ゆっくりいじめ系2272 夜食でゆっくり

  • 特に悪さをしていないゆっくりが酷い目にあいます
  • 舞台は現代です



冬の夜は寒い。残業を終え、家に帰る途中に公園の自販機であったかいコーヒーを買って飲むことにした。
自販機から落ちてきた缶コーヒーを取り出す。どうでもいいけどあったかいどころじゃなくて熱すぎるなこれ。
火傷しそうなほどの熱を帯びた缶を手で転がし、近くのベンチに座る。そういやちと小腹も空いたなぁ。
寒空の下、クソ熱いコーヒーで一息ついていると、背後から人の声のような音が聞こえた。

「ゆ゛ぅぅ!おかーさん、さむいよぉぉ!」
「ゆっくりがまんしようね! ほら、すりすりすればあったかいよ!」

一体何事かと振り返るが誰もいない。おかしいなと思いつつふと視線を下に向けると、そこにはゆっくりの親子がいた。
大きさの違う二匹が頬を擦り合わせている。どちらもれいむ種だ。小さい方の大きさは野球のボールぐらい。
親と思われるサッカーボール大のゆっくりれいむの頭からは蔦が伸びており、そこには5匹の実ゆっくりが生っている。
どうやらにんっしんっ中らしい。実ゆっくりの形状からするとまりさ種だと思われるもう一匹の親は見当たらない。
少し興味がわいた俺はゆっくりの親子に尋ねてみることにした。

「ようれいむ、ゆっくりしていってね!」
「ゆゅっ!ゆっくりしていってね!」
「ゆっくりしていってね!」

この言葉を言えばゆっくりは本能的に反応せざるをえなくなる。
寒さに震えていた子れいむも目を輝かせてこっちを向いて返事してきた。

「ゆっ!おにいさんはゆっくりできるひと?」
「どうだろうな、多分できるだろう。ところで、お前のつがいのまりさはどこにいるんだ?」
「ゆゆっ!?おにいさんどうしてれいむのだーりんがまりさだってわかったの!?」
「んー、まあ…そうね、超能力だ」

説明するのも面倒だ自分で考えやがれと思いながら親れいむを適当にあしらう。
それで納得したのか、親れいむはすごーい!と言ったあと急に暗い顔になった。
相変わらず感情の変化が激しいナマモノですこと。

「ゆぅ…まりさは…きのういなくなっちゃったんだよ…」

子れいむも顔を俯かせて沈んでいる。
話を聞くと、どうやら昨日家族で移動中、まりさは車に轢かれて死んだらしい。
目の前で親がグチャグチャに潰れたのを思い出したのか、子れいむは泣きだしてしまった。
親れいむはそんな子れいむをすーりすーりとあやす。

「なるほど、それは残念だったな」
「ゆぅ…しかたないよ」

伴侶を亡くして自分も辛いだろうに、子供に心配は駆けさせないようにと笑顔を見せる親れいむ。
そんな彼女達を見て、あることが思いついた。

「なぁれいむ、俺の家に来ないか?」
「ゆゅっ!?おにいさんのおうちに!?いいの!?」
「ああ、俺も丁度お前達のようなゆっくりが欲しかったところなんだ」



二匹を連れて帰宅。出迎えてくれる人もいない一人暮らしなので部屋の中は外と同じぐらい冷えている。
ストーブをつけて次第に部屋が暖かくなってくると、寒さで震えていたゆっくり親子は生き生きとし始めた。

「ゆっ!あったかいよ!ここをれいむたちのゆっくりぷれいすにしようね!」

と子れいむははしゃぐ。親れいむもそんな元気な我が子の姿を見てうれしいのかにこにこと微笑んでいる。
とりあえず部屋着に着替え、子れいむを流し台の蛇口の下に置いた。
何するの、という顔をした子れいむを水で洗う。
最初は驚いていた子れいむだったが、冷たい水が気持ちいいのか次第にとてもゆっくりした顔つきになっていった。

「ゆぅ!すっきりー!」
「ゆ!よかったね!おにいさん、ありがとう!」

見違えるほど綺麗になった子れいむの姿を見て、親れいむは俺にお礼を言ってきた。
そんな親れいむを蔦が傷つかないよう慎重に持ち上げ、にんっしんっゆっくり用の天井部分が開いているタイプの透明なケースに入れた。
にんっしんっ中のゆっくりは勢いよく跳び跳ねたりすることはないのでこれで十分なのだ。

