ゆっくりいじめ系1777 ありふれた喜劇と惨劇

※当方、実はエアガンなどを詳しく知らないため、違和感を覚えたりおかしいと思えるところがあると思いますが、どうか生温かく指摘するかスルーして下さい
※真似しないで下さい




「ゆゆっ! おかーしゃん、いっぱいごはんあつまっちゃね!」
「とってもゆっくりできるね!」
「ゆっくち〜♪」

「ゆっ、そうだ! いっぱいごはんあるから、あしたはぴくにっくにいこうね!」
「ぴくにっく! ゆゆ〜、ゆっくちできるよ〜♪」
「あしたぐらいごはんあつめなくても、いっぱいゆっくりできるよ!」
「ゆっくちできるね!」


「「「「「「「「ゆっくりしていってね!!!」」」」」」」」























今、私の目の前でゆっくりの一家が全滅の危機に晒されている。
なんて大げさに言ったが、なんてことはない。小学生の遊び道具になっているだけだ。

「ゆびっ! いだいよ゛っ! ゆっぐりでぎないよ! ゆっぐりやべてねっ!」
「ゆえ゛ぇぇぇぇん!! まりしゃおきゃーしゃん、いちゃいよぉぉぉぉぉ!!」
「ゆっぐりでぎないなんで、どがいはじゃないわっ!!」

遊具も少ない公園の中で、親まりさと親ありす、そして六匹の子ゆっくり達が泣きながら懇願し、逃げ惑っている。
そのゆっくり達が懇願している相手、三人の小学生はエアガンを片手にBB弾をゆっくり達に撃ち放っていた。

「ゆびっ!」
「よっしゃ、子ありすの目に直撃!」

うち一人の子供が放ったBBが子ありすの右目を潰した。どろり、とカスタードクリームが漏れてその悲惨さをあらわしている。

「ゆびぃぃぃぃぃん!! いぢゃいよ゛ぉぉぉぉぉ!!」

片目を失った痛みでありすがゆんゆんと泣き出した。それまでぴょんぴょん跳びはねて逃げていたのだが、足を止めてしまった。
その隙を逃さず、三人の少年は足を止めた子ありすに一斉にBB弾を放った。

「ゆびっ、ゆぶっ、ゆべっ! やべでっ、ありちゅをゆっくちさせちぇね!」

痛みで動けぬ子ありすはその場でうずくまる。構わず殺到するBB弾。間断なく放たれる凶弾は子ありすの命をじわじわと削っていく。
子ゆっくりの薄い皮が破れ、どろりと体からカスタードクリームが漏れる。

「やべでっ! まりさのあがぢゃんにひどいごどじないでね!」
「とがいはなおちびちゃんをいじめぢゃだめよっ!」

それまで逃げ跳ねていた親まりさと親ありすが小学生達の足元に群がって、必死で止めようとする。
だが、小学生達はそんな親ゆっくりを邪魔そうに蹴飛ばすと、エアガンで子ありすを射撃した。
やがて、

「ゆびっ、ゆぶっ……ゆ゛っ、ゆ゛っ、ゆ゛っ……」

小刻みに痙攣した後、子ありすは死に絶えた。体のクリームが流出しすぎたのだ。

「ゆびゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「ばりざのあがぢゃんがぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「おねぇぢゃぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!」
「ゆえ゛ぇぇぇぇぇぇぇぇん!!」

「よっし、一機撃墜!」
「次どいつにする?」

少年達は嬉々とした表情で楽しげに声を交わす。
私と少年たち以外は人のいない公園で繰り広げられる、人間にとっての喜劇、ゆっくりにとっての惨劇。
エアガンで撃たれている対象が犬や猫ならば、私もそれなりの良心と常識をもつ大人として止めただろうが、相手はゆっくりではそんな気も起こらない。
あまりおおっぴらには言えないが、私はゆっくりが泣いたり苦しんだりする様子を見て喜びを覚える人種なのだ。

それに、私も子供の頃はゆっくりではないが、虫などを無邪気に玩具にして遊んだ記憶がある。そのような経験から学ぶものもあるだろう。
少年達はちゃんとBB弾が目に入らぬようゴーグルもしているようだし、人に向かって撃ってもいない。
だから私が行なうべき注意といえば、

