ゆっくりいじめ系2992 うまいが一番

ゆっくりのしーしー描写があります。
※ゆっくりのセリフで読みにくい部分が多いです。(赤ちゃん言葉、他)
 雰囲気だけ伝わって貰えれば、セリフ自体はあんまり意味ないですが、
 お嫌いな方は回避推奨。
※飲酒は20歳になってから。飲酒運転は法律で禁止されています。
 妊娠中や授乳期の飲酒は胎児・乳児の発育に悪影響を与える怖れがあります。
 お酒は楽しく適量で。のんだあとはリサイクル。
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うまいが一番



「ふぅ。」

爽やかな風が吹く穏やかな休日の午後のひととき、
畳に寝そべって読書を堪能した俺は、パタリと本を閉じた。

「チョコレートそうめん、かぁ・・・」

今読んでいた書物の中での、登場人物達の食事風景を思い描き、
陶然として呟く。


そろそろ三時か・・・小腹が空いたな。
チョコレートそうめん、食べてみたいな。
でも、買い物行かないと材料揃わないしなぁ・・・

「ゆっ!ひろくてゆっくりできそうなとこだね!
 おちびちゃんたち!ここをれいむたちのゆっくりぷれいすにしようね!」
「ゆわぁぁ!?ゆっくちぷりぇいしゅ〜♪」
「ゆゆん♪ゆっくち!ゆっくち!」
「れいみゅもゆっくちしゅるよ!」
「ゆっくちちようね!」
「おかあしゃん♪ゆっくちあしょぼうにぇ♪」

あーあーあー・・・窓開けてたから、ゆっくりが入って来ちゃったよ・・・
もうそろそろ、網戸閉めとかないとダメな季節だな・・・

えーと・・・母親れいむが一匹と、
残りは赤ゆで、ひい、ふう、みい・・・全部れいむで15匹か。
また、随分と大所帯だな。

「ゆっ?おにいさん!ここはれいむたちのゆっくりぷれいすだよ!
 かってにはいってこないでね!」
「「「「はいっちぇ、こないでにぇ!」」」」

いや、俺さっきからここで寝そべってるでしょおぉ?
人がいるのにお家宣言しないでよ、君達。

どっこらしょ、と呟きながら立ち上がり、箒を取りに行こうとしかけたが、
そこで不意に思いつく。

ん〜〜〜・・・・・・・まあ、大差ないか。

しげしげとゆっくり達を眺めて思案の末、結論を出す。

そして、ゆっくり達に近づいた。

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「おにいさん!れいむのおうちでゆっくりしたいなら、
 かわりにおいしいごはんさんをもってきてね!
 そしたら、おにいさんもゆっくりさせてあげるよ!
 みんなでゆっくりしようね!」
「ゆゆっ!おいちいごはんしゃん!?」
「もっちぇきちぇね!はやくもっちぇきちぇね!」
「ゆゆ〜♪おにいしゃん、ありがちょう♪」

俺の周りで、れいむ一家が期待に瞳を輝かせ、楽しそうに跳ねている。

「ゆっ!おにいしゃん、れい「よっ、と。」ぶぼっ!?」
ブチュ

取りあえず、手近な赤ゆを一匹踏み潰してみる。

さっきまでの笑顔は何処へやら、
ゆっくり達は皆一様に目と口をクワッを開いたまま、固まっている。

俺が足をどけると、ベタリと潰れて体の各所から餡子をブチ撒けた、
赤れいむだったモノが現れた。

「ゆ゛あ゛あ゛ぁぁぁぁ!?
 れいむのかわいいあかちゃんがぁぁぁぁぁ!?
 ひどいよぉぉ!!どおしてこんなことするのぉぉ!?」
「れいみゅのいもうちょがー!」
「れいみゅのおにぇいちゃんがー!」
「ゆびゃー!!ゆびゃー!!おきゃあしゃーん!!」
「ゆえぇぇん!!」

途端に15匹が一斉に泣き喚く。
やれやれ、五月蠅いなぁ・・・・


「ごめんごめん、れいむ。
 小さい赤ちゃんだったから、お兄さんよく見えなかったんだよ。許してね!」
「ゆぅぅぅぅ!!ゆるせないよっ!
 とってもゆっくりできる、かわいいあかちゃんだったのにぃ!」

