カラッと晴れた夏のある日、私は自分の家の縁の下を覗いていた。
案の定、ゆっくりまりさが私の家の縁の下で、昼寝をしている。
この時期のゆっくり達は、こんな晴れた日は、涼しく風通しの良いところで昼寝をしていることが多い。
もうおわかりだろうが、私の趣味はゆっくりいじめだ、今日もゆっくりで遊ぶため、哀れな犠牲者を探していたのだ。
起こさないように気をつけながら、ゆっくりを引きずり出す。
しっかり寝ていることを確認してから、帽子を慎重に、取り上げる。
とりあえず、下準備は出来た。
起こさないよう、気をつけながらゆっくりまりさを元の場所に戻しておく。
とてもいい顔で寝ている、きっと楽しい夢でも見ているのだろう。
私は、ゆっくりまりさの帽子を持って、家の中に入る。
死んだゆっくりれいむの、髪飾りを縫い付けた帽子を返してやって、仲間達に嬲り殺しにされるのを見るのは楽しそうだ。
しかし、今回はそれはしない、まずはこの帽子をスーパー袋の中に入れる。
そして、三角コーナーの中に入っていた野菜や、カビの生えたパン、傷んだ挽肉、豆腐、納豆などを帽子の中に投入する。
最後に、カップラーメンの残り汁を帽子の中に注ぎ、よく割りばしでかき混ぜる。
スーパー袋の口を結んで、密閉された、透明な箱の中に入れておく。
準備が整うと、私は表に出てみた、思ったとおりゆっくりまりさが必死に何かを探している。
笑いを堪えながら、私はゆっくりに声をかける。
「やぁ、どうしたんだい?あまりゆっくりしていないけど。」
「まりさはゆっくりしてるよ!ほっといてね!」
おお、怖い怖い、だいぶイライラしているようだ。
「もしかして、帽子を無くしたのかい?」
「!!なくしてないよ!まりさはぼうしあるよ!」
見え透いた嘘を吐くゆっくりだ、懲らしめてやらねば。
「嘘はいけないなぁ、僕も協力して探してあげるよ。」
「それじゃあゆっくりさがしてね!」
あぁ、探してやるとも、ゆっくりとね。
しばらく探すふりをしていたが、そろそろ頃合いだろう。
何気ない風を装って、ゆっくりに話しかける。
「もしも帽子を無くしたんだったら大変だよね、仲間から苛められちゃうよ、このまま外にいたら危ないよね。」
「ゆっ!」
「生きたまま切り裂かれて、食べられちゃうよ。」
「ゆっ!いやだよしにたくないよ!ゆっくりしたいよ!」
顔を真っ青にして、首?いや、体を振っている。
「もしよかったら、僕の家に来たらどうかな?帽子は僕が探してきてあげるから、外にいるよりきっと安心だよ
帽子が見つかるまで、家でゆっくりしていきなよ。」
「ほんとう!じゃあおにいさんのいえでゆっくりしてあげるよ!」
相変わらず上から目線だな、それからしばらくの間、ゆっくりと生活を共にした。
しかし、このゆっくりは本当に腹立たしい奴だ。
口を開けば「ぼうしはみつけた!ゆっくりしてないでさがしてきてよ!」だの、「とっととごはんをよこしてね!」だ。
ゆっくりに感謝の気持ちなど望んではいないが、さすがにこれはイライラした。
しかし、ここで自制心を失って殺してしまっては面白くない。
当初の予定は、一週間かけるつもりだったが3日もすれば匂い、いや臭いがつくはずだ。
ゆっくりのウザさに3日間耐えたに耐えた私の心には、どす黒い何かが渦巻いている。
良し、今日こそゆっくりまりさに帽子を返してやろう。
3日ぶりに、ゆっくりまりさを外に出した、二人が初めて出会った時のようなすっきりとした晴天だ。
「まりさ、ついに君の帽子を見つけたよ。」
「ゆっ!ゆっくりしないではやくもってきてね!」
「それじゃぁ、取ってくるからゆっくり待っていてね。」
「ゆっくりまってるよ!」
ぴょんぴょん跳ねながら喜んでいる。
あぁ、今返してあげるからね。
ゴム手袋、マスクを装備して、あの禁断のスーパー袋の中のまりさの帽子を見てみる、マスク越しでも鼻が曲がるような臭いがする
とりあえず、中の腐った食料を出す、まるでヘドロのような物体が出てきた。
帽子はというと、所々カビが生えており、色も茶色に変色している、この帽子を見てあのゆっくりがなんと言うか楽しみだ。
外で跳ねているゆっくりに、スーパー袋ごと帽子を投げつけてやった。
「ぎゅぅ!いたいし!くさいよ!なにするの!」
少々へこんだ体で、ぷくーと膨らんで怒りをあらわにしている。
無視して、ゆっくりまりさを押さえつけて、帽子をつかむゴム手袋とはいえ、触りたくないな。
「君はおっちょこちょいだからね、二度と無くさないように、帽子を体に縫い付けてあげるからね。」
「ゆ゛っ!まりさのぼうしはそんなにきたなくないよ!」
ゆっくりはどんなに汚くても、自分の飾りはすぐに分かる、本当に嘘つきなゆっくりだ。
「あはは、本当に君の帽子じゃないのかい?」
「ゆ゛ぅ゛ぅ゛ぅ!う゛るざいゆっぐぅりだまれぇ!」
無視して、針と糸で体に帽子を縫い付ける。
「ぎゅ!ぎゅ!ぎゅ!いだい!いだいじぃぐざいよ!ばなじでゆっくりはなしで!」
「動くな、皮が破けて死ぬぞ。」
私の言葉が理解できたか分からないが、皮が破けないギリギリの力でひっぱてやると大人しくなった。
しっかり頭に帽子を固定できたか確認した後、軽く蹴り飛ばしてやった。
3日間、一緒に暮らしたゆっくりに、別れの言葉をかけてやろう。
「もう帽子を無くすんじゃないぞ、元気でな!」
「うるさい!じじいはゆっくりせずにすぐしんでね!」
ゆっくりまりさが、林の中へ逃げていく。
本当はもっといじめるつもりだったが、十分すっきりさせてもらった。
それに、私が直接手を下すより、あいつは野生で生きていく方がより苦しむだろう。
ゆっくりは意外に綺麗好きだ。
あんな薄汚い帽子をかぶったゆっくりはある意味、飾りなしのゆっくりより嫌われ迫害されるだろう。
ここ数日、ゆっくりの世話にかかりきりだった、今日はゆっくり休もう。
そんなことを思いながら
私は家に帰った。
後書き
今回は、虐待成分が少なかったので、すっきり!したかった方は、期待を裏切ってすみませんでした。
次回は、精神的に臭い付きをいじめたいと思います。
ちなみに、fuku1063
ゆっくりカーニバル
fuku1069ゆっくりカーニバル修正版
なども、書かせていただきました。
fuku1063ゆっくりカーニバルは、非常に読みにくいので、読んでいただけるのであれば
fuku1069ゆっくりカーニバル修正版が、多少読みやすくなっていますので、こちらをお読みください。
最終更新:2022年05月04日 22:07