休日の午前。何もやることがなく、僕は無駄な時間をすごしていた。
昨日までの疲れが溜まっているからか、外に出かける気にはならない。
でも梅雨も明けていい天気だから、たまには庭で昼寝するのもいいかもなぁ…
ということで、久しぶりに庭に出てみた。
整えられた芝生の上に、テーブルと日差しを防ぐパラソル、そしてくつろげる椅子が置いてある。
天気がよく過ごしやすい日は、ここでゆったりと優雅な時間を満喫するのだが…
「ゆっ……ゆっ…」
そんなブルジョア的な妄想を打ち破る、耳障りな騒音。
音源の元へ行ってみると、そこには…
「ゆ!!ぬけないよ!!みんながんばっててつだってね!!」
「おかーさんがんばってね!!がんばってこっちにきてね!!」
「ゆゆ!!れいむもてつだうよ!!」
一匹の母れいむと、10匹の子れいむ。
どうやら柵から庭の中へ侵入しようとしているらしいが、母れいむの大きさでは柵の隙間を通ることができ
ない。それでも無理やり通ろうとしたものだから、みっちり隙間に嵌ってしまったのだろう。
でも、子れいむの大きさならば、柵の隙間を通ることは出来る。
10匹の子れいむは、母親を押したり引っ張ったりして何とか庭の中へ引き込もうとしていた。
「やあ!ゆっくりしていってね!」
「ゆっ!?ゆっくりしていってね!!」
嗚呼、すばらしき餡子脳。
その脳に刻まれた本能は、例に漏れずお決まりの台詞を返してくれた。
「君達はここで何をしてるのかな?」
「れいむたちがみつけたおうちにはいろうとしてるんだよ!!」
「でもおかーさんがここからうごけなくなっちゃったの!!ゆっくりたすけてあげてね!!」
家の主を目の前にして『れいむたちがみつけたおうち』と。
まだ。まだ大丈夫。まだそんなに腹は立っていない。
「助けてあげても良いけどさ、ここってお兄さんの家なんだよね」
「ゆ!?ちがうよ!!ここはれいむたちのおうちだよ!!れいむたちがさきにみつけたんだよ!!」
「ぷっ、あははは…!」
思わず笑ってしまった。
こっちは生まれてから二十数年ずーっとここに住んでるって考えると、『さきにみつけた』と言い張るゆっ
くり達がなんだか可哀相に思えてきたからだ。
「何がおかしいの!?ゆっくりできないならここからでてってね!!」
「そうだよ!!おかーさんをたすけたら、どっかいってね!!」
人間だったら、こんな自分勝手な発言なんてできないよな。そこに餡子脳のすばらしさを感じる。
さて…そろそろ潮時かな。
「でもここはお兄さんの家だから、僕は出て行かないよ」
僕の言葉に、不満そうな顔をするゆっくり一家。
母れいむの周りにいる子れいむたちを軽く蹴散らして、僕は母れいむに近づいていく。
「ゆぎゃ!やめてよね!」「いたいことするおにーさんとはゆっくりできないよ!!」
「君達はちょっと黙っててね」
そして、母れいむの目の前にしゃがみ込む。
「ゆ!!ありがとう!!ゆっくりたすけてね!!」
すでに助けてもらえるのは、こいつの頭の中では決定済みらしい。
まぁ最終的には助けることになるのだが、ただ助けるだけではつまらない。
まずは、上下関係というものをハッキリさせる必要がある。
そう…この家の持ち主が誰なのか、ハッキリさせるのだ。
「その前に質問があるよ。これに正直に答えたら助けてあげる。この家は誰の家だっけ?」
「ゆ!!れいむたちのおうちだよ!!」
柵に挟まったままの母れいむの頭を掴み、ぎゅっと握る。
「ああそう、そういう嘘をつくなら助けられないなぁ…」
そして一気に握り締める!
