくるはずのまりさが帰ってこないので、れいむは死んだと思っていた。

死んだまりさの分までこの子とゆっくりしよう。この子はまりさと私の愛の結晶なのだから。

そして今日この子が生まれた。1匹だけだったが、それでも生まれてきたことがうれしかった。
これから親子でゆっくりしよう!
「おちびちゃん!ゆっくりすりすりしようね!!」
「ゆ!おかーしゃんとしゅりしゅりする!!しゅーりしゅーり♪しあわせー♪」
2匹は親愛の頬擦りを始めた。


だが、れいむが描いた幸せな親子というのは早くも暗礁に乗り上げた。
理由は、この子れいむがわがままだったからだ。
「おかーしゃん!!おにゃかしゅいた!!もっとごはんをもってきちぇにぇ!!」
「ごめんねおちびちゃん、ゆっくりもってくるからゆっくりまっててね!!」
「ぐずなおかーしゃんはきらいだよ!!はやくしちぇにぇ!!」

この子れいむは普通に生まれる子とは思えないほどわがままだった。普通の子ゆっくりより多く食べるし、味にうるさいし、れいむにとってご馳走であるバッタや
お花を度々取り上げられた。
子のわがままに頭を悩ますれいむだったが、それでも自分が苦労して生んだ子にはかわりない。
死んだまりさのためにも、この子は大切に育てたい。しばらくすれば、いつかわがままも直るだろうと、ゆっくりらしい前向きな考えでエサを毎日がんばって集めていた。
だがその考えは甘かった。子れいむはいつまで経ってもわがままを言ってきた。

「おかーしゃん!!おにゃかしゅいた!!!」
「まずいくささんはいらにゃいよ!!むしさんをもってきてにぇ!!」
「はちみつさんとりんごさんがたべたい!!もってきてにぇ!!」

さすがに耐え切れなくなり、れいむは

「どぼじでぞんなごどいうのおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!わがままいわないで食べてよおおおおおおおおおお!!!!!!!!」

すると子れいむは

「ゆ!!おかーしゃんはれーみゅがきらいなの!?こどもをたいせつにしないおかーしゃんなんてだいきらい!!」

「ぞんなごどいわないでえええええええええええええ!!!!!!!!!」

もはや、れいむは子れいむの奴隷となっていた。
子れいむは、成体となっても一切狩りをせずに親に食べ物を持ってこさせた。

だが、それがいつまでもつづくわけがない。とうとうれいむは過労死してしまった。

「おかーさん!!なにねてるの!?かわいいれいむのためにはやくごはんをもってきてね!!」
「きこえなかったの!?れいむはおなかがすいているんだよ!!」
「いつまでねてるの!?おかーさんはばかなの?しぬの?」
「れいむおなかすいたよ!!はやくもってこないとおこるよ!!ぷんぷん!!!」

黒く朽ちたれいむに話しかける子れいむ。親が死んだと理解していないようだ。
腹が減り、食べ物を探したが巣の中にはなかった。すると目の前の黒ずんだものから甘いにおいがしたので食べてみた。

「ゆゆ!?とってもあまくておいしいよ!!むーしゃむーしゃしあわせー♪」

食べ終わった後、子れいむは気づいた、親がいなくなったことに。

「ゆゆっ!?おかーさんがいなくなったよ!!おかーさん、かくれてないででてきてね!!」
「きこえなかったの?おかーさん、はやくでてこないとれいむおこるよ!!」
「いつまでかくれているの?おかーさんはばかなの?しぬの?」

だがいつまで経っても親が来ることはなかった。

「おかああさああああああああああああああん!!!!!!!はやくれいむにごはんもってきてよおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!」


しばらく泣き叫ぶ子れいむ。




2日後、死に掛かっていたれいむをまりさがみつけた。
まりさはれいむにとても優しかった。いつも大量のえさをもってきて、ゆっくりでも食べるのが極稀な果物や蜂蜜をとってきたりして、
2匹はとても幸せだった。
といっても、れいむがわがままを言っているだけなのだが。2匹が幸せというのも、れいむの視点からみればの事であった。

