※ドスが弱い弱いとちまたで評判なのでパワーアップさせました。
バスケの人
「ぎゃああああああああああ!!!!」
「だづげでええええええええ!!!!」
「うぎゃああああああああああ!!!!」
人々は逃げ惑っていた。崩壊するビルの破片、暴走する車、逃げる人々の波。
そしてなによりもビルよりも高いあの"生物"から
「
ゆっくりできないちきゅうじんさんはゆっくりしんでね!!!」
金髪の髪に黒い帽子を被った饅頭に、人の顔をつけた謎の生物
その名は、饅頭超獣ドスまりさ。
異次元人ヤプールが作り上げた合成生物である。
「ゆ?」
ドスの目に何かが映った。
それは地球防衛組織TACの攻撃機であった。
そこから雨霰と発射されるミサイルとレーザー。
しかし
「ゆっへん!ドスにはそんなゆっくりできないのはきかないよ!ゆっくりりかいしてね!!!」
大威張りのドスまりさ。だが実際全く効いていなかった。
「ゆっへっへ。このままどんどんゆっくりするよ!」
そういうとドスは横になり、ゴロゴロと転がり始めた。
ドスの行く手を遮る建築物はドミノの様に倒れていく。
人々からは悲鳴が聞こえ、皆がこの世の終わりを悟ったその時。
「ゆぅーん?だれなの!」
ドスはすぐそばから感じる気配に気づいた。
そこに居たのは・・・・・・自分と同程度の大きさの謎のおにーさんだった。
右手を大きく上げてそのおにーさんは立っていた。
赤と白の謎のおにーさん。しかしドスの目には単なるよわい人間Aにしか映らなかった。
「ゆゆ?おおきくなったからってかてるとおもったの?ばかなの?しぬの?」
余裕しゃくしゃくといった顔で目の前の人間へ攻撃をしようとした刹那
「テェーイ!」
目の前の敵からの突然のとび蹴り。ドスは思いっきり吹き飛ばされた。
ゴロゴロと地面を転がり停止すると、ドスはぷくーと膨れながら怒りだした。
「なにするの!そんなことしたらいたいでしょ?そんなこともわからないの?ドスはもうおこったよ!」
そういうと、ドスは口にエネルギーを溜める。
溜めると言っても一秒にも満たないうちに溜まるので待ち時間はほぼない。
そして
「ゆっくりしんでね!!!」
口から発射された閃光が目の前のおにーさんへ襲いかかる!
しかしそのおにーさんは慌てなかった。
自分の両手を円を書くように動かすと、たちまち目の前に青い円上のバリヤーが現れた。
ドススパークがそれに触れると、ドススパークは勢いよく跳ね返された。
「ゆぐ!?」
突然の出来事に反応できないドスまりさ。たちまち反射された自分の必殺技をまともに受けてしまう。
盛大に爆発し、黒鉛から現れたのは帽子が飛ばされたドスまりさであった。
「どずのぼうじがあああああああああああああ!!!!」
目から大粒の涙を流しながら喚き散らすドス。
その涙で下の道路は水没寸前だった。
「ごうなっだらごれをづがうよ!!!もうあやまってもゆるさないからね!!!。」
目を真っ赤にしながらドスはそう告げる。と、同時にドスの頭から何やら変な色のオーラがあふれ出てきた。
それらはたちまち周りを覆った。
途端に、おにーさんが地面に膝をついた。
それを見てニヤニヤと笑うドスまりさ。
「ゆっへん!どすのゆっくりオーラはみんなとってもゆっくりできるんだよ!
でもおにーさんはゆっくりできないからゆっくりしんでね!!!」
そういって倒れたおにーさんに圧し掛かると、何度も何度も押しつぶすかのように跳ねだした。
「ゆっほぉおおおおおおおおおおん!!!やっぱりまりさはさいきょうだね!」
次第に苦しそうな声をあげるおにーさん。良く見ると胸元が赤く光っていた。
それを見て気を許したのか
「ゆん!おにーさんはドススパークでゆっくりさせてあげるよ!」
といっておにーさんから離れると、ドススパークの溜め動作を始めた。
「ゆん!おなじてにひっかからないよ!はねかえされてもれんぞくどすすぱーくでゆっくりさせるよ!!!」
どうやら跳ね返されたドススパークを避けて、横からもう一発をお見舞いする気らしい。
おにーさんは立ちあがった。
そしてドスも準備完了である。
「ゆっくりしんでね!!!」
戦慄のドススパークが発射され、それがおにーさんへぶつかる・・・・・・はずだった。
「ゆぅお!」
ドスも思わず奇声を上げてしまった。
おにーさんは攻撃と同時に華麗にジャンプすると、そのままドスの背後へと着地したのだ。
「ゆゆゆ!あまいゆぎゃあああ!!!」
背後を振り向く前におにーさんの鉄拳パンチを受けるドス。
「いだいよぉおおおお!!!やべでええええええええ!!!ゆっぐじでぎないいいいいいいい!!!」
たまらず泣きだすが、おにーさんは容赦しなかった。
パンチとキックのコンボでドスをボコボコにする。
「うがあああああ!!!!ゆっくじおーらでゆっぐじじでねええええええ!!!」
ドスは最終兵器であるゆっくりオーラを噴射する。
しかしおにーさんも同じ手に引っかかる馬鹿ではない。
華麗にバク転で後ろへ下がると
「ヘア!」
右手を斜め下へ振り下ろす。すると振り下ろした場所に三日月型の光が現れた。
もう片方の手も振り下ろすと、やはり同じ光が現れた。
そしてそれらは交差し、X型となっていた。
「テァアアア!」
おにーさんはそれを両手で打ち出した。
無論ドスまりさへ向けて。
ドスまりさは恐怖に慄いていた。目の前の光線は絶対にゆっくりできない何かだと本能的に感じてしまったのだ。
「ごっぢごないでね!!!ゆっぐじでぎないよ!やべでねえええええええええええええ!!!」
ずん。っと光線がドスの体を切り裂いた。
X型に切り裂かれたドスの体からは、大量の餡子が流れ始めた。
「ゆっくりしたけっかがこれだよ!!!」
ドスの最後のセリフはそれだった。
それを言い終わると、ドスは突如爆発した。
後に残ってるのは大量の餡子であった。
「シュワッチ」
おにーさんはどこかへ飛んで行った。
【あとがき】
Aと言ったら切断技。後スペースQ。
そしてその頃月ではルナチクスvs霊夢の弾幕バトルが・・・・・・
最終更新:2009年02月28日 23:33