農家の為のゆっくり駆除装置

虐待というか虐殺かもしれません
以前読んだ様なSSやら一部設定を借ります
踏み台にはなるかと



近頃ゆっくり達が人間の畑を荒らす事が増えてきた。
そこで人間は「ゆっくりしていってね!!」と言われると必ず返事をするというゆっくりの習性を利用した。
どの様な事をしたかと言うと、畑の周辺にゆっくり用のセンサーを設置して、ゆっくりを感知したら

「ゆっくりしていってね!!」

とスピーカーから声が出る装置を作ったのだ。
仕組みはシンプルだが、ゆっくり相手には非常に効果的だった。
スピーカーから音声が流れている間はゆっくり達は釣られてしまい動けなくなるし、
畑の持ち主はゆっくりの侵入に気が付けるので作物に手を付けられる前に対処ができる。
この装置は瞬く間に農家の間に広まっていった。

この装置が普及して暫くした頃、装置に関しての要望が多く寄せられた。
ゆっくりの侵入が分かり足止めできるのは良いが、わざわざ駆除しに行くのが面倒だというものである。
そこでこの装置に改良が施される事となった。
改良とは言っても大それたものではなく、少し機能を付け足すだけのものである。
その機能とは

「さあ!!おたべなさい!!」

という声を出すというものである。
「さあ!!おたべなさい!!」とはゆっくりが他人に自らを食べてもらう為に発する言葉で、
これを発する事でゆっくりの体は2つに割れて食べやすい大きさになる。
体が割れるという事は即ち死ぬという事であり、通常ゆっくりは口にする事は殆どない言葉である。
群れや子供を生き延びさせる為や、飼い主に世話になった恩返しなどといった限られた条件でのみ発するのだ。
そんな言葉の為、いくら大きな声で「さあ!!おたべなさい!!」と叫ばれた所で釣られるものはほぼ居ない。
そこで「ゆっくりしていってね!!」の声と組み合わせるのである。

この装置の発する「ゆっくりしていってね!!」は、ゆっくりにとって非常に心地よいものである。
音程・音量・音質、それら全てがゆっくりにとって完璧な具合で調整されているからである。
最高の「ゆっくりしていってね!!」を聞かされれば、ゆっくりは返さずにはいられない。そこに付け入るのだ。
具体的な方法としては「ゆっくりしていってね!!」の直後に「さあ!!おたべなさい!!」と流すのである。
とは言え「ゆっくりしていってね!!」を1回流した直後ではゆっくりもそうそう釣られない。
その為「ゆっくりしていってね!!」を5回連続で流した直後に「さあ!!おたべなさい!!」を流すのである。
「ゆっくりしていってね!!」と同じ調子で「さあ!!おたべなさい!!」
と流されれば、通常のゆっくりは確実に釣られてしまう。
釣られないゆっくりはと言えば、みょんやめーりん、それと捕食種位である。
これらのゆっくりは畑荒らしに来る事はほぼ無いので、釣られなくとも問題はないのだ。

「さあ!!おたべなさい!!」を新たに収録した装置は、絶大な効果を発揮した。
元々の「ゆっくりしていってね!!」だけでも強力だった上に、更に駆除能力もついたのだ。
とある村でもこの装置を試験的に導入した。村人達は効果が本当にあるのかと心配していたが、
それも余計な心配であった。
ある日の昼過ぎ

「うおっ!?なんだこりゃぁぁぁあ!?!?」

装置のある畑を通りがかった村人が叫び声を上げた。
なんとそこには真っ二つになったゆっくり達の死骸があったのだ。
それもほんの数匹というものでなく、数百匹分はあろうかという程の量であった。
そしてその中に3メートルはあろうかというドスの死骸もあったのだ。
装置が強力だという話は聞いていたが、まさか数百匹の群れとドスをもまとめて殺せるとは思っていなかった。
しかし考えてみれば、装置は大音量で声を発しているのであり、それが聞こえれば良いのである。
センサーの感知できる範囲は大した事はないが、発せられる音声はゆっくり数百匹を釣る事など容易い。
それに加えドスも釣られてしまえば、更にその声にゆっくり達は釣られてしまい、聞き漏らすという事は無い。
それぞれが釣られ合い、結果として巨大な群れを全滅させるまでに至ったのだ。

ドスの群れ1つを丸々全滅させた装置の評判は瞬く間に広がり、各地に設置される事となった。
それにより人里近くにいたゆっくりは殆ど皆殺しにされ、ゆっくり達による食害も無くなったのだった。










