※オリ設定の垂れ流し
※HENTAIお兄さん的な人が登場
※この話はフィクションです。実在の人物集団等とは一切関係がありません
無数の書物が置かれている図書館に一人のお兄さんと1匹のゆっくりがいた。
「やあ、僕は実証史学お兄さん。ただ事実を記すのみ」
「ゆゆっ、けーねはけーねだよ。ゆっくりしていってね!」
「そしてこいつはゆっくりけーね。僕の可愛い相棒さ」
彼らの仕事は歴史の研究であり、過去の真実を解き明かすために日夜努力を続けていた。
お兄さんは本を読み、伝承や伝統芸能までも調べ上げた。
けーねはゆっくり出来る歴史を見つける能力を活かしてお兄さんのお手伝いをした。
しかし、けーねにはそれ以外にもうひとつ大きな仕事があった。
それはゆっくりの歴史を知り、その始まりを突き止めること。
文字もなければ、絵もかけない、しかも物覚えのよくないゆっくり相手にそれは非常に困難なことだった。
「ゆっくりしていってね!」
「「「「ゆっくちちていっちぇね!」」」」
「ゆっくりしていってね!」
それでもけーねは諦めなかった。
ゆっくりの歴史をゆっくり出来るものと出来ないものに分類したり、時々歴史を食べたりしながら頑張った。
昨日はあるれいむ一家のゆっくり出来る歴史を食べ、もとい調べた。
れいむの歴史の中でも赤ちゃんと一緒にゆっくりを満喫している歴史はとても甘くて美味しかった。
「ゆぅ・・・おにーさん、なかなかれきしさんがあつまらないよー」
「そういうものさ。でも諦めちゃダメだ!分かってるね?」
そう言って、けーねは今日も元気にお兄さんのおうちを飛び出していった。
途中、昨日歴史を調べたれいむが「あかちゃんはゆっくりできないよ!」と言って赤ちゃんを潰しているのを見かけた。
何があったか知らないが、こんな移ろいやすい生き物の歴史を紐解くというのだから難儀な話である。
「ゆっくりしていってね!けーねはけーねだよ」
「ゆゆっ!ゆっくりしていってね!まりさはまりさだよ!」
「ゆっくりしていってね!ありすはとかいはのありすよ!」
その日お話を聞いて歴史を調べたのは森に住むまりさとありすの夫婦だった。
少し甘すぎる彼女達の歴史はあまりけーねの好みじゃなかった。
「なあ、けーね?」
「ゆっ、なに、おにーさん?」
「お前、そのあごの辺りのコブはなんだ?」
そんな調子でゆっくり達の歴史を調べ続けるけーねにある変化が起こり始める。
最初は小さなコブだった。
「ゆゆっ!なにこれ?」
「僕も知らないよ」
「・・・べつにきにすることじゃないわよ。ゆっくりいってきます!」
「ああ、いってらっしゃい」
その日は50匹以上の子どもを育て上げた老齢のぱちゅりーの歴史を調べた。
甘いが安っぽい甘さではなく、上品で奥深い風味のとてもゆっくりした歴史だった。
「けーね、そのコブ大きくなってないか?」
「ゆゆっ!ほんとうだね!でもだいじょうぶだよ!」
「ん~・・・そうか、なら良いんだけど。じゃ、いってらっしゃい」
「ゆっくりいってきます!」
そう言ってけーねは今日も元気にゆっくりの歴史を調べに行った。
途中噂話をしていたゆっくりによると昨日話を聞いたぱちゅりーが単調作業を延々と繰り返させる拷問を受けたかのような表情で死んでいたらしい。
けーねはどんな表情だよ、と突っ込みながらも話を聞いておいて良かったと思った。
「ゆゆっ!おにーさん!?」
「うおわ!?けーね・・・お前体が生えているぞ?」
「ゆぅ~・・・でもたてないんだよ!これじゃちょうさにいけない・・・」
「そうか、じゃあ仕方ない。僕がゆっくりを連れてきてあげるよ」
そう言っておうちを飛び出したお兄さんはちぇんとらんしゃまを連れてきた。
そして、けーねは2匹の出会い、喧嘩をする事もあったがおおむね幸せだったひびについての話を聞いた。
翌朝・・・
「おにーさん、けーねたてるようになったわ!」