「君達〜、遊び終わったらBB弾はちゃんと片付けるんだぞ〜」

これぐらいだろうか?
他にも言うべき事はあると思うのだが、いかんせん私には思いつかなかった。

「は〜い!!」

見ず知らずの大人である私の言葉にも、少年達はしっかりと返事をしてくれた。
なかなか素直で良い子達のようだ。

ゆっくり達と言えば、今や公園中を跳ね回って少年達からの凶弾から逃れようとしている。
最初こそ固まっていたようだが、今や恐怖と混乱の坩堝にはまってバラバラに逃げ惑っている。
少年達もそれに対応するように、三方向に散らばってゆっくり達を追う。

「それっ!」

一人の少年が放った弾丸が一匹の子まりさの帽子を叩き落した。

「ゆゆっ!? まりちゃのおぼうし!」

それまで逃げていた子まりさは帽子を失ったことにより転回。落ちた帽子の元へ向かってそれを拾おうとするが、

「ゆびゅ! いぢゃい゛っ、いぢゃい゛っ、やめぢぇ!! ゆっぐぢでぎないよ゛っ!」

のろのろと帽子を拾おうとする子まりさに、容赦なくBB弾が降り注ぐ。
何発かは子まりさから外れ地面で跳ねるが、それ以上近づいて撃つのはプライドが許さないのか、少年は子ゆっくりかニメートル程離れて射撃する。
それでも殆どの弾丸は子まりさの体に当たっている。

帽子を弾き、髪を飛ばし、こめかみにめりこみ、左目を潰す。

「ゆびぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛!!」

生涯感じたことのない激痛に子まりさは目から餡子と砂糖水の混じった茶色い液体をドロドロと流す。
この子まりさが逃げた方面には他のゆっくりは来ておらず、誰も助けてはくれない。
いや、仮に助けてくれようとしても助けることは出来なかっただろう。

「いやぢゃぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!! まりぢゃもうおうぢがえる゛ぅぅぅぅぅぅ!!!」

子まりさはわんわん泣いて喚いて、痛みを必死で堪えながら跳ね始める。だが、痛みに堪えるため目を瞑っているためか見当違いの方へ跳ねる。
逃げる子まりさの後ろから、少年はエアガンで狙い撃つ。

既に体中穴だらけ。トマト程の大きさしかない子まりさは既に蜂の巣状態。その状態で跳ねればどうなるか。
もちゅ、もちゅ、と跳ねる度に穴から餡子が吹き出る。
やがて着地と同時に一発のBB弾が体の中心部分にあたり、

「ゆびゅっ!?」

短い断末魔と共に、子まりさはただの餡子と皮になった。





別の少年が追ったゆっくりは数が多かった。
親ありすと子ありす二匹、それに子まりさの四匹だ。

「ゆえ゛ぇぇぇぇぇぇん!!」
「いぢゃい、いぢゃいわ゛っ!」
「やべでね゛っ、おぢびぢゃんにひどいごどじないでっ! どがいはじゃないわ゛っ!」
「ありしゅおかーしゃん、たちゅけちぇ!!」

その少年は中々射撃が上手のようだ。
一発も外すことなく、全てのゆっくりに対して平等に撃ち散らしている。
装填スピードも中々に速いようだ。ゆっくり達はまるでゆっくりする暇もなく追い立てられる。

ビシビシと背面にあたるBB弾により、親ゆっくりも子ゆっくりも背中に黒い、または黄色い痣のようなものが出来ている。
子ゆっくりは滂沱の涙を、親ありすは珠のような雫をボロボロと流している。
理不尽に襲い掛かっている不幸に理解が追いついていない。

公園内をひた走るゆっくりと、それをゆっくりと追う少年。
だが少年は一旦射撃の手を止めると、途端にダッシュ。ゆっくり達を追い抜いて前方に回りこんだ。そして射撃。
少年の突然の行動にその名の通りゆっくりと動くゆっくりは対処できない。ゆっくりは急に止まれない。

子ゆっくりは顔面に、自らの速度とBB弾が飛んでくる速度という相乗的なダメージを食らうことになる。

「ゆびゃぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!」
「いぢゃい゛よ゛ぉぉぉぉぉ!! ゆっぐぢでぎないよ゛ぉぉぉ!!」
「ゆぐっ、えぐっ、おかーしゃん……」