右手でスマンスマンのジェスチャーをしながら謝ってみるが、
れいむは大層ご立腹のようだ。

「まあまあ、そんなに怒らないでよ。
 よし、そんなれいむには、鬼夜叉の心をも鎮めるという、
 究極のゆっくりできるあまあまを食べさせてあげよう!」
「ゆっ?きゅうきょくのゆっくりできるあまあま?」

食いついてきた、食いついてきた。

「そう、これだよ。」

と言って、俺はさっきまで読んでいた本のページを開き、
れいむに見せてやる。
怒り狂う海腹先生の御心すらも一撃で鎮める、
究極のスイーツ(笑)・チョコレートそうめん。
いわんや、ゆっくり如きの怒りをや、だ。
当然ながら、れいむに文字は読めないが、興味深そうに挿絵を覗き込んでいる。
赤れいむ達もあまあまという言葉が聞こえたので、母親に倣って本を覗き込む。

「ゆゆ・・・おいしそうだよ・・・」
れいむがゴクッと喉を鳴らす。

「「「おいちちょーー!!」」」
赤れいむ達もキラキラと目を輝かす。

「おきゃーしゃん!れいみゅ、これたべちゃい!」
「れいみゅも!れいみゅも!」
死んだ姉妹の事など、もう忘れたのか、母れいむにおねだりをする赤れいむ達。

「ゆぅぅ・・・わかったよ!おにいさん!
 しんだあかちゃんのことは、ゆるしてあげるから、
 れいむたちに、そのあまあまさんをちょうだいね!」

暫し逡巡していたれいむだったが、もう帰らない赤ちゃんの事よりも、
残っている赤ちゃんをゆっくりさせてあげる方を優先したか、
妥協することにしたようだ。


よし!じゃあ、作るとしますか!『あんこそうめん』!

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「ゆ?」むんず。

と、れいむの片方のもみあげを掴むと、そのままれいむを持ち上げ、
台所に向かう。

「ゆゆっ!?いだいっ!いだいよっ!おにいさん!?
 れいむのこわくてきなもみあげさんがぬけちゃうよぉっ!?」
「「「おきゃーしゃんに、ひどいこちょ、ちないぢぇぇぇ!」」」

じたばたと涙を流してもがくれいむの言葉を無視してスタスタと歩く俺の後を
赤ゆっくり達が、こちらも泣きながら、必死に追いかけてくる。

そして、台所到着ぅっと。


さーて、まずどっから手をつけるかな・・・・・・よし、『足焼き』にしよう!

直火で全面炙るのは面倒臭いから、フライパン、フライパン・・・
あー、昼の残りのチャーハンを入れたままだったわ。

じゃあ、っと・・・見回して昨日の夕食に使った天ぷら鍋に目をつけた。
今日油捨てようと思ってすっかり忘れてたなぁ。

ガスコンロに火を点けて、油が暖まるのを待つ間に
空いている方の手で、ゆーゆー喚いている赤ゆっくり達を、
手早く梅酒を浸ける用の大きなガラス瓶に放り込み、シンク横に乗せる。

そんなこんなで油も暖まって来たので、れいむの両のもみあげを掴んで、
鍋の中に降ろし、底部を油の中に浸してやる。
(※危険なので、絶対にマネをしないでください。)

「ゆぎゃぁぁぁぁぁっ!!あっづいぃっ!?あづいよぉぉぉっ!!
 ゆぎぃぃっ!やめてねっ!やめてねっ!どぼじっ!?あぢっ!!
 どおぉぉじで、れいむにこんなこどずるのぉぉぉぉ!?あっづぅいっ!!」

ジュワァァァァァ、パチパチ、オカーシャンニヒヂョイコトチナイヂェェェ
と心地の良い音を立てて、れいむの底部の皮が揚がって行く。
まずは強火で短時間揚げて皮の表面を固め、しかる後に火を弱め、
じっくりと揚げて、中の餡子まで火を通してゆく。

「ゆびぃぃぃぃっ!?!?あづいよぉぉ!!!あづいよぉぉぉ!!」

もみあげをキツく絞り上げるように掴んでいるので、体の自由は効かないが、
それでもれいむは必死で抵抗しようとして、底部を揺らしてもがく。

「熱っ!」ボシャンッ!

