「ここが今日からお前のおうちだよ」
「ゆっ!(キョロキョロ……)ちょっとせまいけどゆっくりしたおうちだね!
きょうからここがれいむのおうちだよ!!
ゆゆ?おじさん!このおあなはなあに?」
「そこが今日からお前のおうちだよ」
「ゆゆ?ばかだね!おじさん!!こんなところで
ゆっくりできるわけないよ!!」
(ガシッ!)
「ゆゆゆっ??はなしてね!はやくはなしてね!!」(ぷらんぷらんぷん……)
「ゆーーーーーーーーーーーーーー!!」(ビタン!)
「ゆぐぐ……なにするのおじさん!はやくたすけてね!じゃないとゆっくりしてるれいむでもゆっくりおこるよ!!」
「まぁまぁ、そんなに怒るなよ。そこに居ればれみりやにも襲われないし、食べ物にも困らないぞ」
「ゆゆっ!ほんとう?おじさんいいひとだね!ゆっくりしていってね!!」
「じゃあ、ちょっとゆっくりしようかな」(ジィー、ポロッ)
「ゆっ?」
(ジョッジョボボボボボボボボボ)
「ほーら、オレンジジュースだよ」
「ゆー♪ゆっくりのませてね!ゆっくりのませてね!!」
(ジョボボボボボボボボボ)
「ご~く♪ご~く♪ぎゃぼ!!な゛に゛こ゛れ゛!!!!」
「なにってオレンジジュースじゃないか」
「ち゛か゛う゛よ゛!!こんなのおれんじじゅーすじゃないよ!!ぜんぜんゆっぐりじでないよ!!!!」
「おかしいな、あっ!お前、嬉しいからってゆっくり味あわずに飲んだんだろ」
「ゆっ!それだね!!れいむったらゆっかりしてたよ!もう!れいむのゆばかさん!!」
「「………………………………」」
「……かわいくってごめんね!!!」
「……ぁあ、そっ!そうだな。オレンジジュースはまだあるから残りも飲むだろ?」
「ゆっくりのませてね!!!!!」
(ジョボボボボボボボ)「な゛に゛こ゛れ゛!!!」「オレンジジュースだよ」「ゆっくりのませてね!」
(ジョボボボボボボボ)「な゛に゛こ゛れ゛!!!」「オレンジジュースだよ」「ゆっくりのませてね!」
(ジョボボボボボボボ)「な゛に゛こ゛れ゛!!!」「オレンジジュースだよ」「ゆっくりのませてね!」
「ふー、さすがにもう出ないな。それじゃあ、そこで思う存分ゆっくりしていってね」
「ゆ?おじさんどこいくの?……………………どごいぐの?……どごいぐのーーーーーー!!!」
(3日後……)
「……おながずいだよ…………ゆっぐりでぎないよ…………ゆっぐり……ゆっぐり」
「うートイレトイレ、こんな所にあるとはまさに天の恵み。俺の便意が有頂天!」
「……ゆ゛っ……く゛り゛……し゛て゛い゛って゛……ね゛……」
「おわ!ビックリした!!……って、なんだゆっくりか」
「……おじさん……はやぐ……はやぐ……ごはんちょうだい……」
「うるせぇ!これでも喰らえ!!」(ブリュ!!ビチビチッ!ビチャアー)
「ゆっ……ごはん……ごはん……」(ずーり……ずーり……)
「おい……まじかよ」
「む~しゃ……む~しゃ……これ……めっちゃうめぇ……」
(10日後……)
(ガチャ……)
「ゆっくりしていってね!」
「うおっと」
「ゆっくりしていってね!!」
「ほー、下にゆっくりがいるのう」
「ゆっくりしていってね!!!」
「おまいさん、そんなところでなにしとるんじゃ?」
「ここはれいむのおうちだよ!はやくごはんをちょうだいね!!」
「ごはん?はて、何のことか…」
「おじさんのうんうんだよ!!おじさんもするんでしょ!!ゆっくりしてってね!!」
「これはこのまま用をたしていいのかのう」
「ゆっ♪ゆっ♪ゆっ♪」
「まあ、よいか」
(ブリュリュ……)
「む~しゃ♪む~しゃ♪……ゆっ!おじさん!おやさいたべてないね!!