子ありすと子まりさは元気良く泣き散らし、一匹の子ありすはめそめそと泣きじゃくる。

「ゆゆっ、おちびちゃんたち、ゆっくりおくちにはいるのよっ!」

するとそれを見かねた親ありすが、口を大きく開いて子ゆっくり達を自らの中に招いた。
成体ゆっくりはよくこうして、体の小さいゆっくりを守る習性がある。

「ゆ゛え゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ん!! みゃみゃぁぁぁぁぁぁ!!」
「ゆっぐぢじだいよ゛ぉぉぉぉぉ!!」

だが、この場合はそれが裏目に出てしまった。
三匹の子ゆっくりが口の中に入り、親ありすが口を閉じようとした瞬間だった。
ガシッ、と少年が親ありすの上顎を掴んで口が閉じるのを阻止したのだ。

「ゆっ!?」

親ありすの口の中から子ゆっくりの驚愕の声が聞こえる。
親ありすも目を見開き、驚愕に染まっている。
少年はゆっくりと開きっぱなしの親ありすの口内に銃口を向け、

「この距離じゃ狙い撃つもないから、圧倒させてもらう!」

連射。

「「「ゆびゃ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!!」」」

親ありすの口の中から、子ありす二匹と子まりさの絶叫が響く。
逃げ場の無い口の中にBB弾が無数に飛び込み、更には子ゆっくりを外した弾丸も親ありすの口の中で暴れ狂う。
親ありすも開いたままの口から「ゆ……あ゛ぁぁ」と苦しみの声をひねり出し、目はカッと見開かれている。

「もう゛いだいのいやぢゃ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!」
「ゆっぐぢぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛!!」

そして、袋小路でBB弾を浴び続けた子ゆっくり達がたまらず飛び出した。
しかし、その時。一匹の子ありすが親ありすの歯につまずいてしまい、少年の目の前でビタンと顔面をうちつけるように転んでしまった。
その間に子まりさともう一匹の子ありすは少年の足の間を抜けて逃げて行く。
決して見捨てたわけではない。自分のことだけで精一杯で他の事に気付く余力が無いのだ。

「ゆ゛ぅ……いぢゃいわ゛ぁ……」

転んだのは泣き虫の子ありすだった。手があれば痛む顔面を手で押さえていただろうが、無論ゆっくりにはそのような事は出来ず、痛みをぷるぷると堪えるのみ。
そしてゆっくりと起き上がった子ありすの、

「……ゆっ?」

こめかみに少年のエアガンの銃口が突きつけられていた。

「バーン」

無邪気な少年の声と共に一発の弾丸が放たれる。
至近距離から見舞われた凶弾は、まだ幼いゆっくりの薄い皮を突き破り、中のカスタードクリームを攪拌させる。

「ゆ゛っ、ゆ゛っ!」

それだけで、死んだ。
中の餡やクリームさえ無事ならば蛇並の生命力を有するゆっくりだが、中身が傷つけばあっさりと死ぬ。
それが子供ならなおさらだった。

「ゆぎゃぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!! ありずのおぢびぢゃんがぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!」

そんな我が子の死ぬ姿を、親ありすは間近で見てしまった。BB弾を受けて黄色い痣や傷穴が全身に出来た体を震わす。
そして、心が折れた。
痛い思いも、苦しい思いも、子を失った悲しみも、子を奪った者に対する憎しみも、幸せの渇望も。

全部を忘れて、現実から目をそむけた。

「もう゛いや゛っ!! ありずおうぢにがえるわ゛っ!!」

親ありすは子ありすの死骸を乗り越え、少年の脇を通って逃げ去る。
丁度逃げた先から、別方向に逃げていた親まりさと子まりさが別の少年に追い立てられていた。
親ありすの親まりさ、それに子ありすと子まりさ二匹は、向かい合うように合流すると向きを変えて一目散に公園の外に駆け出した。

皆、同じ気持ちだったのだ。
これ以上ここに居たくない。一刻も早くここから立ち去り、安心できる我が家に帰りたいと。

「あっ、待て!」
「逃がすかっ!」

少年達もその後を追う。
だが、

「ゆ゛っ!?」

どうしたことか親まりさが立ち止まった。
他のゆっくり一家はそんな親まりさに気付くことなく、ただゆっくりすることを望んで逃げ去っていく。
少年達も親まりさ一匹より数が多い逃げた方を追うことを優先したようで、親まりさだけが公園に取り残される形となった。