おかげで油が手に跳ね、思わずれいむを取り落としてしまった。
底の深い鍋だったから良かったものの、そうでなければ、
油が溢れて大惨事になるとこだったんだぜ。
何事もなくて良かった良かった。

「ゆ゛がぼぼぼっ!?ばぢゅい゛っ!ぎゃぼっ!!ゆぐぼぼぼぉぉぉっ!?!?」

なんだか良くわからない奇声を上げているれいむは放っておき、
水道の蛇口を捻り、火傷した手を水で冷やす。


「あ〜・・・熱かったぁ・・・」

水ぶくれができてしまった箇所にふーふーと息を吹きかけながら、
れいむの髪を掴んで引き揚げる。

「ゆ゛っ゛・・・・・ゆ゛っ゛・・・・・ゆ゛っ゛・・・・・・」

底部はおろか、ほっぺたまでこんがりと揚がってしまったれいむが、
白目を剥いてブツブツ言っている。
油を飲んだから気分が悪くなったのかな?
まあ、取りあえず、足焼き完了、と。
調理工程上は別に必要ないけど、なんとなーく、
焼いた方が、こう、ね、『始まるぞ!?』感がねー

流しでれいむに水をかけて意識を取り戻させてから、
赤れいむ達と一緒にシンクの横に置いてやった。

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ここで、『あんこそうめん』のオリジナルである、
チョコレートそうめんのレシピをおさらいしておこう。

材 料:ガナッシュタイプのチョコ、バラの香りの甘いシロップ
作り方:溶かしたチョコをシロップの中に麺状に押し出して固める、

はい。これだけ。


まずは、シロップの準備。
『バラの香りの甘いシロップ』なんて、とかいはな物は、
俺の家には無いので、他の物で代用。

泣きれいむを一匹用意。
泣いてないれいむしかいない場合には、泣かせればおk。

「ゆひぃ・・・いひゃいよ・・・・りょおひて、ひょんなひょとひゅるの・・・」

おあつらえ向けに、なんか良くわからない事を言いながら泣いているのが一匹。
ガッついて熱々の油なんか飲むから、
口の中や舌までこんがり揚がってしまって上手く喋れないようだ。

ガラス製のボールを用意し、れいむの顔を被せるようにボールの上に置く。

「ゆっひゅり、はなひへぇね!ひぇいむ、もう、おうひはえる・・・!」

れいむの流した涙が、ボールの底に溜まってゆく。

「ゆえぇぇぇん!!おきゃあしゃーん!!」
「やめちぇね!やめちぇね!おきゃあしゃんに、ひぢょいこちょちないぢぇぇ!」
「ゆやぁぁぁ!ゆやぁぁぁぁん!!きょわいよぉぉ!」
「だいじょうぶぢゃよ・・・れいみゅは、おねいちゃんがまみょるよ・・・」

隣にいる瓶に入った赤ゆ達の声援を受けて、
シロップ代わりの甘いゆっくりの涙が更に溜まってゆく。

でも、ちょと時間かかるなぁ・・・
ゆっくりのしーしーを飲むことに抵抗が無い人は、
涙よりもしーしーを使う方が早いかもしれない。
成分的にはどっちも似たようなものらしいし。
俺は、心理的に抵抗があるので、面倒なのを我慢して涙を使う。

ぎゅうぅぅ、と、れいむの底部を押す。

「ひゅびゃああぁぁぁっ!!いひゃい!?いひゃいひょぉぉっ!!
 ひゃめてねっ!ひゃめてねぇぇぇっ!」

圧力をかけられた事で、焼け爛れた内側の餡子が刺激を受け、
激痛によって、れいむの流す涙が増える。
ふう、これでやっとこ、ボール三分の一ってとこか。


「ごーひゅ、ごーひゅ・・・もう、のべひゃいよ・・・!」

水道の蛇口をれいむの口に突っ込み、れいむに水分を補給させる。
再びれいむをボールの上に被せると、赤ゆを入れた瓶に手を突っ込み、
ゆんゆん泣きながら逃げまどう赤ゆ達の一匹を掴んで取り出す。