「ゆぎゃあああああああああああああ!!!何でごんなごどずるのおおおおおお゛お゛お゛お゛!!??」
「何でって今言ったじゃん。嘘をつくなら助けられない、って」
頭の皮が破れた激痛に、母れいむはぼろぼろ涙を流しながら叫び声をあげる。
周りで様子を見ていた子れいむが、母親の叫びを聞いてすぐさま僕に抗議してきた。
「おかーさんになにするの!?ゆっくりやめてね!!」「おにーさんはゆっくりどっかいってね!!」
「わかった。ゆっくりどっか行くよ」
母れいむから離れて、家の中へと戻ろうとする僕。
母親を助けられるのは僕しかいないのに、どうしてその僕を排除しようとするのかねぇ。
「ま、まってね!!おかーさんをたすけてね!!」
「おにーさん!!ゆっくりどっかいかないでね!!」
おいおい、どっちなんだよ、とボヤキながらも戻ってやる。
「さて、もう一度聞くぞ。この家は誰の家ですか?」
傷口をなぞりながら、やさしく尋ねてやる。
僕の指が中の餡子に触れてかなり痛むのだろう、「ゆ゛!!」「ぎゅ!!」と痙攣している。
「も゛うやめでよおお゛お゛お゛!!!れいむのおうぢにがえるううう゛う゛う゛う゛!!!」
これだけ酷い仕打ちを受けても、自分の主張を押し通そうとする母れいむ。
ゆっくりに二言はない、ってか。
「え?よく聞こえなかったよ!!もう一回答えてね!!」
と、母れいむの頭の傷に指を突っ込んで、餡子を掻き混ぜる。
涎やら汗やらわけの分からぬ体液やら、とにかくいろいろ撒き散らしながら泣き喚く母れいむ。
痛みに反応して痙攣が止まらず、そのたびに僕の指がずぶずぶと餡子の中へ入り込んでいく。
「ゆぎゃあああああああああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ばばばばばばばばば!!!!!!
いいまずぅ!!いいまずがらあぁ!!ゆびぬいでぐだざいいいぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!」
「ちゃんと答えたら助けてあげるよ。ここは誰の家?」
すっと指を抜いてやる。
こいつを生かすも殺すも指一本。
ちょっとした力加減でこいつの命を自由に出来ると思うと、なんだかゾクゾクする。
「ゆぐっ…ごごはっ…おにーざんのおうぢでずううぅぅぅぅ!!!」
「なーんだ分かってたんじゃないか(笑)よしよし、よく言えました!!」
そして、母れいむを柵の隙間からそっと引き抜いてやる。
無事生還した母親の周りに群がった子れいむは、柵に嵌っていたときの凹んだ傷跡を舐め始めた。
「ゆ!ゆっくりしていってね!!」
「ゆっくりなおってね!!」
子の優しさに触れ、嬉しそうな顔をする母れいむ。
いつまでもこうしていられても困るので、僕は母れいむをひょいと持ち上げた。
「ゆ!?なにするの!?ゆっくりおろしてね!!」
「何言ってるんだい?さっき嘘をついた罰を、まだ与えてないだろう?」
「さっきゆっくりやくそくしたよ!!しょうじきにこたえたらたすけてくれるっていったよ!!」
ぶるぶる僕の腕の中で震えながら、抗議の声をあげる母れいむ。
足元の子供たちも「おかーさんをはなしてね!!」と脚に体当たりを仕掛けてくる。
あーそこそこ、もっと強く、あー気持ちいいー……じゃなくて。
「約束したのは『柵から助ける』ってこと。だからこうして助けてあげたよね。
でも君は最初嘘をついたからお仕置きはするよ。言ってる意味わかる?ゆっくり理解してね!」
「い、いやだよおおおお!!もういたいのいやあああああああああ!!!」
先ほどの激痛がトラウマになっているのか、すごい嫌がりようだ。
