ゆっくりいじめ系2346 生きるために

『生きるために』



「ほれ、餌だ」

虐待お兄ちゃんの前にはどこからか捕まえてきた野良ゆっくりが2匹いる。

「むーsy……ゆぎぇええ…なにこれぇ…」

彼が1匹のゆっくりに与えた餌は生ゴミだった。当然ゆっくりは口に入れた生ゴミを吐き出した。

「くさいよ!!!まずいよ!!おじさん!れいむにもっとおいしいものもってきてね!!!」

「……食え」

「れいむのいってることがわからないの?ばかなの?もっとおいしいもn……ぎぇええええええ!!!!!」

「饅頭風情が生意気な口を叩くな」

彼はれいむを数発殴った。

「いだいよ!!!!ひどいごとしないでね!!!!おわびとしておかs……ゆぎゃああああ!!!!!」

「食べないんだったら無理矢理中に突っ込むよ。だからもう餌を噛む必要ないから歯はいらないよね」

彼はれいむの歯を粉々に砕いた。歯といっても砂糖菓子が固まったものであるため口を殴れば簡単に砕けてしまう。

「ひゃああぁあん…ひょうひひぇひょんひゃ……ひゅうううう…むううううう…」

彼は生ゴミをれいむの口の中に押し込んだ。相当な量がれいむの体の中に納まった。

「ひいいいい…ひいいい…ひいいいいいい…」

不味くて臭いものを無理矢理飲まされたのだ。歯を砕かれた痛みと相俟ってれいむは涙を零していた。

「………」

虐待お兄ちゃんは時計を見ていた。3分後彼は包丁を手に取った。

「ひゅうううう……ひゅ?お…お…おにぃいひゃん?」

「調べさせてもらうよ」

彼は包丁でれいむを真っ二つに斬った。れいむは断末魔をあげる暇も無かった。

「ホントだ…マジで餡子になってやがる」

彼はれいむだったものから中身を穿り出しながらそう呟いた。

「……匂いも餡子だな……いや食えないわ」

さっきまで生ゴミだった餡子だ。食べてみて腹を壊すなんて馬鹿馬鹿しい。

「ほれ、お前に餌だ」

彼はもう1匹のゆっくりにれいむの中身を与えた。

「ゆ…ゆ…ゅ…」

このゆっくりとれいむは番でも知り合いでも何でもなかったが、同属を食べることに抵抗があるのだろう。

「食べないんだったら…」

「たべまずう!!!!!なぐらないでえええええ!!!!」

れいむが痛めつけられていたのを目の前で見たのだ。がつがつと食べ始めた。

「むしゃむしゃむしゃむしゃむしゃ………ゆ?むーしゃむーしゃ、しあわせぇ♪」

殴られまいと必死に食べていたが、食べているものが甘くて美味しかったため途中から味わって食べるようになった。

「どうだ?」

「おいしかったよ!!おじさん、まりさにもっとあまあまさんちょうだいね!!!」

「もう面倒だから……」

彼はまりさを手で押さえると雑草を無理矢理まりさの口の中に押し込んだ。

「むぎゅううううううううう……やべ…うううううううう…ひゅう…ひゅう……むううううううううう」

ちなみにこの雑草は彼が庭の掃除をした時に刈り取った雑草である。

「ゆう…ゆう…なにずるの!!ゆっぷ……くるじいいい…」

まりさの体はパンパンだった。

「よし3分。お前もサヨウナラ」

「ゆ"!!!」

彼は先程と同じようにまりさを包丁で真っ二つにした。

「へぇ…餡子になってるよ」

まりさの中身も穿り出し彼は満足するとゆっくりの残骸を捨てた。

「これで何かいいネタが思い浮かばないかなぁ……」