「ゆやぁぁぁぁぁ!?はなちちぇ・・・はなちちぇぇ・・・!
 れいみゅ、きょわいよぉぉぉ!?いちゃいこと、ちないぢぇぇ!ゆべっ」

親れいむから見える位置で、透明なボールの側面に赤ゆの顔面を押しつける。

「ひゃめてねっ!?ひぇいむのあかひゃんに、ひびょいことひないでぇ!?」

よしよし、水分補給の効果と相まって、涙がどんどん溢れてくるな。
更に力を込めて、赤ゆをボールに押しつける。

「・・・っ!!・・・・・っ!?!?」

元の二倍くらいの面積まで潰れて広がった赤ゆは、
口をボールに押しつけられてるので喋る事もできず、
背面からの圧力で飛び出さんばかりに見開いた目で、
親れいむに痛みと苦しみを訴えかける。

「あかひゃん!ひぇいむのあかひゃんっ!!おにいひゃん、ひゃめてよぉぉ!」

おお、ますます涙が溜まるペースが上がった。
よーし、これでラストスパートだ。

ベチャッ

「ひぇいむのあかひゃぁぁぁぁぁぁぁぁんっっっっ!!!!」

「「「ゆんやぁぁぁぁぁ!!れいみゅのいもうちょがぁぁぁぁぁ!!!」」」
「「「ゆびゃぁぁぁ!!!ゆびゃぁぁぁぁ!!!!!」」」


よし。シロップの準備完了、っと。
ボール一杯になみなみと溜まったゆっくりシロップは一旦テーブルの上に置き、
れいむはシンク横に戻してやる。
あ、れいむ、もう涙はいらないから、ソレ、止めていいからね。

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お次は、ガナッシュチョコレート、ならぬ、ガナッシュあんこ。

冷蔵庫から、2リットルのペットボトルに入った徳用生クリームを取り出し、
グラスに注ぐ。

ゴキュ、ゴキュ、ゴキュ、ゴキュ、・・・・・ふう・・・

もう一杯注ぐ。


「ゆっ!おそらゆぺっ!?」「ゆびっ!」「ゆぎっ!」

シンクに食器洗い用のたらいを置き、赤れいむを入れた瓶を逆さに振って、
中の赤れいむをぶちまける。

「ゆぇぇぇん!ゆぇぇぇん!」

逃げ場の無いたらいの中を跳ね回って逃げようとしている赤れいむを一匹掴む。
生クリームの入ったグラスから、大きめのスポイトで生クリームを吸い上げる。

「やぢゃぁぁ!れいみゅ、いちゃいのやぢゃぁぁ!ゆぶっ?!」

喚いている赤れいむの口にスポイトの先を突っ込み、生クリームを注ぎ込む。

「ゆぱっ・・・!ゆゆ・・・!?にゃんぢゃか、おいちいよ!?
 おにいしゃん!、もっちょ、ちょうぢゃいね!」

どうやら初めて味わう生クリームの味はお気に召したようだ。

「ゆ?おいちいもにょ?いいにゃぁ・・・」
「ゆゆっ!れいみゅも!れいみゅもおいちいのたべちゃい!」

たらいの中に残された赤れいむ達までもおねだりしてくる。
大人しく待ってろ。順番、順番。

更にスポイトを使って、赤れいむの口に生クリームを注ぎ込み続ける。
最初の内こそ、嬉しそうな顔で、ゆんぐゆんぐと生クリームを飲んでいた
赤れいむだったが、段々と顔が青ざめてきた。

「ゆっ・・・!もうのみぇないよ・・・!ゆっぷ!?」

構わず、生クリームを注ぎ込み続ける。


「ゆべぇぇぇ・・・・れいみゅ・・・おにゃかくるちいよ・・・・」

たっぷり生クリームを飲まされ、二回り程も大きくなった、赤れいむ。
お腹?下あご?の辺りをぐいと押す。

「ゆっぴゅ!?」

普通の赤ゆのような弾力はなく、フニョフニョと柔らかい感触だ。
よしよし、だいぶ餡子が柔らかくなったようだな。
その赤れいむをたらいに戻すと、
同じ手順で、他の赤れいむ達にも次々に生クリームを飲ませてゆく。


しかし、6匹目に生クリームを飲ませているときに、ソレは起きた。

「蹴って焦がして潰して〜♪でーもそれって、お兄さんのゆ愛なの〜♪あっ!?」
「ゆぅぅぅ・・・・れいみゅ、ちーちーしゅるよ!」

最初に生クリームを飲ませた赤れいむが、
たらいの中で生クリーム混じりの白いちーちーを出し始めてしまった。
そうだったぁ・・・!
こいつら余分な水分を取らせると、ちーちーで排出するんだった・・・
迂闊だった・・・

よく見ると、他の赤れいむも何匹かぷるぷるし始めてる。ヤバい・・・!


