【その一、水攻め】
「ゆっ! ゆっ! みんな! あたらしいおうちができたよ!」
「これでゆっくちできるね!」
「おかーさんありがとう!」
山の中、穴を掘って巣を作るゆっくりれいむ。
身近に巣にできそうなところがなかったため、自分で作ったのだった。
今回は、それを狙う。
わざと音を立てるように巣に近づく。
「ゆっ! みんなだれかきたよ! おうちにかくれてね!」
その声に皆おしくら饅頭のように巣にこもる。
少々深くできていたのか、ゆっくり達は見えなくなっていた。
その巣の入り口に、ホースを垂らす。
そして蛇口の水を捻った。
巣の中に水が送り込まれる。
「ゆっ! がぼっ!? みずだよ! はやくみんなでようね!」
「おがあざんごわいよおおおおお!!!」
「だずげでええええええ!!」
中から悲鳴が聞こえる。
さすがに蟻と違って知能が少しだけあるので、ゆっくり達は脱出しようと試みる。
すかさず事前に用意したバケツの水を思い切り巣にぶち込む。
「ゆ゛っ! がぼぼ! でべらいよお!」
「だずげでえ゛がぼぼぼぼぼぼ!!!」
「ゆぐっ、ぐぼっ!」
いろんな悲鳴が混じる。
数分して何も聞こえなくなったので、掘って確認すると土と餡子が付着して残った皮と眼球とリボンと少量の髪が落ちていた。
水を無駄遣いするなと親に怒られた。
【その二、頭ふっとばし】
通常のゆっくりではこれはできない。
さらにゆっくりれみりあをつかっても再生してしまうので意味がない。
ので、胴付きゆっくりぱちゅりーを使う事にする。
「むきゅう! ここはぱちゅりーのとしょかんよ! ぶがいしゃはでていってね!」
無視して体を掴み、帽子を鷲掴みにする。
「むぎっ! いだい! やめでね!」
ここでポイントなのが無理に引っ張ってはダメなのだ。
トンボなどはポロリと取れるのだが、コオロギの場合、肌色のぬめった中身が出てきて頭を離してくれない。
その場合どうすればいいか。
「むぎゅぎゅぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!」
簡単である、首を捻ればいいのだ。
コオロギも何回転かさせて中身をちぎった後引っ張った。
ゆっくりの首の皮もちぎれていく。
「むぎょん!?」
そして首を引きちぎる。
痛みのためぶくぶくと泡を吹いて死んでしまった頭のほう。
だが、体のほうはまだ生きているのかぴくぴくと動いているのだ。
ちなみに頭ふっとばしはトンボなどを多くやるが、コオロギはグロテスクなので一匹しかやったことがない。
やがて体も動かなくなり、完全に死んだ事を把握する。
頭を捨てて体も捨てた。
【その三、磔】
家がさほど田舎でもなかったためか、この遊びを知っている人は少ない。
別に都会派(笑)を気取っているわけでもないが。
「ゆ゛ううううううう!! まりさのあかちゃんをかえしてね!」
「おがーしゃああああああん!!!」
赤まりさを捕まえて、そこら辺の土の塊を手に入れる。
田んぼの隣にある用水路のコンクリの上に土あたりにいいのがある。
とにかくそれとゆっくりを輪ゴムなどで結ぶ。
本来ならカエルで試す。
「なにずるのおおおお!!」
それを思いっきり水の中にぶち込んだ。
これはある種の賭けで傷ついたカエルが死ぬのが早いか土が溶けるのが早いか勝負といったところだ。
子供の頃は結果は気にせずカエルを落とす事を楽しんだが。
「がぼっ! ががが! ゆぼばおっぼぼばおばおぼばぼおぼ!!!」
「まりさのごどもがあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!」
カエルと違うのは親の悲鳴が聞けることでもある。
川にゴミを捨てたのはお前か、と教師の慧音先生に頭突きされた。
痛かった。
【その四、爆竹】
定番中の定番だろう。
カエルのケツに突っ込むというのが主流らしいが、口に入れる派であった。
「とかいはありすにごはんをもってきてね! さわやかなあさのらんちよ!」
まず、爆竹三つほど用意して先端の導火線を合わせてひねる。
爆竹三連結に火を付け、ありすの口の中に放り込む。
添加するまで少し待ち、頃合を見極めてさっと離れた。
渇いた炸裂音がありすの口の中から聞こえる。
はたから見て外傷はないが、口の中はすごい事になっているだろう。
カエルの場合はちぎって一本だけを口に挿入する。
パン! という音とともにカエルの肉片が飛び散るので注意が必要だ。
「……! …………!」
口を開けさせてみると、案の定中は火傷だらけで舌もこげていた。
喋れないと思うので、あとで都会派(笑)だらけの巣に返してやろう。
【その五、ロケット花火】
これはやった人は少ないと思われる。
カエルを括りつけたりするのではなく、メロンパンを爆破したからだ。
何があったかはゆっくりで実践しよう。
「ゆ~! つめたくてきもちいい~!」
一匹のれいむが皮の浅瀬で遊んでいる。
だが、ゆっくりは長くは川にいられない。
「ゆっ! とけてきたからそろそろあがるよ!」
それは報告しなくてもいいです。
すかさずれいむを捕まえて頭にロケット花火の破裂する方を刺す。
導線部分が露出するくらいがポイントである。
「ゆっ! ゆっ! おにーさんなにするの!?」
あたまもふやけているため、特に痛みもないらしい。
そして導線に火をつけた。
「ゆゆ!? なんのおと!? おにーさんおしえてね!」
近寄られたら危険なので少しだけ川に入る。
れいむは水を怖がって浅瀬までしかいけないようだ。
そうしている間に、ロケット花火は着火地点に到達した。
シュッ、と飛ぶときの音がしてれいむの体内に侵入する。
そして。
「ゆげばっ!!」
爆発してあたりに餡子を撒き散らした。
皮と目玉が皮を流れていく。
川を汚すなといってるだろうが、と慧音先生に頭突きされた。
きもち、もとい痛かった。
【まとめ】
今思い返してみるととても残酷だが、当時にしてみれば無垢な子供の探究心と好奇心から起きた事かもしれない。
もし、これをカエルにやったらどうなるのかな……?
など、先を想像するのが楽しかった。
よく先生に「なんでこうなるとわからなかったの!」と怒られたものだが、わからなかったのではなく、わかりたくなかったのかもしれない。
小説の次はどうなるのかとわくわくしながらページをめくるのと一緒だ。
最後の結末を読み始めた頃にいわれても、つまらないだけである。
だが、子供にとっては見たこと無い不思議に対しての欲求かも知れないが、大人から見ればただの虐殺だ。
大人をとがめる事もできない。
しかし子供も馬鹿ではない。
成長すればやがてそれが危険な事だと判断する。
今の子供たちはそういうことをさせない親が増えているためか、逆にすさんだ心をもった子供も多い木がする。
それが残念でならない。
まぁ何がいいたいかと言うとゆっくりいじめなんて童心に返って虫殺すのと一緒だから問題ないって琴だ。
だから虐待する奴きめぇと言われても、落ち込む事も怒る事もない。
俺は間違ってない。
何がいけなくて何がいいのかぐらいわかってるしな。
あとがき
真面目な話書いたら頭痛くなって脳汁出てきた。
慧音先生、膝枕して前かがみになっておっぱいマッサージしてください。
ごめんなさい角しまっt
冗談はともかく真面目な事書くと脳みそ痛くなってくる。
正直これ黒歴史だわ
書いた脳汁:神社バイト
最終更新:2008年09月14日 07:10