数日後


虐待お兄ちゃんは仕事帰りにふらりと加工所に寄った。加工所にはゆっくりの虐待グッズが売られている。新しいグッズが無いか見に行ったのだ。

「お、福引やってる」

福引を引いた。なんと3等賞が当たった。

「箱なんていっぱいあるよ…」

賞品は特大の箱だった。1m四方の特大サイズだった。

「さぁて…なんかネタ無いかな」



次の日


彼は仕事帰りに村を徘徊していたゆっくり家族を捕獲した。れいむまりさと子ゆっくりだ。昨日何かいいネタを思いついたようだ。

「ゆべ!!おじさん!!ゆっくりしないでここからだしてね!!」

「ゆっくりしないでおかしをもってきてね!」

「かわいいちびちゃんのためにおいしいものもってきてね!!」

帰宅して昨日福引で手に入れた特大の箱の中に家族を放り込んだ。

「いや待てよ」

彼は箱から子ゆっくりを取り出し別の箱に入れておいた。そして数日分の生ゴミを親ゆっくりのいる箱の中にぶち込み蓋をしてどこかへ行ってしまった。



さらに次の日


彼が箱の中を見るとゆっくり家族が彼に向かって文句を言っていた。防音防臭仕様の箱のため何言ってるのか分からないが予想は出来る。

「どうせ臭いだの不味いだのここから出せだろうよ」

まずは親ゆっくりが入っている箱の蓋を開けた。

「すーはーすーはー…うううう…おじさんここからだしてね!!くさくてゆっくりできないよ!!!」

「はーはーはー…ぷんぷん!!ゆっくりできないじじいはさっさとしんでね!」

「おい、お前らなんで餌食べないの?」

「たべられるわけないでしょ!」

「これがえさなの?ばかなの?しぬの?」

「そうだよ。これがお前らの餌。食べないと死ぬよ。お前馬鹿だろ」

「なにいっでるのおお!!!!!こんなのたべられるわけないでしょおおお!!」

「ゆっぐりじないでごごがらだじでええええ!!!!」

予想通りだった。彼は別の箱にいる子ゆっくりを取り出し今日出た生ゴミを与えた。

「くしゃいいい!!!!やめでえええ!!!たべだくないよおおお!!!」

「ちびちゃんにへんなものたべさせないでね!!!」

「ちびちゃんからはなれろおおお!!!!!」

彼は無理矢理子ゆっくりに生ゴミを飲み込ませた。

「ひいいいい……くさいよぉ…ゆえっ…ゆううううううう…」

「さてと…」

彼は特大の箱の前に子ゆっくりを持って移動した。

「お前ら、よく見てろ」

そう言うと彼は子ゆっくりを半分に千切った。

「ぎゃあああああ!!!!いだいよおおお!!!!ちぎらないでええええ!!!!」

「まりざのごどもぎゃああああ!!!!」

「どぼじでぞんなごどずるのおおおお!!!!」

「ゆっぐり…じだがっだあああああ…」

子ゆっくりは絶命した。彼は断面を親に見せつけた。

「ほれ、見てみろ」

「ああああ…なんでええ…どうじでごんなごどじたのおおお…」

「おちびぢゃん…おそらでゆっくりじでねぇ…」

「よく見ろって言ってんだろ!!!」

箱を思いっきり蹴飛ばした。

「「ゆひいぃ…」」

「餡子が入ってるだろ。さっきコイツが食った餌はどこいった?」

「わ…わからないよ…」

「し…しらないよ…」

「まぁいいや。だがこれだけは覚えておきな。お前らは食ったものを餡子に変えることが出来るんだよ」

「ゆぅ?」

「だがら…なんなのぉ…ごはん…ちょうだいよ…」