「まりさ!!れいむおなかすいたよ!!ごはんもってきてね!!!」
「ゆう、ごめんなんだぜ。もうすこししたらあつめにいくんだぜ!」
「はやくしてね!!ぐずはきらいだよ!!!」

しばらくした後、2匹はすっきりし、植物型にんっしんをした。生まれた子はれいむが3匹、まりさが3匹だった。
「「「「ゆっくちちていっちぇね!!」」」」
「ゆっくりしていってね!!」

だが、生まれた子は皆わがままを言う子だった。

「まりさ!!れいむとかわいいおちびちゃんたちのためにごはんをもってきてね!!」
「おとーしゃん!れーみゅおなかしゅいた!!」
「まりしゃもおなかしゅいた!!はやくごはんをもってきてにぇ!!」
「もうつかれたんだぜえええええええええええええ!!!!!!!!!!!」

最初の1週間はまりさもがんばってきたが、さすがに無理であった。
なにより、まりさをいらつかせたのは親であるれいむが一切狩りをしなかったことだった。

「れいむ!!まりさばっかりに狩りをさせるんじゃないんだぜ!!れいむも狩りをしてくるんだぜ!!!」
「なにをいってるの?れいむはおちびちゃんたちをまもらないといけないんだよ?そんなこともわからないの?ばかなの?しぬの?」
「ばきゃなおとーしゃんはれーみゅたちにごはんをもってきてにぇ!!」

「なんでぞんなごどをいうんだぜええええええええええええええ!!!!!!!!!!」

さすがにまりさも耐え切れなくなった。
次の日、とうとう愛想をつかしたまりさは。

「れいむ!!もうまりさはここじゃゆっくりできないんだぜ!!!もうまりさはでていくんだぜ!!!」
「なにをいってるの?おちびちゃんたちをみすてるの?それでもおとーさんなの?ばかなの?」
このときれいむが謝れば、まりさもここに留まろうとした。だがれいむは謝るどころか、罵倒してきた。
もうここにいる必要はない。まりさはなにもいわずにでていった。

「おとーしゃん、どこにいったの?」
「ばかなおとーさんはれいむたちにごはんをとりにいったんだよ」

れいむはいまだにまりさが出て行ったと信じていなかった。ちゃんといつもどおりにエサをもってきてくれると思っていた。
3日たってもあらわれないまりさに、一家は怒っていた。

「まりさのばかあああああああああああ!!!!!!!!なにしてるのおおおおおおおおお!!!!!!!!」
「れーみゅおにゃかしゅいたああああああああああああ!!!!!!!!!!」
「まりしゃゆっくちできにゃいよおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!」

しばらくした後、子ゆっくり達はれいむを責め始めた。

「おかーしゃん!!れーみゅたちにごはんをもってきてにぇ!!!」
「まりしゃもおにゃかしゅいたよ!!!はやくもってきてにぇ!!!」

だが、れいむは生まれてから一切狩りをしたことがない。親がすべてもってきてくれたからだ。
だが、子を見放すことはできないので、そこらへんにある草をちぎってもってきたが。

「こんなにぎゃいのたべられにゃいよ!!!」
「もっとおいしいごはんをもってきてにぇ!!!」
「どぼじでぞんなごどいうのおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!」

親に付き添って、色々と食べられるものを教えてもらえばこんなことにはならなかっただろう。
だが、親もわがままならば子もわがままだった。

れいむの親である親れいむも非常にわがままだったのだ。それに愛想をつかしたまりさは、れみりゃかられいむを守ると言い訳を作って、巣を出て行った。

そして、このれいむもわがままをいいまくり、まりさに愛想をつかされてしまった。

親から子へと、しっかりと遺伝していたのである。


1週間も経たないうちに、このれいむは過労死してしまった。
残された6匹の子はどうなったのか、だれも知る者はいない。






あとがき
長いのを書いている合間に思いついた。
早く途中のを終わらせるようにします。


書いたもの
万能お兄さん1
万能お兄さん2
万能お兄さん3
万能お兄さん4
虐殺お兄さんの弱点

byロベルト


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最終更新:2008年11月15日 15:15
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