「……って、あれ」

少年達よ、公園中に散乱したBB弾は片付けていけよ。
そう思ったが既に遅かった。ゆっくりも少年達も公園の外に走り去っていた。

「やれやれ」

事の一部始終を見ていた私は、ベンチから立ち上げって置き去りにされた親まりさに近づいていった。
そして、なんで親まりさだけが立ち止まったのかを知った。

「うっ、うばれる゛ぅ……!」

なんということか。親まりさの下顎のあたりかに穴、産道が出来ており、そこから一匹の赤ゆっくりが顔をのぞかせていた。
胎生型出産だ。

どうりで下顎が膨らんでると思ったら、この親まりさ胎生型にんっしんっ! をしていたのか。
そんな体で子供達に向かうなんて、子を思う親の気持ちは立派だが自分の中にいる子供の事も考えなければ駄目だぞ。

「ゆ゛っ、まりざのあがぢゃん、ゆっぐぢうばれでね゛ぇ……」
「……それにしても」

みちみちと産道を押し広げて子を産もうとしているゆっくりを見て思う。
それにしても、相変わらず精神衛生に悪い気色悪い光景だ。こんなものを公衆の面前に晒すわけにはいかない。

「それっ」
「ゆぶっ!?」

私は親まりさを蹴飛ばした。ボスッ、ボスッと続けて蹴って行き、公園の隅の茂みまで飛ばしていく。
その一撃ごとに親まりさは呻き、出産中の子供をかばう素振りを見せる。

「ゆびっ! やっ、やべでねっ! まりざのおながにはあがぢゃんがいるんだよっ!」

親まりさは涙混じりにそう懇願するが、そんな事情知ったこっちゃない。
見慣れた私のような人間ならいざ知らず、あまりゆっくりを知らない一般人が見たら軽くトラウマ物なんだよ、お前たちの出産は。
だから私は人目のつかない所に運んだだけだ。

もっとも、そんな建前はここまでだ。
こっから先は、親まりさは私の玩具だ。子供達の遊び残しだが、私にとっては充分だ。

「ゆぐぐ……まりざのあがぢゃん、ゆっぐぢじでいっで────」

親まりさのセリフの途中で、後頭部を蹴る。

「ゆびっ!?」

蹴る、蹴る、蹴る。
ドスッ、ボスッ、ゴスッ。

「ゆぐっ!! やべでっでいっでるでじょ!? まりざのあがぢゃんがぁぁぁぁ!!」

構わず、蹴る。蹴る。蹴る。
一撃ごとに親まりさの体が浮き上がり、皮が陥没する。

「いぢゃい゛っぃぃぃぃ!! どぼじでごんなごどずるのぉぉぉぉぉ!!」

遂には大声で泣き叫び始めた。あまりにも五月蝿いので黙らせるために今度は上下にスタンピング。

「ゆびっ! なんでっ、どぼじでっ! まりざだぢは、ゆっぐりぴくにっくにぎだだげなのに゛ぃぃぃぃぃ!!」

スタンピングはあまり効果が無かったようなので、もう一度つま先蹴りに変える。
ピクニック、ねぇ。

そっちが虐める側である私の事情が分からないように、こっちもそちらの事情など知ったことではない。
だが、敢えて言わせてもらえるのならば、お前の言を借りるならば。

「どうしてピクニックでこんな所に来たんだよ」

大方、都会派とやらに憧れたありすに唆されたのだろう。それ以外の理由だとしても、恐らく近くの山に住むである野生のゆっくりがこんな所に来ることが間違っている。
大人しく山でピクニックをしてればいいものを。

「出てこなければ、やられなかったのに」

ドゴッ、ドムッと蹴る力を強めていく。もはや子ゆっくりなら必殺レベルだ。
その度に親まりさは珠のような涙を零し、歯を食いしばる。
体の内外からの痛みに必死に耐えている。

