※俺設定注意
ちょっとしたキャッキャウフフ状態注意
緋想天の対戦中、友人がこんなことを言ってきた。
「なぁ、
ゆっくりの再調教してみる気ない?」
「ゆっくりの再調教?」
「俺の知り合いにさ、ゆっくりまりさを飼っている一家がいるんだが、そこのまりさが・・・」
「どうしようもなくクズに育ったと」
「そうなんだよ」
「お前が何とかしろよ面倒くさい。何で俺がやらなきゃいけないんだ」
「いや、今月は忙しくて。その点、お前は時間あるだろ?」
「誰がニートだ。自営業だよ、俺は」
「そんな事言ってねぇよ。でだ、引き受けてくれるか?」
「えー。そういうことは飼い主がきちんと責任を持って・・・」
「増長しきっててろくに言うことを聞かないらしい」
「それこそぶっ殺して買い換えればいいじゃん」
「いや、娘さんがどうしてもこのまりさがいいって言うらしいから買い換えられないんだと」
「ちょっと待て。今なんて言った」
「買い換えられないって・・・」
「その前だよその前。誰が、何を言ったって?」
「娘さんが、どうしても・・・」
「その娘さんは何歳だ」
「確か今年で10歳くらいになるんじゃなかったかな」
「引き受けましょう」
「うわ、ロリコンだ」
「ちっ、違うよ!ロリコンじゃないよ!ただそんなに小さいんじゃ躾も難しいんじゃないかなって・・・」
「いやもう解ったから。何もそんなにムキにならなくても」
「むっ、ムキになんかなってないよ!ただ俺はその一家に平穏と躾を施されたゆっくりを提供しようとだな・・・」
「はいはい。ああ、ちなみにどうしようもない場合は殺しても構わないそうだ」
「え、そうなの?」
「両親の許可は取ってある。どうせばれないだろうし、いざとなったら同じまりさ種をすり替えておけばいいってさ」
「わかった。そんでいつまりさを持ってくるんだ?」
「今度の日曜日にどうだ?」
「OK」
「どれくらい調教に時間かかりそうかわかるか?」
「短くて1週間、長くて1~2ヶ月だな」
「お兄さんたち、お茶がはいったわよ」
「あ、ありがとうゆうかちゃーん。今日も可愛いねー。うちの子にならない?」
「おいゴルァ!!うちのゆうかに色目使ってんじゃねぇ!!!」
そんな調子で。
今度の日曜日にまりさを再調教することになった。
ゆっくり再調教
そして日曜日。
地下に作られた調教部屋に、俺とまりさは居た。同居しているてんこも居る。何故だ。
「ゆっへっへ!ごみくずのじじいがまりささまになんのようなんだぜ?」
「・・・・・・・・・」
久々にここまで増長しているゆっくりまりさを見た。
最近は野良ゆっくりとか問答無用でぶっ殺してきたからなぁ。
別に今ここでぶっ殺してもいいのだが調教する前に殺してしまうのは負けの気がする。殺すのは最後の手段。
「もしかしてまりささまのどれいになりたいのかだぜ?だったらいますぐまりささまのうんうんをたべるんだぜ!」
「・・・・・・・・・」
それにしても酷い。
この態度、この言葉遣い。何をとっても野良並みの屑だ。唯一違うところは清潔であるところ。
一体こいつを飼っていた家ではどんな教育が施されていたのであろうか。
きっと躾なんて無かったのだろう。
まりさの我侭の通りに世話をして、まりさの食べたいものを食べさせる。
ゆっくりをよく知らない人が陥りやすい問題だ。
そんな事をすればゆっくりはすぐにゲス化し、飼い主を奴隷のように思いはじめる。
まりさはバッジをつけていない。おそらくは今までずっと室内飼いだったため。
金どころか銀バッジの取得も無理だろう。外に出せば潰される。
「こいつがむのうなのはかくていてきにあきらか」とてんこが呟いた。
「なにをだまってるんだぜ!このおうちもまりささまのものにしてあげるからじじいはとっととあまあまもってくるんだぜ!」
「・・・・・・・・・」
今俺の右手にはゆっくり調教棒が握られている。
ゆっくり調教棒。
良くしなる謎の素材でできた、2メートルほどの棒。