「ゆゆっ!?うごけないよ!おにいさん、れいむをここからだしてね!」
「その中でゆっくりしていれば、赤ちゃん達が無事に生まれてくるんだよ」
「ゆっ!そうだったの!じゃあれいむはここでゆっくりするね!」

完全に俺を信頼しているのか、そんな適当な言葉にも親れいむはいとも簡単に騙された。
そう、俺は別にこいつらを飼おうなんて思っちゃいない。ただ単に小腹がすいていたから食べようと思って連れて帰ってきたのだ。
台所の引き出しからトングを取り出し、それで子れいむを掴んで持ち上げる。

「ゆー!おそらをとんでるみたーい!」

目をキラキラと輝かせながら呑気な事を言う子れいむ。これから何が起こるかわかっていないんだろうな。
右手でトングを持ったまま、左手でガスコンロのスイッチを捻る。ボッという音と共に青い火がコンロから噴き出した。

「ゆぅっ!?なにもないところからひさんがでたよ!」

悲惨? …あぁ、火さんか。何事かと思った。
今まで見たことがないのだろう、ガスコンロを上空から眺める子れいむはキラキラと目を輝かせている。
そんな子れいむの底面の皮をガスコンロの火に直接あてた。いわゆる直火焼きと言うやつである。

「ゆゆ゛ぅ゛ぅぅぅぅぅ!?あじゅいよ゛おぉぉぉおぉおぉぉぉおおおぉぉぉぉぉ!!?」

一転して天国から地獄へ。つい先程まではとてもゆっくりした表情だったのが今は激痛に歪んでいる。
突然身に降りかかった出来事に、子れいむは困惑と苦痛が入り混じった顔をしている。
子れいむはもとより親れいむも何が起こったか理解できていないようだ。目をぱちくりさせている。

「ゆ゛あ゛ぁぁぁぁぁあぁあぁぁぁぁ!!だすげでおがーーざぁぁぁぁぁぁん!!」

その声でようやく我に返ったのか、親れいむは目を見開いて大きく口を開けた。

「お゛に゛いざんな゛に゛じでるの゛おおぉぉぉおぉぉぉおおお!?」
「何って、見ての通りだよ。子れいむを焼いてるんだ」
「どぼじでぞんなごどずるの゛っ!!」

唾(っぽい砂糖水)をクリアケースにベタベタと振りかけるほどの勢いで親れいむは声を上げた。汚いなぁ。
何とか脱出しようとしているが、左右には身動きが取れず、身重のため飛び跳ねることが出来ないようだ。
それでも少しは体は動くらしく、ぐねぐねと体をひねろうとしたりしている。
が、その度に蔦に生っている実ゆっくり達がわさわさと揺れているのには気付いていないようだ。

「おいおい、あんまり動くと赤ちゃん達が落ちちゃうぞ」

子れいむの皮を焼きながら親れいむに言うと、ゆ゛っという声と共に体を動かすのをやめた。
自分が助けなければ可愛い子供が焼かれてしまう。かといって動けば可愛い赤ちゃん達が未熟なまま落ちて死んでしまう。
といったところだろうか、親れいむは何とも複雑な顔でオロオロしている。
その間にも俺は子れいむの皮をどんどんと焼いていく。
焼き過ぎず丁寧にこんがりと底面を焼き終わったら、次はその他の部分も次々と焦がしていく。

「ゆ゛あ゛あぁああああぁぁぁぁぁぁ!!お゛がぁぁざんどぼじでだすげでくれ゛ないの゛おおぉぉぉぉぉぉぉ!?」

流石にこの音量は近所迷惑になりそうだな。
というわけで次は口の部分を焼くことにした。子れいむの顔面を火に近づける。

「やべでっ、ゆ゛っぐりじでいっでよっ…ゆ゛びいぃぃぃいぃいぃぃぃいぃぃぃぃ!!?」

口を火で炙り、接着する。これでもう大きな声を出されることは無くなった。
続けて両目を焼き、そして全身を余すところなく焦がす。
完全には口が塞がっていないようで、時々ぷひゅ、ぷひゅ、という音が子れいむから聞こえてくる。
喋ろうとしているんだろうが、僅かに空いた口の隙間から空気が漏れているだけのようだ。
ゆっくりゆっくりと時間をかけて子れいむを炙る。