「ゆぐぐ……まりざのあがぢゃん、ゆっぐりうばれでね゛ぇ……!!」

こんな状況で産むのかと思ったが、どうやらこの親まりさは自分の命と引き換えにでも子を産み落すつもりのようだ。
自分が死んだら、最悪赤ゆっくりは母体の体内から出られずに死んでしまう恐れがある。
そんな事になるぐらいならばいっそ、自分の命を捨ててでも子を産んでやりたいのだろう。
言葉通り、死んでも産むだ。

必死に私の蹴りに耐える親まりさ。私は機械的に親まりさを蹴り続けながらも、必死に痛みに耐えて苦しむゆっくりの様子を堪能していた。
そんな状態が数秒か、十数秒か、数十秒か過ぎた頃、

「ゆ゛っ!」
「ゆっくち〜♪」

すぽん、と親まりさから赤ちゃんありすが生まれ出た。
その瞬間、私は全力で親まりさを蹴り殺した。
ぶちゃり、と饅頭の潰れる音とともに親まりさは死に絶えた。残ったのは泥にまみれた泥饅頭と、生まれたての赤ありす。

もう私は満足だ。この赤ありすをどうこうするつもりはない。
もっとも、こんな人間の生活圏内で、家族無しで生まれたてのゆっくりが生き延びれる道理は無い。

私はゆっくりと泥饅頭と赤ちゃん饅頭に背を向けてその場を立ち去った。
背後から「ゆっくちちていってね!」 と赤ありすの声が聞こえたが、そんな無邪気な声を出せるのも今のうちだろう。
きっと、あの赤ありすにはこれから波乱万丈の生涯が待っているに違いない。

そんな事を思いながら公園の、先ほど私が座っていたベンチの方へと戻っていくと先ほどゆっくり一家を追いかけていった少年達が戻ってきた。

「やぁ君たち。もうゆっくりはいいのかい?」

「うん、殆ど自転車や車に轢かれて死んじゃった」
「撃ち殺せたの子ありす一匹だけだった」
「つまーんね」

どうやら不完全燃焼のようだ。
だがその後、私が再度言うまでもなく少年達は公園中に散らばったBB弾を回収し始めた。
私はその様子を少しだけ見届けた後、公園を立ち去った。そろそろ待ち合わせの時間だ。

そして、公園を出て少し出たところの道、そこのあった標識の下にガタガタと震える子まりさを見つけた。
顔を俯かせて道路側に背を向けて、何かに脅えるように震えてうずくまっている。
多分、先ほどのゆっくり一家の生き残りだろう。運良く少年達の目から逃れたようだ。

私はその子まりさの近くに、足元にあった小石を拾って投げつけてみた。
カツン、と子まりさの脇に小石が落ちた瞬間、子まりさはビクゥ! と体を振るわせた。
私はその様子に口の端を吊り上げながら、いいものを見たとその場を後にする。

きっとあの子まりさとて長くは生きられまい。私が手を下すまでもなく。
さっきの赤ありすとこの子まりさ。どっちが長く生き延びるだろうかと夢想しながら、私は私の休日を堪能しに行く。
今日は虐待仲間と山にゆっくり狩りに行く日だ。









おわり





あとがきのようなもの

生まれた赤ありす? お察しの通りです


これまでに書いたもの

ゆっくり合戦
ゆッカー
ゆっくり求聞史紀
ゆっくり腹話術(前)
ゆっくり腹話術(後)
ゆっくりの飼い方 私の場合
虐待お兄さんVSゆっくりんピース
普通に虐待
普通に虐待2〜以下無限ループ〜
二つの計画
ある復讐の結末(前)
ある復讐の結末(中)
ある復讐の結末(後-1)
ある復讐の結末(後-2)
ある復讐の結末(後-3)
ゆっくりに育てられた子
ゆっくりに心囚われた男
晒し首
チャリンコ
コシアンルーレット前編
コシアンルーレット後編
いろいろと小ネタ ごった煮
庇護
庇護─選択の結果─
不幸なゆっくりまりさ
終わらないはねゆーん 前編
終わらないはねゆーん 中編
終わらないはねゆーん 後編
おデブゆっくりのダイエット計画
ノーマルに虐待
大家族とゆっくりプレイス
都会派ありすの憂鬱
都会派ありす、の飼い主の暴走
都会派ありすの溜息
都会派ありすの消失
まりさの浮気物!
ゆっくりべりおん
家庭餡園


byキノコ馬

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最終更新:2009年03月04日 09:58
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