ジュウゥゥゥゥゥゥ・・・・
「ゆぴゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!?!?」
「ひゃめへぇぇぇっ!?あかひゃんに、はにふるのぉぉぉっ!?」

工具箱から持ってきた小型のハンダゴテを
赤れいむのちーちー口に押し当てて、焼いてやる。
ようし、焼けた皮が癒着した状態で焦げ固まったな。
これでもう、ちーちーは出てこない筈だ。

たらいの中の赤れいむ達に目を移す。

チロロロロ〜
「ゆ゛・・・ゆ゛・・・・・・ゆ゛・・・・・・・・」

あ〜・・・生クリームを飲んだやつも、まだのやつも、
涙目で漏らし始めてる・・・

「・・・ちーちー止めない赤ちゃんは、ちーちーの穴を焼いちゃおうね?」
「「「「「ゆぴっ!?」」」」」

俺の言葉に、一斉に赤れいむ達がピタッとちーちーを止める。
とは言え、ちーちー穴を焼かれる恐怖から、
無理矢理ちーちーを我慢して押しとどめている状態なので、
顔を青や赤に変えてプルプルと震えているが。

「・・・・・・・・」

じっ、とそんな赤れいむ達の様子を観察する。

「・・・・ゆ・・・・ゆっ・・・・ゆゆ・・・ゆぅぅぅ・・・・!!」
チロッ・・・
と一匹の赤れいむから、白いちーちーが漏れた。

「はい!ちーちー出たぁ!!」

ヒュバッ!、と素早くその赤れいむを掴み取り、

ジュウゥゥゥゥゥゥ・・・・
「ゆぴぺぇぇぇぇぇぇぇぇぇっっっ!?!?!?」

その恐怖に、他の赤れいむ達も、次々にちーちーを漏らし出す。

「ゆ・・・ゆっ・・・ゆんやぁぁぁ!?」
チロチロ・・・
ジュウゥゥゥゥゥゥ・・・・
「ゆぎぃぃぃぃぃぃぃっっっ!?!?!?」

「ゆやぁぁぁぁっ!?ちーちーしゃん!?
 ちょまっちぇにぇ!?ちょまっちぇにぇ!?
 どうちて、ちょまっちぇくれにゃいにょぉぉぉ!?」
チロチロ・・・
ジュウゥゥゥゥゥゥ・・・・
「ゆびょぉぉぉぉぉっっっ!?!?!?」

「りゃめぇぇ!!れいみゅみりゅく!れいみゅみりゅく、れちゃうよぉぉ!?」
プッシャァァ・・・
ジュウゥゥゥゥゥゥ・・・・
「り゛ゃめ゛ぇぇぇぇぇっっっっっっ!?!?!?」

まあ、漏らそうが、漏らすまいが、全部焼かなきゃならんので、
最終的には、13匹ともちーちー穴を焼き潰してやった。

「ゆぅぅ・・・!いちゃいよぉぉ・・・・・・・!」
「おきゃあ・・・しゃん・・・・れいみゅ・・・もうちーちーできないの・・・?」
「ゆっぐ・・・・・ゆっぐ・・・・・・」
「ひぇいむのあかひゃぁん・・・ひっかりひてぇ・・・・・」

ちーちー穴を焼き潰されて、たらいの底で泣きながら力無く横たわる赤れいむ達。
既に生クリームを飲ませたやつらも、ほとんどちーちーで排出してしまった。

また赤れいむに生クリームを飲ませる作業が始まるお・・・


「ふぅ・・・ふぅ・・・これで・・・最後・・・!」
生クリームをたっぷり飲んで膨れた赤れいむをたらいの中に転がす。
ガナッシュあんこ!完成です!