「やべでぇぇぇぇぇ!!れいぶのこどもをいじめないでええぇぇぇえぇぇぇえ!!」

その様子を見ていた親れいむが箱の中から懇願してきた。天井が開いてるから防音出来ないのがこのタイプの透明箱の難点だな。
当然無視して子れいむを焼き続ける。そうこうしているうちに子れいむが完全に焼きあがった。
もちもちとしていた白い肌は、こんがり美味しそうな褐色に変わっている。上手に焼けましたー!
ピクピクと痙攣しているところをみると、まだ死んではいない。まあそうなるように調節したんだけどね。
とはいえ口はないから喋れないし、目もないから何も見えない、底面どころか体全てが焼かれているので全く動くことも出来ない。
そんな焼き子れいむを皿に乗せ、親れいむの入っている透明な箱の前に置く。これで一品完成だ。

「あ゛あ゛あぁあぁあぁぁぁぁ!!?でいぶのがわい゛い゛ごどもがああぁぁあぁぁぁぁ!!」

変わり果てたわが子の姿を見て、ダボダボと滝のように涙(っぽい砂糖水)を流す親れいむ。
近付くと、彼女は鬼のような形相でこちらを睨みつけてきた。おお、こわいこわい。

「れ゛いぶをがえじでっ!お゛に゛いざんはゆっぐりできない゛よっ!」
「ははは、かもな」

蔦に触れないよう、両手を親れいむの頭に乗せ、そして一気に体重を乗せた。
丁度親れいむを上から押し潰すような感じである。

「ゆ゛ぎぎぎいぃぃぃぃいぃぃぃぃぃいいいぃ!?」

突然の圧迫に親れいむは体をへこませて苦しそうにうめく。
すると、蔦に生っている実ゆっくり達が物凄い勢いで成長し始めた。みるみるうちに体が大きくなり、張りが出てくる。
親ゆっくりの体を押さえつけることによって強制的に餡子を蔦へと供給し、実ゆっくりを急成長させることができるのだ。
野生でも植物型にんっしんっ中の親ゆっくりが大きな石に押し潰された時などに見られる現象である。
やがて一匹、また一匹と大きくなった実ゆっくりは次々と地面に落ちて赤ゆっくりとなっていった。

「「「「ゆっくちちていっちぇね!」」」」

5匹の健康な赤ゆっくり達は母親に向かって生まれて最初のあいさつをした。
きっと最高のゆっくりしていってね!を返してくれるに違いないとでも思っているのだろう、赤ゆっくり達の顔は期待に満ちている。

「ゆ゛っ…おぢひちゃんたち…はや゛く…ここからにげ……て…」

体内の餡子が急激に減った親れいむは、息も絶え絶えに生まれてきた赤ちゃん達にここから逃げろと伝える。
母から帰ってきた言葉は彼女達の思いもよらない物だったらしく、赤ゆっくり達はショックを受けた顔になった。

「どうちてしょんにゃこちょいうのぉぉぉ!?」
「まりしゃ、おきゃーしゃんとしゅりしゅりしちゃいよー!」

Д<←こんな顔して透明な箱にまとわりつく赤ゆっくり達。中には泣いてるやつもいるな。
そんな赤ゆっくり達をボウルに入れ、その上から白ゴマをまぶす。

「ゆっ!なにきゃおちてきちゃよ!」
「ゆっくちたべりゅよ!むーちゃむーちゃ、しあわしぇー!」
「とっちぇもおいちいね!」

おいおい、できればゴマは食べないでくれよ。赤ゆっくり達が食べるだろうことも考えて少々多めにゴマを振りかける。
生まれたばかりの赤ゆっくり達の餅肌にゴマがべったりとくっついた。これで下準備は完成。
ボウルを持ち上げ、菜箸を使って一匹の赤まりさを熱しておいた油の中へと入れる。