おやさいたべなきゃだめだよ!!おやさいたべないとれみりやみたいになっちゃうんだからね!ぷんぷん!」
「おお、そんな事もわかるのかい」
「ぷんぷん!ゆっくりおやさいたべてきてね!!」
(20日後……)
(ガチャ……)
「ふぃー」
「ゆっくりしていってね!!」
「おー、今日も来たぞー」
「ゆっくりしていってね!!!」
「昨日は宴会だったからなー、いいもん一杯食ったし、一杯でっぞ」
「ゆー♪ゆー♪」
(ブリュブリュリュリュリュ)
「わあい♪おかしのおうちにいるみた~い♪
む~しゃ♪む~しゃ♪……しあわせ~~~♪」
「ほー…良く食うわい、そんなに旨いもんかのー」
「おじさんの!(ムシャムシャ…)うんうん!(ムシャムシャ…)とってもおいしいよ!!!」
「ほー、そーかそーか」
(一ヶ月後……)
「う~いたたたた、なんでこんな時に急にくるのよ……」
「ゆっくりしていってね!」
「っ!……な、なによ、ゆっくりじゃない。驚いて損したわ!」
「ゆっくりしていってね!!」
「うー…和式便器だしぃ、これだから田舎は嫌なのよね」
「ゆっくりしていってね!!」
「ふん!ゆっくりしていけですって?こんな所でゆっくり出来るわけないでしょ?大体、わたっ!!」
(ぐ~ぎゅるぎゅる)
「おねぇさんはゆっくりしないひと?」
「ううう、せにはらは変えられないし…、もう!いいわよ!ここでするわよ!!」
「ゆっくりしていってね!!!」
「ふーんっ!!!」
「ゆっ?おねえさんのここぴくぴくしてるよ?」
「うるさい!!どこみてんのよ!」
「ゆー…ゆっくりしていってね!」
「何処に話しかけてんの!!」
「おねえさんはゆっくりしたいひと?……だったられいむがてつだってあげるね!」
「え?手伝う?……ひゃっ!!」
「ぺ~ろ♪ぺ~ろ♪」
「くぅ……んっ……ん、んほぉぉぉおおおおおおお!!!」
「すっきり~♪」
(5年後……)
「先輩、これっすか?」
「ああ、それだ。間違いない」
「さすがにボロボロッすねー」
「5年も野ざらしにしていればボロボロにもなる。さっさと取り替えるぞ」
「うぃーす、あっそのまえにちょっと中見てもいいっすか?」
「ん?かまわんが……」
(ガチャ……)
「へー、すごいな。あんまり臭くないし、便器も結構綺麗だ」
「ゆぅ?ゆっくりしていってね!!」
「うっわ~、凄いでかさだなー。(クルッ…)凄いッすよ!先輩!」
「ああ、5年も何不自由せず暮らせばそれぐらいにはなるさ」
「おにいさんはゆっくりできるひと?」
「んー、あんまりゆっくり出来ないかな。仕事が…」
「ゆゆんっ!」
「あー!嘘嘘ゆっくりできる!ゆっくりできるから泣きそうになるなって」
「ゆっ♪ゆっ♪ゆっくりできるおにいさんはゆっくりしていってね!!」
「はいはい、ゆっくりゆっくり」
「おにいさん!れいむおなかすいたよ!!はやくごはんをだしてね!」
「えっ?ごはん?…………あっ、これでいいなか、ほらビスケットだよ」
「ゆ?」
「ほら」(ポイ)
「ゆ!」(ぱく)
「美味しいだろ?うちで飼ってるれいむもこれが大好きなんだ!」
「む~しゃ♪む~しゃ♪…な゛に゛こ゛れ゛!!!!」
「えっ?」
「な゛に゛こ゛れ゛!!!!ぜんぜんゆっぐりできないよ!!!!!!!」
「えっ?えっ?そんな馬鹿な」
「ぷく~!ぷんぷん!おにいさんはゆっくりできないひとだね!れいむのことばかにしたね!
ゆっくりできないおにいさんはとっととでてってね!!ぷんぷん!」
「ごめん、ごめん、良く判らないけど謝るから許してくれよ」
「ぷんぷん!」
「ごめん!れいむ」
「ぷんぷん!」
「ほんとーにごめん!」
「ぷんぷん!」
「ごめんったら」
「おーい、そろそろ始めるぞー!」
「あ、はーい」
「じゃあ、もう行くよ?れいむ」
「ゆっくりでてってね!!!!」
「まったく!ゆっくりできないおにいさんだったね!!
おにいさんのごはんのせいでおくちのなかがゆっくりできてないよ!!
こんなときはおくちなおしがひつようだね!!!
こんなこともあろうかととっておいてよかったね!!いちねんもののうんう~ん!(ゆっゆ~ん!!)
ゆっ♪ゆっ♪ゆっ♪このうんうんはほんとうにゆっくりしてるね!!
れいむもゆっくりするね!!いっしょにゆっくりしようね!!!!!」
む~しゃ♪む~しゃ♪しあわせ~~~~~~♪♪♪」
「先輩、中のれいむ、どうするんですか?」
「れいむ?」
「あっ、ゆっくりの事です。」
「ああ、あれか、……もちろん決まってるじゃないか」
「汚物は消毒だー!!!!」
「ヒャァッ!!!!」
おしまい
「れいむうんこかわいいよ。まじで」
最終更新:2008年09月14日 08:22