個人的に透明な箱に次ぐ虐待フェイバリットアイテムだったのだが、製造元が潰れてしまったらしい。非常に残念。
「きた!ぼうきた!めいんちょうきょうぼうきた!これでかつる!」とてんこが興奮気味に繰り返している。
「いいかげんにするのぜこのくそじじい!まりささまのこえがきこえないの?ばかなの?くずなの?しぬの?」
「・・・・・・・・・」
そろそろまりさを黙らせよう。
いい加減にしておかないとまりさを殺してしまう。
ストレスを溜め込むのはよくない。
「ひんじゃくいっぱんゆっくりがいっきゅうにーとのお兄さんにたいしてなめたことばつかうことで
お兄さんのいかりがうちょうてんになった」とてんこが囁いてくる。
いや俺ニートじゃないから。自営業だから。
「ゆ゛あああああああああ!!!!なにをだまっているんだぜ!!じじい!!はやくまりささまにあまあま・・・」
「黙れ」
ゆっくりと言葉を紡ぐ。
さぁ、調教開始だ。
「これからお前を調教する。俺が黙れといったらお前は黙らなくてはならない」
「ゆっ!!?なにをいってるんだぜじじい!!!そんなことはどうでもいいからまりささまにあまあまを・・・」
「さもないと―――」
調教棒を振り上げる。
狙うはまりさの眉間。
勢いをつけて、振り下ろす。
「ぶぎゅぇ!!!!!!!!」
「痛い目を見ることになる」
狙い通りに、調教棒はまりさの眉間にめり込む。
本来ならばゆっくりの体など両断できるほどの威力。だがまりさは死なない。傷ひとつ負うことも無い。
調教棒によって、まりさの皮が破れることはない。
ゆっくりと、まりさから調教棒を引き抜いてゆく。
「ゆぎゅえええええええええええええあああああああああああああああああ!!!!!!!!」
まりさはみっともないくらいにわめく。
そりゃそうだ。調教棒はまりさを殺さないだけで、本来死ぬほどの痛みはまりさに伝わっているのだから。
生まれてこのかた痛みとは無縁だったろうまりさにとって、この激痛はどれほどのものか。
てんこが羨ましそうに俺の方を見てくるが、今のところ無視。
「ゆあああああっがああああああああああああ!!!!ぎいいいいいいいいいいいぃぃぃぃぃ!!!!!!」
情けないくらいにごろごろと床を転げまわるまりさ。
本気に程遠いあの程度の一撃で、ここまで痛がるとは。
この根性なしめ。
「いぎいいいいい・・・・・・ゆっ、ゆっぐぐぐぐ・・・・・・」
落ち着いてきたのか、まりさは止まる。体が震えているのは恐怖のためか、怒りのためか。
さて、どうなるか。
この後の反応で調教のし易さが変わってくるのだが。
「ゆっがあああああああああああ!!!じねえええええぇぇぇぇぇ!!!!」
そう言うやいなや俺に飛び掛ってくるまりさ。
ああ、駄目だな。
このまりさはかなり低脳な個体らしい。痛みを与えられ、逆上し、襲い掛かってきた。
根性は無いくせに、プライドだけは饅一倍あるらしい。
謝りだすような弱気な個体ならばもっと早く調教が済むのだが。
目の前にはまりさが馬鹿面を晒している。
勿論迎撃する。
調教棒でまりさを叩き落す。
「ぶべぇぇぇ!!!!!!」
地面との熱い抱擁を交わすまりさ。
また襲い掛かってくることは無いだろう。
まりさが回復するまで見守る。
てんこの息が荒くなってきている。無視。
「まりさ、お前は俺の言うことを聞かなくてはならない。まずは黙れ」
「なに゛いっでるんだぜ!!まりざざまは―――」
まりさの側面に調教棒を叩き込む。
まりさは体をくの字に曲げ、壁へと吹っ飛・・・ばない。
調教棒の運動エネルギーはまりさに余さず痛みとなって伝わったのだ。
「ゆぐええええ゛ええ!!!ゆぐっ・・・ゆげぶげらっ!!!」
中身を吐き出しそうになる前に叩く。
これはあくまで調教であって、まりさを殺す気はない。傷もつかない。ただ死ぬほどの痛みだけが襲ってくる。
まりさには死ぬより辛い目にあってもらう、だけ。
「もう一度言う。黙れ」
「ゆぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎ・・・ぶぎぃっ!!!!」
声を出せば調教棒を振る。
別に言葉でなくても良い。悲鳴だろうが、呻き声だろうが、黙らなければ調教棒を振るのみ。
調教棒を振る。調教棒を振る。調教棒を振る。調教棒を振る。調教棒を振る。
「何度でも言おう。黙れ、まりさ」
「・・・・・・ぎっ!!!・・・・・・ぶっ!!・・・・・・ゆ゛っ!!・・・・・・げっ!!・・・・・・べっ!!」
とりあえず初日はこうやって滅多打ちにし、こいつに恐怖心を植え付ける。
逆らえばどうなるか。それを餡の髄まで刻み付けるのだ。
と、ここでてんこが我慢の限界を迎えたらしい。
「ゆああああああああああ!!!お兄さん!!てんこにも、てんこにもそれちょうだいねぇぇぇぇぇ!!!」
「ぶべらっ!!!」
まりさを蹴り飛ばしながら、てんこは調教棒をねだる。
すっ飛び、壁に激突するまりさ。意外なことに傷はついていない。ドMのなせる業か。
「こんなひんじゃくいっぱんゆっくりよりいっきゅうゆっくりのてんこをぶってね!!」
「ぶびっ!ぶびっ!ぶびっ!ぶびっ!ぶびっ!ぶびっ!ぶびっ!ぶびっ!ぶびっ!」
「・・・・・・あの、これまりさの調教なんだけど」
「もうしょうぶついてるから!!どうしてもっていうなら、まりさといっしょにてんこをぶってね!!!」
「お前それで良いのか?」
瀕死のまりさを踏みつけながら懸命におねだりするてんこ。
言動はドMだが行動だけ見るならば立派なドSだ。
仕方が無いのでてんこに向かって棒を振る。
まずは胴。顔はやめな、ボディーにしな!と誰かに言われた気がした。
「ぐっふぅ!!・・・・・・はああああああぁぁぁぁぁぁ!!!いいよ!もっと!!もっとぶってねえええぇぇぇぇ!!!!!」
「ぶぐっ!」
恍惚に身を震わせるてんこ。
火がついてしまったのか、おねだりは激しくなっている。
てんこを殴ったとき、まりさは何故か蹴られていた。
「もっとおおおおおおぉぉぉ!!!もっともっとてんこをぶってねえええええええええぇぇぇぇぇ!!!!!」
「・・・・・・・・・こんなもんだろ」
「おいィ!?もうおわりなの!?もっとてんこをぶってね!!!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
疲れた。
何が疲れたっててんこに疲れた。
どれだけぶたれてもてんこは満足せず、もっともっととねだってくるのだ。
おかげで最後の方は殆どてんこだけをぶっていた。
いまだに元気なてんこの体力を疑う。
まりさは喋らない。
別に死んでいるわけではない。ただちょっと体力の限界を超えて殴られ続けただけだ。
白目をむいて倒れているまりさ。おそらく意識はバラバラに裂けている。
この程度なら明日には回復しているだろう。
「さ、てんこ。もうぶつのは終わり。上に戻ろうか」
「おいィ!?ここでもっとてんこをぶつべきとかんじてしまっているやつはほんのうてきにちょうじゅたいぷ!」
「はいはいそうだねー。じゃあ一緒に上に戻ろうなー」
てんこを抱きかかえる。
てんこの髪から桃の香りが鼻をくすぐる。
ゆっくりフードを一匹分置いておく。気がつけば勝手に食うだろう。
右手に調教棒、左手にてんこを抱きかかえながら、俺は調教部屋を後にした。
2日目。
調教部屋へと向かう。てんこが当然だと言うかのように俺についてくる。何故だ。
あのまりさはどうなっているだろうか。
気絶から目覚め、暗い調教部屋の中一匹でゆっくりフードを食べる。あの恐ろしい時間を思い出しながら。
きっと俺のことを恐れるだろう。歯向かう気力すら無くすだろう。
それでいい。そうなるためにお前をそんな目に遭わせたんだ。
恐怖に縛られるまりさを幻視しながら、調教部屋のドアを開く。
「やぁまりさ。楽しい調教の時間だぞー」
部屋の中央に一匹ぽつりと佇む後頭部。
まりさはこちらを振り向き、言った。