彼はポケットからクッキーを2枚取り出し箱の中に放り込んだ。2匹は飛びつき一心不乱に食べ始めた。

「覚えておきな。俺は今後生ゴミしかやらないから。数日ごとに補充してやるよ」

蓋をしてどこかに行ってしまった。


「むしゃむしゃ、うめぇ!!」

「むーしゃむーしゃ、しあわせ…」

クッキーは1匹につき1枚。あっという間に食べ終わってしまった。

「ゆ?ゆゆうう…」

「な…なんだかからだがあついよ…」

「ゆふう…ゆふう…」

「ま…まりさああああああ」

「れ…れいぶううううううう」

クッキーには媚薬が混ざっていた。2匹は交尾をしれいむの頭に茎が生えてきた。

「ど…どうしよう…」

「えさないよ…これじゃあかちゃんが…」

2匹は困惑していた。

「ゆぅ…」

「しかたないよ…たべるしかないよ…」

「くさいよぉ……」

「くさいとあかちゃんがゆっくりできないよ…」

その後2匹は生ゴミを食べ続けた。食べなければ赤ちゃんは育たない。食べなければ更に腐って匂いが酷くなる。



数日後


新しい生ゴミが箱の中に入れられた。

「おでがいじまずうううう!!!!あがぢゃんがいるんでずううう!!!!なにがおいしいものぐだざいいいい!!!!」

「このままじゃあかぢゃんがゆっくりできないよ!!!おにいさん!!たべものください!おねがいじまず!!!」

2匹は虐待お兄ちゃんに懇願するが彼は何も応えずに蓋を閉めた。

「ふむふむ…6匹か。結構実ってるな」

れいむの頭には6匹の赤ゆっくりが実っていた。ゴミを食ってはいても一応は成長している。


「もういやだよ…」

「まりさ…がんばろうね…きっといつか…いつか…ゆっぐ…えっぐ…ぇぇぇ…」

「ごめんねぇ…まりさがおやさいをとりにいこうだなんていわなかったら…」

「いわないで……はやくたべよう…ゆっくりしてると…またくさくなっちゃうよ…」

「ゆん…」

2匹は生ゴミを食べ始めた。



次の日


「ゆっくち!ゆっくち!」

「ゆっくちちていっちぇね!!」

「ゆーんゆーん」

「おきゃあしゃんしゅりしゅりい」

赤ちゃんが6匹生まれた。

「「「「「「せーにょ…ゆっくちちていっちぇね!!」」」」」」

「「ゆ…っくりしていってね…」」

嬉しそうな赤ゆっくりとどこか暗い顔をする親ゆっくり。

「おきゃあしゃん、どうしたにょ?」

「な…なんでもないよ…」

「おにゃかしゅいたね!!」

「おきゃあしゃん!なにかたべたいよ!」

「ゆううう…」

赤ゆっくりはれいむに生えている茎を見上げながら何か食べたいとはしゃぎ出した。

「みんな…ゆっくり…ゆっくり…あじわってね…」

茎を下ろし赤ゆっくりに食べさせた。

「「「むーちゃむーちゃ…ちあわせぇ♪」」」

「「「おいちいね!」」」

嬉しそうに茎を食べる赤ゆっくり。普通ならば親ゆっくりはそんな光景を嬉しそうに眺めるがこの2匹は暗い顔をしていた。

この日はこれで済んだ。生まれたての赤ゆっくりは茎を食べればそれで充分だった。しかし次の日になると事態は変わった。

「おにゃかしゅいたよおおおお」

「くしゃいよおおおお」

「あみゃあみゃしゃんたべちゃいよおおお」

「おきゃあしゃんごはんちょうらい」

赤ゆっくり達はお腹がすいたと喚く。生ゴミの腐敗が進み臭いと喚くのもいる。

「ゆううううううう…」