「ゆー!おしょりゃを…ゆびゅゅぅぅうぅうぅぅぅぅぅ!?」

ジュウっという小気味良い音と共に物言わぬ上げ饅頭となる赤まりさ。その様子を見た親れいむは白目を剥いて気絶してしまった。
残りの4匹は何が起こったのかわからないのか、どうしたんだろうという顔をしている。
次はたっぷりゴマのついた赤れいむを投入した。

「ゆっ!れいみゅおしょりゃ…あ゛じゅい゛いぃいぃいぃぃぃぃぃいいぃぃぃぃ!!?」

姉妹の悲鳴を聞き、漸く身の危険を感じたらしい。残った3匹はガタガタと震え始めた。

「ゆ゛え゛ーーーん!!きょわいよ゛おぉぉぉぉぉぉぉ!!」
「やめちぇにぇ!こっちにこにゃいでにぇ!」
「たしゅけちぇおきゃーーしゃぁぁぁぁぁん!」

勿論手を止めるつもりはない。一匹、また一匹と次々油の中へ投下していく。
5匹全部を入れた後、しばらく低温で揚げ続けてキツネ色になったぐらいで取り出し、焼き子れいむを乗せた皿に盛り付けた。
二品目、ゴマ赤ゆっくり団子だ。美味しそうに出来た。早速食べる事にしよう。
テーブルに座り、まずは焼き子れいむをいただく。
野球ボールほどのサイズのそれの左右を掴み、真中から二つに割る。
出来てから少し時間がたってしまっているが、中身はまだあつあつで湯気が出てきそうなほどだ。
これはまだ子れいむが生きていたから、時間を置いていても熱を保っていたのだ。さすがに真っ二つに裂けた今は死んでいるが。
断面からまずは一口、口に含んだ。刹那、口の中に広がる餡子の甘味と皮の旨み。
カリッと香ばしい皮の表面と、それにその下にある皮のもちもちっとした触感、さらに適度な苦痛によって洗練された餡子が見事に調和している。
そして柔らかい食感の中でも一部分だけひときわもっちりしたものがある。これはゆっくりの目、白玉だ。
これもまた餡子との相性は抜群である。

「これは美味い!やっぱりゆっくりは最高だ!」

続けてゴマ赤ゆっくり団子を一つ、一口で食べた。
サクッとした触感と、油の染みた赤ゆっくり独特の柔らかくも弾力性のある皮。それを噛むたびにゴマの香りが口の中に充満する。
そして何といってもやはり生まれたての天然赤ゆっくりの餡子は素晴らしい。しっとりとしていてかつ鮮度がいい。
こちらも文句なしの出来だ。濃過ぎず薄過ぎずの味で何個でも食べられそうだ。
うおォン、俺はまるで人間火力発電所だ!とでもいうように次々と調理されたゆっくり達を口に含んでいく。
焼き子れいむも全て食べ終え、残るゴマ団子もあと一つとなってしまった。流石に結構な量があったので腹も膨れたな。
と思っていると、何やらキッチンの方から声が聞こえてきた。

「ゆ゛ぅ…でいぶの…がわい…いっ……」

っと、そういえば忘れていたな。どうやら親れいむが目を覚ましたらしい。
成体ゆっくり、特に親ほどにもなると餡子が劣化しているせいかそれほど美味しくはない。
そもそももうお腹も膨れたので今は親れいむを食べる気はない。
ならどうするか。決まっている。

「生ゴミは処分しないとな」

俺は虚ろな目をしている親れいむを箱から取り出し、スーパーのビニール袋に入れて固く口を縛った。
そしてそのまま何度も踏みつける。袋越しに弾力が伝わって来てこれがなかなか気持ちいい。
しばらく踏み続けていると、抵抗力が無くなって皮が破れ、餡子も漏れ始めたようだ。袋が内側から黒く染まってきた。

「も゛っど……ゆっぐりした…かっ…た……」

ピクリとも動かなくなった黒い餡子まみれのビニール袋をゴミ箱に捨てる。
親れいむを処分し終えた俺は、残っている最後の1個のゴマ団子を一口で食べた。
サクッという音と共に再び口内にゴマの風味と餡子の甘味が広がった。
うーん、デリシャス。これなら毎日でも食べたいね。
甘いもの食べて少しは疲れが取れたような気もするし、明日も頑張ろう。


終わり

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最終更新:2009年03月09日 02:15
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