「でもなぁ、『ここはれいむのおうち』ってさっきから言ってたしなぁ」
「ごめんなざい!!もういいばぜんがら!!いだいのやべでくだざい!!!」
「『ゆっくりでてってね!』とか言ってたっけ」
「れいむうぞづいでまじだ!!!もううぞづぎまぜんがらゆるじで!!!」
「柵の隙間から助けてあげたお礼すら言わないし」
「ありがどうございまずぅ!!!おかげでれいぶはゆっぐりできまずうううぅぅぅ!!!」
ひたすら謝る母れいむ。生きるために必死なのだろう。
まぁ、そこまで謝るのなら…痛いのは止めてあげようかな。
そこで取り出したるは、
ゆっくり虐待のスタンダードとして定着している、透明な箱。
僕は母れいむを透明な箱に突っ込んで蓋をし、カチッと南京錠をかけた。
「ゆぎゅ!!ごごがらだしてね!!ここはせまくてゆっくりできないよ!!」
箱の大きさは母れいむがぴったり嵌る程度。
だから、箱の中の母れいむはほとんど身動きが取れない。
箱にジャストフィットしている母れいむは、その窮屈さに耐えなければならないのだ。
とは言え、僅かながら隙間があるので何とか震える程度のことは出来る。
それでも、どう頑張ったところで自力でこの箱から出ることは出来ないだろう。
足元にその箱を置くと、周りから子れいむたちがやってきた。
「おにーさんなにするの!!」
「おかーさんをゆっくりだしてあげてね!!」
「お母さんは怪我してるから、この箱の中で治してあげるんだよ。だからゆっくり待っててね!」
「ゆ!?そうなの!!」
「おにーさんやさしいね!!」
適当に理由をでっち上げる。すると子れいむたちは納得したらしく、箱の周りから離れていく。
なんと、お礼を述べる子れいむまでいるではないか。
まったく…餡子脳の馬鹿っぷりには助かります。怪我の原因は僕だというのに。
「ゆっくりまっでね!!ここがらだじでね!!」
「おかーさん!!そこでゆっくりやすんでてね!!」
「けががなおるまで、ゆっくりまってるからね!!」
「ゆぎゅうううあああああああ!!!おいでがないでよおおおおおおおおお!!!
ごごじゃゆっぐりできないいいいいいいぃぃぃぃぃ!!!」
子れいむたちに置き去りにされ、絶望感に襲われる母れいむ。
どんなに箱の内側から体当たりしようとしても、勢いをつけるための隙間すらないので内壁をなでる程度の
威力しかない。
「みんなでぇ!!みんなでゆっぐりしようよおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
母れいむの絶叫も、既に家の中に入っていた子れいむたちには届かなかった…
僕は、子れいむたちをある部屋に案内した。
扉を開けると、そこには母れいむとはまた別の一匹のれいむが部屋の真ん中に鎮座している。
母れいむと同じ大きさであるそのれいむは、子れいむたちを見つけるや否や、
「ゆ!!かわいい!!いっしょにゆっくりしようね!!」
子れいむたちに飛びついてきた。
一瞬の出来事でわけが分からない子れいむに対し、れいむは体を擦り付ける。
最初は嫌がっていた子れいむだが、危害を加えるつもりがないと分かると、あっという間に意気投合。
「ゆっ!くすぐったいよ!!ゆっくりやめてね!」
「ご、ごめんね!!みんなでゆっくりしていってね!!」
「ゆゆぅ!!ゆっくりしていくね!!」
「みんなでゆっくりしようね!!」
そこへ、僕は手をぱんぱん叩いて注意を引く。
「ゆ!おにーさん!!びっくりさせないでね!!」
「はいはいっと。それより皆に大事なことを説明するよ!」
子れいむに加えて、もう一匹のれいむも僕に注目する。