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

さーて、それじゃいよいよ、そうめん作りと行きますか。

まずは実験。
先程のゆっくりシロップを持ってきて、親れいむの真ん前に置く。
たらいの赤れいむを一匹取り出し、ほっぺに爪楊枝をプスリと刺して穴を開ける。

「ゆぴぃぃっ!?いちゃいぃぃ!!」
「やめへよぉ・・・・おにいひゃん・・・やめへよぉぉ・・・」

穴を開けた赤れいむを、シロップの入ったボールの上にかざし、
ギュッと力を込めて握った。

「ゆびっ?!」

生クリームで柔らかくなった餡子が、爪楊枝で開けた穴からニュルニュルと、
細い紐状に絞り出され、シロップの中に落ちる。
シロップの中を漂う餡子の紐は、まさしく、餡子麺・・・!

だが、すぐに餡子麺は、シロップの中で溶け崩れ始めてしまう。
あー、やっぱ常温だとダメかな?

この辺は、予想の範囲内だったので、すぐに次の行動に移る。
良く洗ったステンレス製のカクテルシェーカーを用意し、
たっぷりの氷と少量の水、それに塩を少し入れて振る。
それをシロップの中に沈める。シロップを冷やすためだ。
氷を直接入れるとシロップが薄まってしまうので、シェーカーを使った。
更に、シェーカーを沈めたボールごと、冷凍庫に入れて暫く待つ。

さーて、今度はどうかな?
ニュルニュルゥ・・・ポチャン・・・

んー・・・・・溶け崩れはしないみたいだな・・・
箸を取り出して、餡子麺を掬ってみる。

「おお・・・!」
思わず感嘆の声が漏れる。
餡子麺は、箸で摘んでも崩れることなく、きちんと形を保ったままだ。
よし!これで、そうめんも何とかなりそうだ!

俺は意気揚々と、そうめん作りに本格着手する。


「えい♪」
「ゆっぴゃあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?!?!?」
「やめへぇぇぇ・・・あかひゃんに・・・ひどひほと・・・ひないでぇ・・・」

まず、先程の赤れいむの顔面に剣山を押し当てる。

「いぢゃいっ!!ゆぎゃあぁぁぁっ!!ゆびっ?!
 れいみゅのおめめぎゃぁぁっ!?!?」
「ゆぅぅ・・・どほひへぇ・・・どほひへ・・・ほんな・・・ひどひほと・・・」

何回か押し当てる。右目に剣山の先が刺さったが、特に問題はない。
ただし、両目共は潰さないようにした方がいいだろう。


「ゆ゛っ・・・ゆ゛ゆ゛っ・・・」

顔中穴だらけになり、ビクビクと痙攣してる赤れいむを、顔面を下にして、
再びシロップの上にかざす。
そして、背中の部分を絞るようにして、ギュムゥと絞る。

ニュルニュルニュルニュル・・・・

剣山で開けた穴から、幾筋もの餡子麺がひり出され、シロップの中に落ち、
ふぅわりと広がってゆく。
うんうん、なかなかに美しい光景だ。

「ゆ・・・ゆっ!?ゆんやぁぁぁ・・・!れいみゅのあんこしゃん!
 れいみゅのあんこしゃんがぁぁ!?!?」

その美しい光景を残った左目でみつめながら、
赤れいむが己の餡子との惜別の泣き声を上げる。
別れは辛いことだけど、それが糧となって、
残った餡子を美味しくしてくれるよ、赤ちゃん?


「ゆ゛・・・れい・・・みゅ・・・もっ・・・ちょ・・・・・ゆっ」

ペシャンコになって、ほとんど饅頭皮と髪と飾りだけになった赤れいむが
断末魔の声を上げていたが、最後に歯磨き粉を使い切る時の要領で、
饅頭皮の端から押し出すようにして中身を絞り出すと、、
ニュル・・・と僅かな餡子麺を吐き出し、
それきり何も言わなくなった。

「あかひゃん・・・!ひぇいむのあかひゃん・・・・!!!」

泣いている親れいむの目の前で、次の赤れいむを取り出す。

「ゆぅぅん・・・ゆっぐ・・・おきゃあ・・・しゃん・・・
 れいみゅを・・・・たちゅけちぇにぇ・・・
 れいみゅ・・・いちゃいの・・・やぢゃよ・・・?」
「やめへっ!?もう、やめへねっ!!おへがひひまふっ!!
 おにいひゃん、おへがひひまふっ!!」