「ごはんはね…あかちゃんのうしろにあるよ…」

「「「「「「ゆ!」」」」」」

赤ゆっくり達は振り向いた。目の前にあるのは臭くて臭くて見るのも嫌なゴミだ。

「にゃにいっちぇりゅの?」

「あんにゃにょごはんじゃにゃいよ!」

「じょうだんいわないでにぇ!」

「ごみなんてたべりゃれりゅわけないでしょ」

まぁ当然の反応である。

「ごめんね…ここからでられないんだよ。だからえささんをとりにいけないんだよ…」

「これいがいにたべられるものなんてないよ…がまんしてね…おねがいだから…ゆっくりりかいしてね…」

親ゆっくり達は力無く生ゴミを食べ始めた。

「やだよおおおおお」

「しょんにゃにょたべられないよおおお」

「むーty…ゆぎぇえええええ…まじゅいよぉ…」

「むー…くちゃいい…たべりゃりぇにゃいよぉ…」

一部の赤ゆっくりは生ゴミに齧りついたが吐き出してしまった。他の赤ゆっくりはそんなもの食べられないと口をつけなかった。



3日後


赤ゆっくりは1匹を除き生ゴミを食べていた。しあわせー♪なんて茎を食べて以来言ってないし会話など無い。

「むーちゃむーちゃ……ゆうううう…」

「ゆぎぇ…きょれたべりゃれにゃいよ…」

5匹の赤ゆっくりは色々なものに口をつけ食べられるものは無理矢理でも飲み込んだがほとんどが食べられるものではなく吐き出していた。

「ゅ…ゅ…おにゃ…きゃ…しゅ…いたよ……」

今まで生ゴミを食べていなかった唯一の赤ゆっくりも空腹に耐えかねついに生ゴミへ向かった。

「むーty…ゆぎぇえええ…」

目の前には生ゴミを吐き出している他の赤ゆっくりがいた。

「……ゅ……?」

3日間何も食べていなかった赤ゆっくりは朦朧としている。目の前の姉妹が白くて丸い……お饅頭に見えてきた。

「いみょうちょ…?…おねえしゃん…?ぉ…おまんじゅうしゃん……?」

さらに数歩歩く。

「……おまんじゅう!!おまんじゅうしゃあああああん!!!!」

赤ゆっくりは目の前の姉妹に齧りついた。

「うみぇえええ!!!めっちゃうみぇえええええ!!!!」

「ゆぎゃあああああ!!!!やびぇぢぇええええええ!!!!!!いじゃいよおおお!!!」

齧られた赤ゆっくりが悲鳴を上げた。

「だじゅぎぇでえええええ!!!!おねえしゃああん!!!!おきゃあしゃああん!!!!!」

「これめっちゃうみぇえ!!!あみゃああああああああああ!!!!」

悲鳴を聞き、まず2匹の赤ゆっくりがやってきた。

「にゃにしちぇりゅの!!!」

「だべだよおおお!!!いみょうちょたべちゃだびぇえええええ!!!!!」

1匹の赤ゆっくりは齧りついている赤ゆっくりを突き飛ばした。

「ゆぎゃ!!!!」

「どびょじでいみょうちょをたびぇぢゃゆのおおお!!!!」

もう1匹はボロボロになり皮から餡子を漏らしている赤ゆっくりの介抱を始めた。

「いじゃいよぉ…」

「あんきょがもれちぇりゅよ!!!きょれじゃゆっくちできにゃいよ!!」

餡子を体の中に戻そうと餡子を口に咥えた。これがいけなかった。

「ゆ!きょれあみゃいよ!!」

餡子を口に咥えたときに舐めてしまったようだ。久々の甘味に目の前の姉妹の事を忘れて餡子を食べ始めた。

「むーちゃむーちゃ」

「ゆぎぇえええええ!!!!たべにゃいぢぇえええええ!!!!!」

「「ゆ!じゅるいよ!!!」」

ここでさらに2匹の赤ゆっくりがやってきた。

