ゆっくりいじめ小ネタ292 私は大抵はもらい物で済ませる物

※現代が舞台です
※会話文多め
※ぬるめ



地球上の誰かがふと思った。

ゆっくりの数が半分になったら、いくつの森が食べられずにすむだろうか……』

地球上の誰かがふと思った。

『ゆっくりの数が100分の1になったら、たれ流される餡子も100分の1になるだろうか……』


誰かが ふと思った。

『生命(みんな)の未来を守らねば……………………』










「やあ、みんな。僕は通称『お兄さん』名前なんてどうでもいいじゃないか。上の文章は本編と全く関係が無いよ」
「おにーさん! ひとりでなにいってるの?」

こいつはれいむ。僕の飼いゆっくりさ。ゆっくりって言うのは……あー、こんなSSを読んでる人には説明不要だね。

「ところでれいむ……」
「なあに、おにーさん?」
「僕の事は『兄君様』か『お兄様』と呼べと言ったはずだが」
「ゆ? いいにくいよおにーさん」

チッ、自己主張したかったけどやっぱり駄目か。まあいいか、ゆっくり躾ければいいだけだからね。

「それよりおにーさん、れいむおなかがすいたよ!」
「あぁ…そうだな…夕飯がまだだったね。何か食べたい物はある?」
「ゆゆ! れいむおにーさんがもってるものがたべたいよ!」

僕の手にあるのは、とあるゲームをやった後に見るとショットガンの弾でも入っていそうな箱……つまりティッシュ箱だ。

「食べたいって……これをか?」
「ゆゆ〜ん! あまくてとってもゆっくりできそうなにおいがするよ!」

僕の手にあるティッシュはいわゆる高級ティッシュと呼ばれる部類のものである。
まだ僕が小さかったころに舐めたら甘い味がしたのは事実だが……山羊じゃないんだから、ゆっくりに食べさせてもいいものだろうか?

「ゆゆ? おにーさん! いじわるしないでちょうだいね!」

まー、れいむもああ言ってることだし、『男は度胸、女は愛嬌、坊主はお経』って言うし、いっちょやってみるか。

「よし! 食べていいぞ」

そう言ってティッシュを一枚れいむにわたす。

「む〜しゃ♪ む〜しゃ♪ しあわせ〜〜」
「どうだ? 美味いか?」
「ゆゆ〜〜ん! こんなおいしいものはじめてだよ!」
「そーかそーか、明日からの夕食後のデザートはこれでいいか?」
「ゆゆ〜いいよ、おにーさん!」
「よしよし、妻みぐいはするなよ」
「わかったよ! おにーさん!」

僕はれいむが決して届かないところにティッシュ箱を置いた。






翌日

「それじゃあれいむ、留守番をたのむぞ」
「ゆゆ! いってらっしゃい!」

おにーさんが出掛けた後は、れいむは一人でお留守番。
昨日のひらひらさんは高いところにあって届かないけど、れいむはそんなことは気にしない。だって……

「ゆゆ〜ん♪ ひらひらさんがこんなにいっぱいあるよ!」

おにーさんの部屋でひらひらさんのいっぱい入った箱をみつけたもんね。

「む〜しゃ♪ む〜しゃ♪ しあわ……」

???

あれ?全然甘くないよ?おかしいな。もう一つ食べてみよう。

「む〜しゃむ〜しゃ……うぷ……」

なにこれ!? にがいような、しょっぱいような……とにかく変な味!!

「ゆゆ!!こんなのおかしいよ!!」

おかしいおかしいおかしい!!こんなはずはない!もっと食べれば昨日みたいに『しあわせ〜♪』になれるはずだ!!!

「む〜しゃむ〜しゃむ〜しゃむ〜しゃむ〜しゃむ〜しゃむ〜しゃむ〜しゃむ〜しゃむ〜しゃむ〜しゃむ〜しゃむ〜しゃむ〜しゃむ〜しゃむ〜しゃ……」
「む〜しゃむ〜しゃむ〜しゃむ〜しゃむ〜しゃむ〜しゃむ〜しゃむ〜しゃむ〜しゃむ〜しゃむ〜しゃむ〜しゃむ〜しゃむ〜しゃむ〜しゃむ〜しゃむ〜しゃむ〜しゃむ〜しゃむ〜しゃ……」
「む〜しゃむ〜しゃむ〜しゃむ〜しゃむ〜しゃ……うっ!!」

そこでれいむの意識は途絶えた。





夕方、僕が家に帰ると、れいむが僕の部屋のゴミ箱のそばで泡を吹いて倒れていた。
幸い命に別状はなかったようだが、れいむはそれ以来ひらひらする物を見ると奇声をあげて倒れるようになってしまった。




あとがき

ゆっくりあねきィィ!の人のSSに触発されて久しぶりに書いてみました。
疲労と酔いに勝てそうに無いのでかなり短めになりましたが。
後半のれいむ視点になっている部分は読みやすさ重視のために漢字をしようしました。
余談ですが、山羊にティッシュを食べさせてはいけません。

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最終更新:2008年12月31日 18:42
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