「凄いなけーね。これでお前も胴体付きか」
「あしさんはすごいね!すっごくゆっくりはやいよ!」
「転ぶなよ?」
立って歩くという未知の体験にけーねは興奮して、挨拶も忘れて森へと飛び出していった。
何故か昨日お話を聞いたちぇんとらんしゃまがお互いを噛みながら死んでいたことにけーねは気付かなかった。
「ゆっくりしていってね!」
「うぅ?ゆっくりしていってだど~♪」
「けーねにえれがんとなおぜおうさまのおはなしをきかせてね!」
その日は今までは会うのが怖くて避けて通っていた捕食種のれみりゃのお話を聞いた。
ふらんのいないこの森では最強の彼女の歴史は他とは比較にならないほどにゆっくりしたものだった。
またしても翌朝・・・
「けーね・・・お前何かでかくなっていないか?」
「ゆ?ほんとうに?けーねおおきくなってるの?」
「まあ、いいや。ところで、今日から2週間ほど出かけなくちゃならないけど、ちゃんといい子にしていられるよな?」
「うん、けーねゆっくりいいこにしてるよ」
そう言って、お兄さんはけーねを残して家を後にした。
もちろん、けーねはお兄さんがいない間もゆっくりの歴史の調査を続け、お留守番もちゃんとこなした。
そして2週間後・・・
「ふう、ただいま。けーね、いい子に・・・?!」
「あ、おにーさん。おかえりさない」
豊満な胸が目を引く、薄い水色の長い髪をたなびかせた女性が彼のベッドに腰掛けていた。
彼女を見た瞬間に合理的な思考を重んじる理知的な男は一匹の野獣になった。
2.ゆっくりよっちゃん
漆黒の天蓋に包まれた世界にひとりとんでもない厚着をしたお兄さんが佇んでいる。
「やあ、僕は豪腕お兄さん。僕の一歩は人類の大いなる一歩だよ!」
「ゆゆっ!ここはよっちゃんのみやこだよ、ゆっくりしていってね!」
「へ?ゆ、ゆっくりしていってね?」
そこにやってきたのは胴体付きの未知のゆっくり・・・ゆっくりよっちゃんだった。
人間の童女を彷彿とさせる容姿をした饅頭なのか何なのか分からないそれはにこやかな笑みを浮かべている。
束ねてポニーテールにした銀髪、いらっと来る下膨れ顔、そしてやけに丈の余った衣服。
地上では見たことのないゆっくりだった。
「ところで、よっちゃん・・・だっけ?君は何処に住んでいるんだい?」
「ゆ?よっちゃんのみやこにきょうみがあるの?だったらゆっくりついてきね!」
「ありがとう、ゆっくりついて行くよ」
そう答えると、よっちゃんに導かれるがままにお兄さんは輝く大地を歩いて行く。
「よっちゃんは空気を吸わなくても大丈夫なのかい?」
「ゆ、よっちゃんはくうきさんがあったほうがげんきよ!」
「っていうか、なんで普通に会話できるの、月面で」
「よっちゃんがとってもゆっくりしているからよ!」
そんなやり取りをしながらたどたどしい足取りで進んで行くよっちゃん。
やがてある小さなクレーターの前で立ち止まると、振り返ってにんまりと微笑んだ。
「ゆへん!ここがよっちゃんのみやこよ!」
「ふぅん・・・そうか」
それはどう見ても普通のクレーターだった。
水かあるわけでも動植物がいるわけでもない本当にただのクレーター。
なんだ、所詮ゆっくりか・・・と内心失望を隠せない豪腕お兄さんだったが、中に入った瞬間その言葉を訂正した。
「「「よりひめさま!ゆっくりしていってね!」」」
「ゆっくりしていってね!」
「お、おぉ・・・!」
そこには木があり、草があり、水があり、兎のような耳を生やした数匹のゆっくり(胴無し)がいた。
「ゆゆっ!おにいさんはゆっくりできるひと?」
「ん、あ・・・ああ、ゆっくりできるひとだよ」
「「「だったらゆっくりしていってね!」」」
ゆっくりうさぎ達と挨拶を済ませたあと、よっちゃんの後を追いかけて彼女の家に向かう。
あれ?心なしかよっちゃんが大きくなっているような?