「あみゃあみゃしゃんちょうらいね!」

「ひとりじみぇにゃんてゆっくちできにゃいね!!」

「きょれはりぇいみゅのあみゃあみゃだよ!!」

「ちぎゃうよおお!!!!たべぼのじゃないよおおお!!!!」

一方残りの2匹は

「ゆっくちできにゃいおねえしゃんなんちぇちね!!」

「うりゅしゃいよ!!いみょうちょをたべようとちゅるゆっくちなんてちねばいいよ!!」

赤ゆっくり達は喧嘩を始めてしまった。

「みんななにじでるのおおおお!!!!!」

「だめだよおおお!!ながよぐじでよおおおお!!!!」

遅れて親ゆっくり達が駆けつけてきた。

「ゆぎぇええ!!!」

「いちゃいよ!!」

「おきゃあしゃんなにちゅりゅにょ!」

6匹の赤ゆっくりは親の前に並ばされた。

「どぼじでげんがじぢゃうのおおお!!!!しまいでしょおおお!!」

「ゆっくりしようね!!ゆっくりだよ!!ゆっくりいい!!!」

赤ゆっくり達は親ゆっくりに憎悪の目を向けた。

「あ…あかちゃ…」

「もちょはちょいえばおかあしゃんがいけにゃいんだよ!!」

「ゆ!!」

「しょうだよ!!!しゃっしゃとおいちいものもってきちぇね!!」

「ゆっくちできにゃいのはおかあしゃんのしぇいだよ!!!」

「どぼじでぞんなごどいうのおおお!!!!!」

「うりゅしゃいよ!!!いくぢほうきだにぇ!!」

「ゆっくちできにゃいおかあしゃんなんてちねばいいよ!!」

「しょうだしょうだ!!」

「ちね!ちね!」

赤ゆっくり達は親ゆっくりに体当たりを仕掛けてきた。

「や…やめてね!!みんなゆっくりしようよ…」

「ゆ…ゆっくりできるおうたをうたおうね!!!!ゆ…ゆゆゆ~」

「しょんなへたくしょなうたなんちぇききちゃくにゃいよ!!」

「しょんなことしゅりゅひまがぁりゅにゃりゃおかしもっちぇきちぇにぇ!!」

「「ゆがああああああああ!!!!!」」

赤ゆっくりだけではなく親ゆっくり達もストレスは溜まっていた。それでも我が子のために我慢してきた。生ゴミでもまだ味が残ってて

食べられそうなものは優先的に赤ゆっくりに与えていた。しかしもう我慢の限界だった。

「おかあさんだってね!!!!………ゆっくりしたいんだよ!!!!」

「わがままいわないでね!!!おかあさんだってつらいんだよ!!!!!」

親子は衝突した。親ゆっくり達が気付いた時は6匹の赤ゆっくりは皆押し潰されて絶命していた。

「ゆふう…ゆふう………ゆ!!」

「あ…あ…ああああああ…」

我に返ったときは手遅れだった。

「ごべんねえええ!!!!ころしぢゃってごべんなざいいい!!!!」

「あがぢゃんぎゃあああ!!!!…おかあさんがばぢがっでだよおおお!!!!」

2匹は一頻り泣いた後赤ゆっくり達を食べ始めた。これがゆっくり流の供養なのだという。

「あがぢゃん…おそらでゆっくr……ゆ?」

「ごめんね…あかty…ゆゆゆ?」

2匹の様子がおかしい。

「む…しゃ…!!!!むーしゃむーしゃしあわせぇ♪」

「うっめ!!!これめっちゃうめ!!」

2匹は一心不乱に赤ゆっくりの死骸を食べ始めた。久々の美味しい食事だ。

「ゆひゅう…ごちそうさま!!」

「おいしかったあああ」

2匹は同じことを思い出していた。

"だがこれだけは覚えておきな。お前らは食ったものを餡子に変えることが出来るんだよ"