「ゆっへっへ!ごみくずのじじいがまりささまになんのようなんだぜ?」
「・・・・・・・・・」
マジかよ。
低脳だとは思っていたが、まさかここまでとは。
昨日の事を覚えていないらしい。
あるいは夢だとでも思っているのか。
「もしかしてまりささまのどれいになりたいのかだぜ?だったらいますぐまりささまのうんうんをたべるんだぜ!」
「・・・・・・・・・」
これは時間がかかるかもしれない。
ここまで物覚えの悪い個体には久々にお目にかかる。
少し調教のペースを上げなければ。
「なにをだまってるんだぜ!このおうちもまりささまのものにしてあげるからじじいはとっととあまあまもってくるんだぜ!」
「・・・・・・・・・」
今日も昨日と同じように、いやそれ以上にまりさを締め上げよう。
どんなに頭の悪い個体でも、トラウマを刻み付けていけば徐々に効果は上がっていく。
「いいかげんにするのぜこのくそじじい!まりささまのこえがきこえないの?ばかなの?くずなの?しぬの?」
「・・・・・・・・・」
動物の調教に過度な体罰はよくないとされる。
だがゆっくりは違う。体罰無くして、ゆっくりの調教などできないのだ。
特にこんなゲスでアホの場合は。
「ゆ゛あああああああああ!!!!なにをだまっているんだぜ!!じじい!!はやくまりささまにあまあま・・・」
「黙れ」
そうだ。
徹底的に。
調教の記憶以外が残らないくらいに。
俺がお前を教育してやるよ、まりさ。
まりさの調教の日々は続いた。
勝手に喋れば殴る。勝手に動けば殴る。気に入らないことをすれば殴る。
まりさに少しずつトラウマを刻み付けてゆく。
まりさの平穏な記憶は徐々に調教の恐怖へとすり替わっていく。
日を重ねるごとに、増長はなりを潜め、まりさの目には俺への恐怖の色が増していった。
ちなみにてんこは5日目にゆうかに見つかった。
「てんこがどうやってお兄さんのじゃまをしたってしょうこだよ!!」とてんこは言い訳をしていたが、
ゆうかのアイアンクローと原爆固めによって連行されていった。
一ヵ月後。
「まりさ。ゆっくりしていってね」
「ゆっくりしていってね!!!」
まりさは笑顔を貼り付けて返事をする。
「まりさ。まりさの好きな食べ物はなんだ?」
「まりさはゆっくりふーどがすきだよ!!!」
こう言わなければどうなるか解っているのだろう。
まりさの目は俺への恐怖で染まっている。
「まりさ。人間さんとまりさの関係は?」
「にんげんさんはえらいんだよ!!!まりさはにんげんさんにしたがうよ!!!」
俺への恐怖は人間そのものへの恐怖に拡散した。
今やまりさは人間であれば誰の命令であっても聞くだろう。
「・・・よし。大丈夫みたいだな」
最早まりさは恐怖の虜だ。
まりさを透明な箱にしまい、友人に手渡す。
友人はまりさを助手席に置き、車を出していった。
「・・・・・・だいじょうぶかしら、あのまりさ」
「ん?あー、多分大丈夫だろ」
ゆうかの心配そうな声に、俺はそう返事をする。
またまりさがゲスるのではないかと心配しているのだろう。
あれだけのことをしてやったんだ。そう簡単にまりさのトラウマは拭えない。
あのまりさの記憶にかつての飼い主の記憶は無い。
もともと少ない記憶容量の全ては、全て調教の記憶で埋まっている。
まりさは飼い主を奴隷ではなく、服従すべき恐ろしい人間として見る。
まあ、でも。
もしまたゲスるようなことがあれば。
今度はこんなもんでは済まさない。
加工所の再調教施設に放り込もう。半年くらい。
なにせあのてんこが1日で泣いて帰ってきたくらいだ。
この一ヶ月なんて天国みたいに思えるんだろう。
だから、まりさ。
お前にその地獄を見せてやりたいから、まりさ。
できるだけ、戻ってこいよ、まりさ。
おわり
―――――
まりさを叩いて叩いて叩きまくるお話だったはずなのにいつの間にかてんこが登場して全てを台無しにしていった。
ついカッとなって書いた。反省している。
最終更新:2009年04月16日 01:42