僕はそのれいむの元にいくと、そいつの頭をなでながら皆に聞こえるように宣言した。
「今からこのれいむが、皆のお母さんだよ!!みんなで仲良くゆっくりしてね!!」
「ゆっ!?」
まず驚いたのは、『皆のお母さん』と言われたれいむ本人である。
普通のゆっくりならどうだか分からないが、このれいむ…驚きの次にやってきたのはこの上ない喜びだった。
「みんな!!おかーさんといっしょにゆっくりしようね!!」
母親を名乗り始めるれいむを見て、子れいむたちは互いに顔を見合わせながら困惑している。
『おかーさんは、はこのなかでけがをなおしているとちゅう…
なのに、ここにいるのもれいむたちのおかーさん?あれぇ?』
という風に考え込んでいるのだろう。
しかし、次の“偽母れいむ”の言葉でその悩みは吹き飛んだ。
「みんな!!なかよくゆっくりしていってね!!」
「ゆゆ!!…ゆっくりしていってね!!」
僕は心の中でガッツポーズを決めた。こうなる確信が、僕にはあったのだ。
「ゆん!!あたらしいおかーさんだね!!」
「あたらしいおかーさんとゆっくりするよ!!」
血の繋がり…ではなく、餡子のつながりのまったくない親子の誕生である。
どうしてこんなことが可能になるのか?
子れいむのほうは適当に言いくるめれば、目の前の大きなれいむを一時とは言え母親と認めるだろう。
そうしなければ生きていけない状況というのが、野生の世界ではあり得るからである。
ポイントは、偽母れいむのほうだ。
普通の成体ゆっくりならば、突然現れた子ゆっくりを自分の子供と認めるわけがない。
他ゆっくりを受け入れることなど、単に食い扶持が増えるだけで何の利益ももたらさないからだ。
ここが、目の前のれいむの特殊な点。
実を言うとこのれいむ、奇形ゆっくりしか生めない呪われたゆっくりなのだ。
僕は今まで、何度も何度もこのれいむに子供を生ませ、そして理解させた。
自分は、奇形のゆっくりしか生めない。自分が子供をつくれば、その子は絶対にゆっくりできない、と。
いつの日からか、れいむは子供を作ることを止めた。他のゆっくりと交尾をしなくなったのだ。
それは生まれてくる子供を思ってではなく、生まれた奇形ゆっくりと一緒にいると自分がゆっくりできない、
という身勝手な理由からである。
とにかく、れいむは健常なかわいい子供が欲しかった。
そして今、その念願が叶ったのである。
普通のゆっくりなら嫌がるはずなのに、このれいむはそれを願っていたのだ。
「おかーさん!おなかすいた!」「ゆっくりごはんちょうだい!!」
「ゆゆ!まっててね!!ゆっくりごはんとってくるからね!!」
そう言って偽母れいむが僕のほうへ跳ねてくる。
その様子はとても嬉しそうだ。子供のために尽くすことが出来る喜びを感じているのだろう。
「おにーさん!!れいむたちおなかすいたよ!!ゆっくりごはんちょうだい!!」
『とってくる』などと言ってたから不思議に思ったのだが、僕からもらうってことか。
母親のつもりなら、自分で外に行って取ってきたらどうなんだ?と思ったのだが、部屋から出るのを禁じて
いるのは僕自身だったということを思い出した。
「ゆっくり取ってくるから、ゆっくり待っててね!」
僕は偽母れいむを蹴飛ばして、微笑みながら部屋の外に出た。
偽母率いるゆっくり一家に餌を与えた後、僕は一時間ぶりに庭に出た。
そこには先ほどから箱に入れられて放置されている、母れいむの姿が。
僕の姿が視界に入ると、疲れ果てた表情を一変させて僕を罵倒し始める。
「おにーさん!!ここからだしてよね!!おにーさんとはゆっくりできないよ!!」
「はいはい、ゆっくりゆっくり(笑)」
適当に返事をしながら、箱ごと母れいむを持ち上げる。
