ゆっくりいじめ系99 ゆっくり小倉トースト

小倉トースト食いたい。トーストした食パンにバターぬって餡子乗せる奴。
まぁ食パンとバターは買うとして、餡子・・・餡子・・・んー、まぁ家に帰れば多分あるだろう。

帰宅してみるとまぁ案の定
「ゆ?、おじさんだれ?」
「ここはれいむたちのいえだよ!ゆっくりしていってね!!」
ほら、あった。ゆっくりれいむ一家が堂々と我が家でゆっくりなさっている。
子ゆっくりが1、2、3、4、5・・・んー。十分かな?
「ゆっくりゆっくりアイアイサー、ついでに言うけどここは俺の家なー」
「ゆ?!れいむたちが先に見つけt
「それはさておきお前小倉トースト好き?」
毎度おなじみのシークエンスは無視して、本題を切り出す。
「ゆゆ?」
「おぐらとーすとってなに?それたべもの?」
「ゆっくりできる?」「とくダネ!見ないンスよ・・・」
小倉トースト、というのがそもそも初耳らしい。何か別のものを想起している奴もいるが・・・。
「んーまぁおやつみたいなもんだな。特に甘いもの好きな奴にはいいんじゃないか」
「ゆ!れいむはあまいものすきだよ!」
「れいむも!」「れいむもたべたい!」「名古屋めしならひつまぶしを・・・」
「「「ゆっくりたべたいよ!」」」
甘いもの好きなんだねー。俺と好み合うじゃん。
「そうかそうか、じゃあゆっくり作るから楽しみにしてなー」
「「「「ゆっくりまってるね!」」」」
食べ物のことになると素直だなぁこいつら。

さて、下ごしらえをしないとな。
「おい子ゆっくり一同、お前らちょっと汚れてんな」
「ゆー?れいむはきれいだよ?」「おじさんとちがってゆっくりはゆっくりしてるからきれいなんだよ!」
「意外と汚れてるもんなの。お前らみたいに外で元気よく遊んでると特になー。洗ってやるからこっち来な」
まぁウソは言ってないよな。親切というよりこっちの腹のためなんだが・・・。
「ゆ!おじさんあらってくれるの!」「おじさんやさしいね!」
「ゆっくりあらってね!」「「「ゆっくりきれいにしてね!!」」」
ついてきた子ゆっくりを水きりボールにいれ、シンクの中でコロコロと転がしながら洗い流す。
「ゆー♪ゆー♪」「ゆっくりすずしいね!」「ゆっゆっゆー!」
暑くなってきているこの季節、冷水が冷たくてゆっくりも気持ちいいらしくゆっくりもご機嫌。
そんな声を台所の下のほうで聞く母ゆっくりも笑顔だ。
んーこれはこれでかわいいんだけど、生憎俺は悪い人間なんだよなー。ごめんなー?

一通りきれいにしてゆっくりの水を切ったところで、さーて本番。
「よーしこっから小倉トーストつくるからなー」
「ゆ!たのしみ!」「ゆっくりまってるね!」
こっちも楽しみ。と、その前にそういえば足元に母ゆっくりがいたっけ。
邪魔になるとなんだから・・・
「ゆ゛っ?!」
左足でいい感じの圧力で踏んづけて固定。よしやるかー。
「なにするのおじさん!ゆっくりはなしてね!」
「なにするのってまぁ、下ごしらえするから」
「なんでふむの!れいむじゃましないよ!」
それが直に絶対するんだって。
母ゆっくりの声を聞いた子ゆっくりも
「おかあさんになにするの!ゆっくりはなしてね!」
「ゆっくりできないひとはわるいひとだよ!」
と叫んだり跳ねたりしているが、子ゆっくりの跳躍力では
せいぜい水切りボールは揺れる程度だなー。念を入れて大き目のにしてよかったよかった。
とりあえず子ゆっくりを一体ひっつかんで、まないたに押さえつける。
「ゆ?!なにするの!ゆっくりはなしてね!」
んで、髪とリボンをちょっととって
「ゆぎぃいいいいっ!?!?いだぁ゛ぁ」
そこから皮を繰りぬいて
「いぎゃあああああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ」
スプーンで餡子をほじほじほじっと。お、粒あん。ナイス。
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛や゛め゛でぇあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛・・・・」
それを網ごしにみていた子ゆっくりは戦慄し
「ゆっくりたすけてね!!れいむがしんじゃう!!!!」
「ゆっくりできないよ!!おじさんなんで!!!!」
「ゆっくりできないひとはしんでね!!!」
「おいおい、もうちょっとスマートにやってくれよ」
・・・1体はともかく、他は恐怖と懇願のいりまじった叫びをあげている。
足元の母ゆっくりも何か尋常ならざることが起きていることを察知しているのか
必死に体をぐいぐい動かしているが、口が床にキスしてることもあり何言ってる不明。
そうこうしてるうちに1体目の子ゆっくりがおとなしくなり、あんことり1つ終了。
余った皮とかは三角コーナーにポイ。・・・あれ捨てるなら洗わなくて良かった?
「いやああああああああああああああ」
「やめてええええええええええ」
「ゆっくりさせてあげるから、ゆるしてええええええ」
「旦那ァ、あたしん時はやさしく頼みますよ・・・」
子ゆっくりが自分の運命を悟ったのか悲鳴をあげる(1体除いて)。
母ゆっくりもむごーむごー言って涙を流してるようだけど踏んづけてるのでよくわかんない。