オマケ1
ゆっくり数百匹とドスが死滅した村にて、村人が畑を通りがかる数十分前

「ゆゆっ!やっと村についたよ!!これから村長を呼んで協定を結ばせるよ!!」

村の近くの山に住んでいたドスが、自分の群れのゆっくり達を引き連れて村の入り口に佇んでいた。
ドスはゆっくりにとって有利な協定を結ばせようと村まで降りてきたのだった。
協定を結ぶのを断ればドススパークで人間を皆殺しにして村を乗っ取ろうとまで考えていた。
ゆっくり達はそんなドスの考えに賛同し、着いて来たのだった。
協定を結べればそのまま村に居座り、結べないなら一気に群れに攻め込むつもりでいた。

「さあみんな行くよ!!えいえいゆー!!!!!」

「「「「「「「「えいえいゆー!!!」」」」」」」」

ゆっくり達は村に入っていった。そして数匹のゆっくりが村の入り口の側にある畑に少し入った。
そこには装置が仕掛けられていて、装置のセンサーは当然ゆっくりに反応し

「ゆっくりしていってね!!」

声が響いた。
ゆっくり達は一瞬驚いたが、その声に釣られて

「「「「「「「「ゆっくりしていってね!!」」」」」」」」」

と返した。
するとまた

「ゆっくりしていってね!!」

と声が響いた。
ゆっくり達は同じ様に
「「「「「「「「ゆっくりしていってね!!」」」」」」」」」

と返した。
ゆっくり達は装置による「ゆっくりしていってね!!」に律儀に返していた。
そして6回目の「ゆっくりしていってね!!」に備えていたゆっくり達は

「さあ!!おたべなさい!!」

「「「「「「「「「さあ!!おたべなさい!!」」」」」」」」

見事に釣られてしまった。

「「「「「「「「「「ゆ゙!?!?」」」」」」」」」」

ゆっくり達は一瞬唖然としたが、直ぐに自分達の言葉に気が付いた。
しかし、気が付いた時にはもう体が真っ二つになっていた。
ドスは体が裂けるまでの1秒にも満たない間に、これは人間の罠だと悟った。
しかし、それを悟った所でどうしようもない。ドスもそのまま真っ二つになった。




オマケ2
虐待をしたい人用の装置の使い方。

「さあ!!おたべなさい!!」と発する新機能を付けたおかげで農家の人々は非常に喜んでいた。
しかし虐待派はそうではなかった。
「さあ!!おたべなさい!!」と発してしまうと、虐待もできずに即死してしまうからである。
しかし装置の製作者は、虐待派の事も考えて装置を作っていた。
「さあ!!おたべなさい!!」の音声は、当然カットする事ができるのだ。
そうする事でゆっくりを生け捕りにしたい人のニーズも満たすことができる。
また、苦痛を与えたい人用に「ゆっくりしていってね!!」の速度も調整することができる。
「ゆっくりしていってね!!」を極端に速くしたり遅くしたりする事で、ゆっくりは精神的苦痛を感じる。
遅い分には不快感が出る程度だが、速ければ速いだけゆっくりに掛かる苦痛は大きくなる。
2倍速程度で「ゆっくりしていってね!!」を連呼させれば、ゆっくりは凄まじい苦痛を感じる。
しかし2倍速ではショック死する程の苦痛ではない。(それ以上だとショック死するが)
つまりギリギリのところで死なずに苦しめる事も可能なのだ。

「ユックリシテイッテネ!!ユックリシテイッテネ!!ユックリシテイッテネ!!ユックリシテイッテネ!!ユックリシテイッテネ!!ユックリシテイッテネ!!ユックリシテイッテネ!!ユックリシテイッテネ!!」

「ゆっくりしていっ!!ゆっくりs!!ゆっくっ!!ゆっく!!ゆぎぃぃぃぃ!!!
ゆっぐりでぎなぃぃぃぃぃぃぃ!!!」

ゆっくりの叫びが今日も畑に響いた。





あとがき
以前見かけたスピーカーで「ゆっくりしていってね!!」って流してれば何もできなくなるんじゃね?
といった内容のSSと、「さあ!!おたべなさい!!」と言う事で死ぬという設定をあわせてみました。
設定を混ぜる事って可能性を秘めてるものなんですねぇ。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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最終更新:2022年05月19日 11:54