「なあ、よっちゃん。背が伸びた?下膨れ度も減ってるし、130cmはあるような・・・」
「ゆ?ちがうよ、よりひめはさんそのおおいばしょではおおきくなるのよ!」
「ここ空気まであるのか・・・何かキャラまで変わってるし」
と言う訳で空気があることを確認するために彼は服を脱いで、全裸になった。
どうやら、お兄さんの故郷よりは大分薄いらしいが確かに呼吸ができた。
高山病にならないが不思議ではあるが。
それはさて置き、お兄さんの裸体を見ながらよっちゃんが顔を赤らめていた。
「・・・や、やばい」
「ゆ?どうしたの、おにいさん?」
お兄さんはとても長い時間好きなことの出来ない場所で生活していた。
そんな彼にとってどこか少女っぽい雰囲気を漂わせる今のよっちゃんは刺激が強すぎる。
と、いうわけですっきりー!した。
「ゆっぐ・・・もうおよめにいけないよぉ・・・」
「はぁ・・・饅頭相手にやっちまったよ・・・」
そして数十分後。一匹と一人は落ち込んでいた。
よっちゃんはこんな形でゆーじんを散らしてしまったことに、お兄さんはゆっくりをレイプしてしまったことに。
「よっちゃん、ごめんよ。つい・・・」
「ゆゆ・・・あ、あやまるんなら、せきにんをとってね!」
「責任?」
「ゆぅ・・・よっちゃんのだーりんになってね!」
予想外のお願いをお兄さんは快諾し、彼女を自分たちの船へと連れて帰った。
そして数日後・・・。
よっちゃんは家来のうさぎゆっくり数匹を連れて豪腕お兄さんやその仲間達とともに彼らの故郷にやってきた。
それは彼女の故郷よりもずっと空気の濃い場所に来たことを意味する。つまり・・・・・・
「ダーリン、ずっと一緒にゆっくりしようね?」
「ちょ!よっちゃん、お前・・・!」
豪腕お兄さんの隣には切れ長の瞳が印象的な長身の銀髪美女がいた。
「と、言うようにだ、ゆっくりレイプは人類の発展に大きく寄与してきたんだ!」
「あっそ。そういや今日バレンタインか・・・」
「息子よ、私が悪かった。ちゃんとゆっくりサイズのままにするから許してくれ」
「改めるべき場所はそこじゃないだろ」
「仕方なかったんだ。入門者用にマイルドしないないと・・・」
「そんなこと聞いてない」
---あとがき---
うん、なんだ。実に気持ち悪い妄想だな、これ。
【新?ゆっくり】
特殊な捕食種でゆっくりの幸せな思い出を食べる。
食べられた幸せな思い出は無くなってしまうのでゆっくり出来ない。
食べ方次第では記憶はあるが幸せの実感だけがなくなることもあるとか。
何をどうやって思い出を食べているのかは不明である。
月のクレーターの中に隠れ住む謎の胴付きゆっくり。
空気が多い場所に行くと体系が変わるというのは多分話者のでっちあげ。
月でも何故か普通に会話が出来る程度の能力。
よりひめに付き従う謎のうさ耳付きゆっくり。
至って普通のゆっくりだが、こいつらも普通に月でも活動可能。
宇宙飛行士達は宇宙船での性欲処理に彼女らを用いるともっぱらの噂。
ゆえに宇宙飛行士は皆レイパーであると言えるかも知れない。
byゆっくりボールマン
最終更新:2009年02月14日 04:10