ま、この要領でぽんぽんぽーんと全部あんこくりぬいて、あんこ調達はおしまい。
1体は「真ん中のところがキモって言われるんですが、通は皮に接してる部分を味わうもんですよ」
と自らのあんこについて講義までしてくれる親切ぶりだった。ありがとう変態ゆっくり、あの世で会おうぜ。
足元の母ゆっくりはブルブル震えているが、その震えが足に伝わってなんともいえない気分に。
なんかくすぐったいって言うか気持ちいいっていうかたまんねぇ・・・。
けど、抑えてばっかりじゃ動けないので離す。
するとまぁ当然というか
「ゆ゛っく゛りし゛ね゛!!!!!!!れ゛い゛む゛た゛ち゛に゛な゛に゛じだの!!!」
ゆっくりなりの全力ボディアタックで俺に体当たりをする母ゆっくり。ぽて。ぽて。ぽて。
うわやーらけー。たまんねー。もっとやって・・・・・・そうじゃなくて。
とりあえず母ゆっくりを掴んでみる。
「み゛ん゛な゛どうじだの!!がえじで!がえじでえええ!!!!」
「かえすも何もなー。ホラ見ての通り」
つかんだ母ゆっくりにキッチンシンクを見せると、ボウルにはあんこ。三角コーナーには5匹の子ゆっくりの皮。
ちょっとあんこが残っているのか三角コーナーから
「・・・ゅー」とか「・・・おがあさ・・・」とか「美味しく頂いてくださいよ兄貴・・・・」と掠れて聞こえる。
それを見て母ゆっくりは事態を把握したのか
「ぃ゛や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」
一層ぶんぶん体を震わせ、泣き叫び、体当たりしようとする。ほらやっぱ怒るじゃん。
まぁゆっくりの力なんてたかが知れてるから反撃はかなわないんだがなー。
俺の手を支点に振り子みたいにふるふる震える母ゆっくり。おもしれ。

あとは食パン焼いて、バターのせて、あんこ乗せれば小倉トースト完成だ。
パンが焼けるまで少々時間がかかるんだが、その間も母ゆっくりがうるさくてかなわないので、
ガムテで口をふさぎ、漬物石を上に乗せておく。いい感じに横につぶれて耐えているのが面白い。
「んぐーっ!ぐーっ!ぐーっ!!!!」
「ゆっくりー、もうすぐ小倉トーストできるから楽しみにしてろよー」
「んぶーーーーっ!!!」
「そんなに楽しみかー よかったなぁ」

めでたく完成。まぁせっかくご協力いただいたんだから母ゆっくりにプレゼントするか。
ガムテだけ外してやり、舌を伸ばせば届くところに出来立ての小倉トーストをお出しする。
「さ、召し上がれ」
「・・・なに、これ」
「小倉トースト」
「いらないっ!!たべられない!」
へぇ。つぶあんブレインでも自分の子とあんこは関連付け出来るのか。感心感心。
・・・まぁさっきみたいな変に饒舌な奴もいるし不思議でもないか。
「ふーん、ああそう。じゃぁ食わなくてもいいけど」
そういうと俺は出かける準備をする。
「ゆ゛っ!どこにいくの!!」
「ん?小倉トースト食いに、喫茶店に。」
「ゆッ!?!!」
「いや、さっきのあいつには悪いけど、なんかこう、なぁ。あんこなめて見たけど甘さがイマイチだし。小さいゆっくりじゃだめだなー」
「ひどい!!ばちがあたるよ!!!」
「うーんまぁ、うん。今度から気をつけるよ。それじゃ行ってくるから」
「そのまえにれいむのうえにあるいしをどけてね!さっさとどけてね!!」
「やーだね。お前が食うまでそのまんまだ。それ以外のモノは出さないからな」
「ゆ゛ーーーッ!!ゆっくりしね!しね!しねーーーー!!!」
「あと半世紀ぐらいあとには死ぬ予定だけどなー。ま、潰れるなり飢え死にするなりするのも自由だ、ゆっくりしていってくれよ」
「ゆ゛うううううううううううッ!!」

ゆっくりと散歩した後、近所の喫茶店でプロの小倉トーストをゆっくりと堪能し、
友人と出会ったのでゆっくりと話し込み、ゆっくり遊びにいき、いろいろゆっくりしたあと、
ゆっくりと買い物を終えて、ゆっくりと帰宅。
家では漬物石でかなり面白い形にひしゃげた母ゆっくりが、涙目で冷めた小倉トーストをつまんでいた。
「ようゆっくり。小倉トーストうまかったぜー」
「ゆ゛ッ・・・!」
全然ゆっくりしていない恨みだけは満点の目。おおこわいこわい。
「冷める前に食ったほうがいいねやっぱり。お前も早く食えばよかったのに」
「・・・」
ゆっ・・・ゆっ・・・と呻きながら、小倉トーストをついばむ元・母ゆっくり。誰もが生きるのに必死なのだな。うんうん。
「ところで喫茶店でたべたのもゆっくり小倉トーストなんだけど、
 やっぱ若いゆっくりじゃ恐怖で餡が熟してなくてイマイチらしいんだよね。
 やっぱりある程度長生きしてるほうが人生経験・・・もとい、ゆっくり経験がある分甘くなるんだとさ」
「・・・すきにすれば」
諦めた口調でゆっくりが聞く。
「案外鋭いな、そのカンがもっと早く発揮されればよかったのにな」
「もうつかれた。ゆっくりしたい」
優しい俺はゆっくりの頭の上の漬物石を一旦持ち上げると、そのまま振り下ろした。

年季と恐怖のたっぷり入ったゆっくりの餡子で作った小倉トーストはなかなかいい感じだったが、
漬物石のせいで小豆が潰れて「小倉」あんとは言いづらいものになっていたのが難点。
小倉トースト道は険しい。

おわり

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最終更新:2008年09月14日 05:27
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