ゆっくりいじめ小ネタ328 目隠しれいむ

  • 多少の愛で描写あり
  • 目玉ネタが食傷気味な方にはオススメできません



家にいるれいむがゆっくりしていたので後ろから両手で目隠ししてやった。
指先が目に直接振れてしまったのかれいむは一瞬ビクッとした後、頭の上に大きなハテナマークを浮かべた。

「だーれだ!」

俺がそう問い掛けると、れいむの上のハテナマークはビックリマークへと変化し、
一呼吸置いて沈黙を表す三点リーダーへと変化した。

「ゆゆ!?このこえはおにいさんだね!!!」

その通り!良く判ったね!と心の中で褒めながら、
すこし意地悪してやる事にする。

「ブッブー、違います」

ビックリマークを浮かべて自信満々な様子で答えたれいむは、
自分の答えが外れた事に眉間にしわをよせ、口元も歪めてそんなバカなという様な顔をした。

まあ、俺に限らず誰の言う事でも信じてしまうれいむなので、
自信満々で答えたのにも関わらず簡単に騙されてしまうのだろう。

「ゆー!わかったよ!!このきはまりさのものだね!!!」
「ブッブー、違います」

気というのは温度的な何かだろうか。

「ゆっ……おのれ!はかったな!ゆかり!れいむはなんでもおみとおしだよ!」
「ブッブー」
「じゃあ!らんだね!!すっぱいにおいがぷんぷんするよ!!!」
「ブー」
「ちぇん!ちぇんだね!このちょっとだけはえてるけはちぇんのものだね!」
「ブ」

ゆかりとは好敵手関係にあるらしい。
らんはゆかりのオマケで
ちぇんはらんのオマケ。

「ゆぅぅ……わからない……わからないよー……」
「b(ry」

わからないんだねー、わかるよー

「……まだありすがいたよ!!ありすのしわざだよ!!!」
「ブーブーブー」

ありす?………ああ、あいつか。

「ゆうううう!!ぶーぶーうるさいよ!!ぶたさんはしんでね!!!」
「おしい」

確かにおしい、限りなく正解に近いはずれ。
さて、あまりもったいぶらずに正解を発表しよう。

「ゆゆ?ぶたさんなの?」
「正解は…………れ・み・り・あでした」
「ゆ゛う゛う゛う゛う゛!!れ゛み゛り゛あ゛は゛い゛や゛あ゛あ゛あ゛あ゛」
「ぎゃおー、たべちゃうぞー(棒読み)」
「や゛め゛て゛!!れ゛い゛む゛を゛た゛へ゛な゛い゛て゛ぇええ!!!」

れみりあと聞いてかられいむは目から滝の様に涙を流しながら、
俺の手を振り解こうとしているのか体を左右に振って暴れていた。

俺がれみりあの口調を真似ると抵抗はより激しくなり、
あふれ出る涙で床と手で押さえてる辺りはべしょべしょになっている。

十分に楽しんだのでそろそろ開放してやるとしよう。

「嘘だよ。本当はお兄さんでした」

そう言ってれいむの両目から手を放すと、抑えていた手の平に溜まっていた涙がながれ、
それと共に白玉と同じぐらいの大きさの白い物体が零れて……。

「ゆー!やっぱりおにいさんだったんだね!!れいむをだますなんてひどいよ!
 はやくこのてをどけてね!!きょうはまりさがあそびにくるんだよ!おにいさんもいっしょにあそぼうね!!」

「ああ……うん……そうだね………」

さっきまで泣いていたれいむは、まりさと遊ぶ事を頭が一杯のようだった。


作者:目隠し大好きあき

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最終更新:2009年02月13日 01:24
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