「ごめん、何言ってるんだかわからん。」

親れいむにそう答えて、

ザクッ

赤れいむの顔面に剣山を突き立てた。

「ゆんぴゃああぁぁぁぁぁぁっっっ!?!?!?」

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

「さあ、れいむ!あんこそうめん、できたぞ!一緒に食べような!」

部屋に戻った俺は、れいむを庭先の地面に置いてやり、
自分も縁側に腰掛ける。

「あか・・・ひゃん・・・・ひぇいむの・・・あか・・・ひゃん・・・」

れいむは、よっぽどあまあまが楽しみと見えて、上の空でブツブツ呟いている。


まずは俺から試食させてもらおう。
ガラスのボールを膝に置き、そこから直接、箸であんこそうめんを一束持ち上げる。
冷やしたゆっくりシロップにより表面を固められた餡子麺は、
互いにくっつき合うこともなく、重力に従って、黒い滝のようにサラリと流れる。
ちょっと、お行儀が悪いけど、このままいただくとしよう。
これも男の料理の醍醐味だ。

チュルルル・・・・・・

音を立て、あんこそうめんをすする。

「・・・・・・・!」

まず、柔らかくツルツルとした餡子麺が舌の上を這い回る。
その官能的な感触を味わおうとした刹那、口の中の熱で餡子麺が溶け出し、
ハラハラとほぐれて、口一杯に餡子の甘みが広がる。
恐怖により熟成された餡子の深い甘みを、生クリームが優しく包み込み、
更によく冷えたゆっくりシロップがキリリと甘みを引き締める。

むう・・・これは・・・・!

「ま、普通に美味しいな。」


それから、れいむ用に小鉢にあんこそうめんを盛ってやると、れいむに差し出した。

「ほら、れいむ。お食べ。」

「ゆ・・・・?・・・!?ひひゃっ!ひょれっ、あかひゃんのあんひょっ!
 いひゃっ!いひゃっ!ひぇいむ、ひゃべたくなひぃぃ!!!」

動けないれいむの口をこじ開け、あんこそうめんを流し込んでやり、
吐き出さないように頭を押さえつけて、口を閉じさせる。

れいむはしばらく目を白黒させていたが、やがて大人しくなったと思うと、
口の中に広がった味わいを感じ、じんわりと涙を流し始めた。
頭を抑えていた手を離してやる。

「・・・むーひゃ・・・・むーひゃ・・・・ひあわへぇぇぇ・・・・・」

れいむは、そう一声、ゆっくりの本能から出る鳴き声を上げると、
涙を流したままブルブルと震え続けていた。


そんなれいむの様子を満足そうに眺めた俺は、また、あんこそうめんをすする。

チュルルル・・・・
「う〜ん・・・この食感がたまらんなぁ・・・」

そして、脇に置いてあった氷水の入ったたらいから、
キンキンに冷やしたキ○ン缶ビール500mlを取り出す。
これこれ!これですよ!!


パキッ!シュワァァァ・・・・・

プルタブを開ける軽快な音に続いて、少し泡が噴きこぼれる。
俺は、その泡を受け止めるように、缶に口をつけると、
そのまま空を仰ぎ、よく冷えたビールを喉に流し込んだ。


ンゴッ、ゴッ、ゴッ、ゴッ、ゴッ、ゴッ、・・・・ぷっはぁぁぁぁぁぁぁ!!!




バシャ

「酒とは合わんわ。」

ボールの中身をれいむの頭にぶちまけた。






「うわぁ・・・どうすんだ・・・これ・・・」

一時間後、台所でジャッキーカルパスをつまみに飲み直し、
上機嫌で部屋に戻った俺が見たものは、
庭先で黒山の蟻だかりと化した、れいむだったものだった。


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

あとがき

ようやく短めのが書けたのぜ。
もう、70kbとか100kbとかある長編を校正するのは嫌なのぜ。
サクッと読めて、それでいて面白い作品が書けるようになりたいなぁ・・・

タイトルの「うまいが一番」は、
以前テレビでやってたミニ番組から。
冒頭とラストは、自分の脳内ではその番組の雰囲気です。

それと、チョコレートそうめんは、某有名料理漫画よりのネタです。
ちぇんを使うという餡は書き終わるまで思い浮かばなかった。

by ゆっくりボールマン2世
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最終更新:2011年07月29日 02:54
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