ゆっくりいじめ系594 リアルに吐くゆっくり

リアルに吐くゆっくり


ゆっくり魔理沙がうろついていたので、お菓子を与えて手なずけてみることにした。
「むーしゃ、むーしゃ、しあわせー!」
もっ、もっ、とお菓子を口いっぱいに頬張り、幸せそうな表情だ。
「かわいい帽子だね」
「まりさのたからものだよ!」
得意げに頭を反らせて、ゆっ、ゆっ、と体を揺らす。
「ちょっと僕にも、かぶらせてもらえないかな」
「ゆゆっ!?」
相当大事にしている帽子らしく、ゆっくりは戸惑った様子でしばらく思案していた。
そこで、懐からさらにお菓子を取り出して、ゆっくりの目の前に放り投げた。
「ゆっくりー!」
顔を輝かせ、夢中でお菓子をガサガサと貪り始める。
その隙に、帽子を取り上げた。かぶってみると、結構ブカブカだった。草や土のにおいがする。
「ゆうう!!? まりさのぼうし! かえしてね! かえしてね!」
口の周りにお菓子のカスをつけたまま、足もとにモチモチとまとわりついてくるゆっくり。
「それはまりさのぼうしだよ!はやくぬいでね!」
とりわけ、自分以外に帽子をかぶられているのが気にかかるらしい。
しつこく何度も僕の頭の帽子に飛びつこうとしてくる。
「もうちょっとゆっくりかぶらせてもらえないかな」
僕は言ってみた。すると、
「ゆっ…!?……!! ゆっ、ゆっくりしていってね!!!」
ゆっくり魔理沙は飛びつくのをやめた。
さすがに名前だけあって、ゆっくりさせてほしいと言うお願いは無下にできないようだ。
ゆっくりは僕を見つめたまま、ジッとしている。正確には、僕のかぶっている帽子を見つめたまま。
しかし、三十秒もすると、ゆっくりはタラタラと汗をかき始め、やがて焦れたような表情を浮かべてモゾモゾとしだし、
とうとうまた飛び跳ね始めた。
「そろそろかえしてね! それはまりさのぼうしだよ!」
そこでまた僕は言う。
「そんなに急かされたら、ゆっくりできないよ」
「ゆゆぅ!? おにいさん、ゆっくりしていってね!!!」
何度もこのやりとりが繰り返された。
そのうちに、ゆっくり魔理沙は、どんどん落ち着きがなくなっていった。
最初のうちは三十秒ジッとしていられたのに、今はもう五秒と静止していられない。
「ゆっ……!ゆっ……!」
と体をよじって、もどかしそうに転げまわる。
体中をムズムズモゾモゾする感触が這いずり回って、相当不快なようだ。
どうやら長時間帽子をかぶらないでいると、禁断症状のようなものが出るらしい。
「おにいさん、まりさのぼうしをはやくかえしてね!」
体を地面に擦りつけたり、木にぶつかってみたりして、なんとかムズムズモゾモゾを紛らわそうとしながら、
ゆっくりは言った。
なんだか楽しくなってきてしまった。そこで僕は言った。
「よし、返してほしかったら、ここまでおいで」
僕はゆっくりを置いて駆け出した。
「ゆうぅぅぅ!? まりさのぼうし! がえぢでえぇぇぇぇ!!」
振り返ると、ゆっくりが必死で跳ねてくるのが見える。だが、そのスピードは人の走りには到底及ばない。
五分ほど軽く走った後、僕は立ち止って、ゆっくりが追い付くのを待った。
その五分後、息も絶え絶えにヨロヨロとゆっくりが現れた。
「ぜぴゅー、ぜひゅぅ、ひゅっ、ぴひゅぅ、ゆっ、ゆっぐりぃ……」
だらしなく口から舌を垂らして僕の前まで来ると、ゆっくりはベッタリと顔から地面に貼りついて、起き上がれなくなった。
疲労の極みにあるようだが、そのおかげで禁断症状の方はだいぶ紛れたようだ。
「よく追いついたね、約束通り、帽子は返すよ」
「ゆっ…ユゲフッ、ほんと!?」
起き上がり、喜びの表情を浮かべるゆっくり。
「でもちょっとトイレに行きたくなっちゃって。済ませてくるからちょっと待ってね」
「ゆゆっ、はやくしてね!!」
僕は適当な茂みを探すと、そこにゆっくり魔理沙の帽子を置き、その上にしゃがみこんで、大きい方をブリブリっと
やらかした。そして、帽子のヒラヒラしたフリルの部分を適当に破ると、尻を入念に拭いて、適当に帽子に巻きつけた。
スッキリした僕は、動けないゆっくりのところまで戻ると、抱きかかえて帽子のところまで連れて行ってやった。
帽子を見た時のゆっくりの表情は忘れられない。
「ゆうううううう!!? まりさのぼうしがあああ!!どうぢでこんなことするの゛おおおお!!?」
悲痛な叫び声をあげて抗議するゆっくり。
「いやあ、手近に紙がなかったもんで。ごめんね。じゃ、またね」
ゆっくりを地面に下ろすと、僕は言った。
「おにいさん、いかないでね! まりさのぼうしをなおしていってね!まってねまってね、ゆっくりしていってね!! 」
立ち去ろうとする僕を見て、取り乱したようにゆっくりは叫んだ。
ゆっくりが必死に僕を帰すまいと叫んだ理由はわかっている。
ゆっくりには手がない。だから、物を運ぶ時は、口を使う。
つまり、ゆっくりが帽子かぶるためには、帽子の上に乗っているものを、口に入れなければならないということだ。
そうしなければ、やがて疲労も癒えてきて、また禁断症状に苦しまされることになる。
「お゛に゛い゛さんい゛がないでえ゛ええええええええ!! ゆ゛っぐり゛いいいいいいいい!!!」
あたりにゆっくりの絶叫がこだました。