何を勘違いしたのか、母れいむは僕にお礼を言い始めた。
「ありがとう!!ゆっくりだしてくれるんだね!!」
「え?何を言ってるの?」
「はやくゆっくりだしてね!!はやくこどもたちにあわせてね!!」
僕はその勘違いを正すために、一発箱をバンッと叩いてやった。
「ゆぎゅ!!ごめんなざい!!あやまりまずがらこどもにあわぜで!!」
涙をぼろぼろ流して、酷い顔で僕に謝罪する母れいむ。
そんな怯えた表情を見せないでくれよ。もっと怯えさせたくなるじゃないか。
「怒ってないから謝らなくて良いよ。でも残念ながら、君を箱から出すことは出来ない」
明らかに不機嫌そうな顔をする母れいむ。
それでもその口から文句は出てこない。何か言えばまた怖い目にあう、と思っているのだろう。
「そのかわり、子供たちが見えるところに連れて行ってあげるよ。そこでゆっくりしてね!!」
「ゆ!!こどもたちにあえるの!?ゆっくりつれていってね!!」
そして連れてきたのは、大画面テレビのあるリビング。
僕はそのテレビがよく見えるように、ソファの上に母れいむを置いた。
「れいむのこどもはどこ!?はやくつれてきてね!!」
さっきの恐怖や激痛をもう忘れてしまったのか。それとも忘れたつもりになっているのか。
どちらでもいいや。もう返事をするのも面倒だ。
僕はテレビの電源を入れて、入力を切り替える。
すると、テレビには偽母れいむと子れいむ10匹がおいしそうに食べ物を食べている様子が映し出された。
実は、先ほど子れいむ10匹を招きいれた部屋には、監視カメラが設置されているのだ。
そのカメラがとらえた様子は、母れいむの目の前のテレビに表示されるようになっている。
「ゆ!!れいむのこどもがいるよ!!」
テレビに映し出される映像を見て、安堵の表情を見せる母れいむ。
しかし、テレビを通して親子の意思疎通が出来るはずも無く、母れいむは次第に顔を曇らせていく。
『ゆ!!あたらしいおかーさんとゆっくりするよ!!』
「ゆ゛っ!!そのこはおかーさんじゃないよ!!おかーさんはここにいるよ!!」
『わーい!!おいしいごはんがたくさんあるよ!!ゆっくりたべようね!!』
「おかーさんもたべたいよ!!おにーさん!!ごはんをゆっくりもってきてね!!」
楽しそうに部屋の中で遊びまわる新ゆっくり一家。
おいしそうにご飯をむしゃむしゃ食べる、子れいむたち。
本来ならばあそこには自分がいるはずなのに…!
子れいむたちと楽しく遊んで美味しいご飯を食べるのは、あのれいむじゃなくて母である自分なのに!!
どんなに叫んでも、その声は子れいむたちには届かない。
今頃子れいむたちは、母の身に何が起こっているかなどこれっぽっちも気にしないで、新しい母と遊んでい
ることだろう。
…母れいむは、理不尽とも思える仕打ちに絶望の色を隠せずにいた。
「子供と会えてよかったね!!それじゃ、そこでずーーーーーっとゆっくりしていってね!!」
「いやあああああああああ!!ごごがらだじでえええええええ!!ゆっぐりできないいいいいいい!!!
はやぐゴともだぢとゆッぐりザぜでよおおおおおおおおおおおオオおおおお゛お゛お゛お゛お゛!!!」
「遠慮しないでね!!ずうっとゆっくりしていっていいよ!!」
「おねがいじまずうううううううう!!!!おいでがないでええええええ゛え゛え゛え゛!!!」
僕は母れいむの絶叫を笑顔で無視して、自室に戻った。
これから母れいむは、ずーーーーーっと偽母と子供たちの一家団欒を見せつけられることになる。
ずーーーーーーーっと、ずーーーーーーっと、ゆっくりと…ね。
(続く)
最終更新:2008年09月14日 05:58