人間に捕まった次の日、人間が言った言葉だ。

「れいむ…」

「うん」

………………

………


「「すっきりー」」




次の日


「久々の登場だよ」

虐待お兄ちゃんが生ゴミの補充にやってきた。

「ゆ!おにいさん」

「いっぱいちょうだいね!!」

2匹はどことなく嬉しそうな顔をしていた。

「ひいふうみい…ほほう。分かってきたようだな」

れいむの頭には8匹の赤ゆっくりが実っていた。

「れいむ!れいむ!」

「まりさ!よろしくね!」

2匹は生ゴミの方へ向かった。1週間も生ゴミと共存すればどれが食べられるのか、どれが美味しいのか、どれが不味いのかが分かってくる。

「これはたべられるよ!」

「これはちょっとくさいけどだいじょうぶだよ!」

2匹は美味しいゴミ、ちょっと美味しいゴミ、食べられるゴミを区別して集めた。

「ゆっ」

美味しいゴミはまりさの帽子の中に隠した。

「じゃあこっちをたべるよ」

「むーしゃむーしゃ…あかちゃんのためならそれなりー」




数日後


「「「「「「「「ゆっくちちていっちぇにぇ!!」」」」」」」」

「「ゆっくりしていってね!!」」

無事8匹の赤ゆっくりが生まれた。

「「おにゃかしゅいたよ!」」

「おきゃあしゃんなにかたべさしぇちぇにぇ!」

「あかちゃんたち!!ごはんをたべようね!」

「むーちゃむーちゃ…ゆぎぇえ…」

「ゆううう…にゃんだきゃくしゃいよ…」

親ゆっくりは赤ゆっくりに食べられるゴミと不味いゴミが混ざったものを咀嚼して口移しに与えていた。

「まじゅいよおおお…」

「おきゃあしゃん…しょのみどりのたべちゃいよお…」

赤ゆっくりはれいむの頭に生えている茎を見上げながら言う。

「なにいってるの?このみどりさんはにがいにがいなんだよ」

「ゆ!?」

「このくきさんはとってもまずいからおかあさんたちががまんしてたべるよ」

「「ゆゆ!!??」」

「みんなはまだちいさいからおおきくならないとだめなんだよ」

「だからこんなにがいものたべちゃうとゆっくりできなくなっちゃうよ!!」

「「ゆ!!!????」」

「いまあげたごはんちょっとまずいけど…これは…ゆっくりできるおくすりなんだよ!!」

「だからいまだけはちょっとおいしくないけどがまんしてね!」

「おおきくなったらおいしいものがたくさんたべられるよ!」

「「ゆ????」」

勿論大嘘である。茎はとても甘く赤ゆっくりは本能的にそれがおいしいものだとわかっている。

「しょうにゃの…」

「ほんちょう?」

「そうだよ!!おかあさんがうそをつくわけないよ!!」

「ごめんね!!でもみんなゆっくりできるいいこだからがまんしようね!!」

「「ゆっくち……りかいちゅりゅよ…」」

「ゆううううん…」

おかしいと思いつつ赤ゆっくりは諦めた。親が言うのだからそうなのだろう…。

その後赤ゆっくりは不味いものを食べさせられた。

「まじゅうううう…」

「くちゃいよおおお…」

時にはちょっと美味しいゴミが与えられた。夜になり赤ゆっくりたちが寝静まると…

「れいむ、れいむ」

「ありがとう」

「「む…しゃ…ーし………し…わ……」」

こっそりとまりさの帽子に隠していた美味しいゴミを食べていた。数日経つと新しいゴミが補充される。

「むーしゃむーs…ぎぇえええええええ!!!!」

親ゆっくりは口にした生ゴミを盛大に吐き出し苦しみだした。

「ゆっくちできにゃいよおおお」

「じっがぢちちぇええええ!!」

「ゆ…ゆ…おちびぢゃん…これは…どくだよ…ぜっだいだべぢゃだめだよ…おかあさんが…かわりにたべであげるがら…」

「「ゆっぐぢりがいぢだよおおお」」

自ら進んで毒を食べると言う親に感涙する赤ゆっくり。しかしこれは全て演技。このゴミは美味しいゴミだった。赤ゆっくりが食べないように

わざと大袈裟な演技をしたのだ。




「まりさ、そろそろだね」

「うん」

赤ゆっくりも段々と成長していく。数日後親ゆっくりは赤ゆっくりを2つのグループに分け、れいむとまりさは各自4匹ずつ連れて箱の隅に誘導した。

「おきゃあしゃん、にゃにしゅりゅの?」

「いまからみんなでゆっくりするんだよ!」

「ゆっきゅりゆっきゅり!!」

「きょりぇきゃらやっちょゆっきゅりできりゅよ!!」

「じゃあみんな、めをつむってね!!」

「「「「ゆ~ん」」」」

「「「「ゆっきゅりぃ」」」」

………………

………





「ほれ、新しい餌だ」

虐待お兄ちゃんが新しい生ゴミを持ってきた。

「おにいさん!!いっぱいちょうだいね!」

「ありがとうね!!」

今度はまりさの頭に赤ゆっくりが実っている。12匹もいた。

「ちゃんと生活できてるようだな」

彼は2匹と目があった。

「…………ニヤッ…」

彼が笑う。

「「にやっ…」」

2匹も笑い返した。










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最終更新:2009年03月19日 18:31
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