ゆっくりは胴体つき捕食種と本物の見分けはつくのだろうか…とふと思った
※フランの設定がおかしいかも
※フランがあほの子です
紅魔館を抜け出して夜の散歩を楽しむフランドール
途中、動物の巣らしきものを見つけたのでちょっと覗いてみた
「「「「ふ"ら"ん"た"ぁぁぁぁぁ!!」」」」
巣を覗くフランの顔を見た瞬間、
泣きわめきながら狭い巣の中を逃げまどうゆっくり一家
その騒ぎであかちゃんれいむの数匹が踏みつぶされ、餡子の残骸と化した
それを見て絶叫するお母さんれいむ
もはや巣はゆっくりできる場所ではない
まさに阿鼻叫喚の地獄絵図だ
しかし一家の大黒柱であるまりさは驚きと悲しみの中、あることに気づいた
ゆっくりふらんならば、ゆっくりの巣を見つけたなら中の様子を見たりせず、問答無用で襲撃をかけるはず
かつてゆっくりふらんに襲われて、前の家族を失った苦い経験からの発想だった
ならば、目の前のゆっくりふらんはゆっくりふらんじゃない
きっとゆっくりできない人間が化けているんだ
そう考えれば行動は早かった
素早く巣から出ると、
「おねえさん、ゆっくりふらんじゃないね!
ふらんのまねなんかしたせいでまりさのあかちゃんがしんじゃったよ!!
あかちゃんをころしたおねえさんはじぶんのおろかさをかみしめながらゆっくりしね!」
怒りと共にフランに襲いかかるゆっくりまりさ。
それにしてもこのまりさ、死ぬ気マンマンである。
いきなり襲いかかってきたゆっくりまりさをあっさり成敗したフランは、
「何で変な饅頭が自分の名前を知ってるんだろう」
と不思議がりながらも、紅魔館への帰路につくべく振り返った
そこにあったのは自分の顔
ゆっくり一家を狙って巣へやってきた胴体つきゆっくりふらんだった
なんという偶然!
「……!?」
「……!?」
戸惑う両者。
ゆっくりについてほとんど知らないフランと、
フランを知らないゆっくりふらんだから無理もない。
とりあえず手を前に出してみる。
目の前の自分も同じように手を前に出した。
片手を上げてみる。
目の前の自分も同じように片手を上げた。
なんだ、分身か。
いつの間に出したんだろ?
お互いそう結論付けて、フランとゆっくりふらんは何事もなくそれぞれの住処に帰って行った。
最終更新:2008年09月14日 08:11