(↓この後、スカトロ描写あり。まあ大したことないと思うけど、嫌な人は引き返すが吉)                      





























僕はしばらく歩くいて帰った振りをすると、ゆっくりがこの後どうするのか見るために、再び見つからぬよう茂みのとこまで
コッソリ戻った。
ゆっくりは、まだ帽子の前でためらっていた。
僕が茂みに戻ってきてからもだいぶ長い間、帽子の前でまごついていた。
僕は草むらの陰で静かに様子を窺っていた。すると、ゆっくりがピクリ、と一つ震えた。
「ゆっ」
その五秒後、今度はピクン、ピククンと二つ震えた。
「ゆっ、ゆゆっ」
禁断症状が始まったようだ。やるしかない。ゆっくり魔理沙に悲壮な決意の表情が浮かんだ――


「ゆぉれれれれれれっ、おれれっ、ゆっ、ろろろろろろろ」
ゆっくりが嘔吐する音である。
「ゆろろぉ、ろっ、ろぉっ、ぉ……………お゛っ! お゛ろおおれっれええれれれれれれ」
詳細な描写をするつもりはない。僕も見ていて吐きそうだった。
しかし、ゆっくりは諦めなかった。何度も嘔吐を繰り返し、モチモチだった体がしおしおにしぼんできた程だったが、
とうとうブツの撤去に成功した。匂いと、布地にしみついた茶色いシミはさすがにどうすることもできなかったが。
帽子のへりを体でズリズリとせり上げ、その下に体を潜り込ませて、なんとかかぶることができた。
「ゆっくりー!」
汚れに汚れ、頬がゲッソリこけてしまったゆっくりだったが、達成感に顔が輝いていた。
どんなに汚れてしまっても、どんなに耐えがたい匂いがしても、帽子はゆっくり魔理沙の大切な宝物なのだった。
よくやったな、ゆっくり。僕は涙ぐみさえした。明日はご褒美にもっといっぱいお菓子をやろう。
もっとも、今度会ったら逃げられてしまうかも知れないけれど。


翌日、ゆっくり魔理沙は自分から僕の元へ現れた。昨日、あの後、巣に帰ったはいいが、一緒に住む家族たちに追い出されて
しまったのだ。ゆっくりは非常にきれい好きな生き物なのである。
巣に入りたかったら、帽子を捨てろと言われ、宝物を捨てるなんてことは当然できず、
ゆっくり魔理沙は一人ぼっちで、夜露に濡れながら、涙を流しながら、悪臭に耐えながら、夜を明かしたのだ。
そして今は冬。巣に蓄えてある食糧がないと、ゆっくり一匹では生きていけなかった。
背に腹は代えられず、こうして僕のもとにお菓子を貰いにやってきたのだ。
「ゆっ、ゆっくりしていってね!!!」
帽子を取られないように、僕から距離をとって、おどおどしながらゆっくり魔理沙が言う。
そうかあ、こいつにはもう僕しかいないのかあ。そう考えると、独りでに頬が緩んでいくのを抑えられなかった。


おわり


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最終更新:2008年09月14日 07:40
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