注意書き
・始めてのSSです
・虐待分薄いというかしてないような
・バッヂが絡んだお話です
「ゆ゛ッ!!?ゆ゛ぎゃああああ!!おに゛い゛ざんも゛う゛や゛べでええええええええええ!!」
凄まじいくらいの悲鳴が響く、今男に虐待されているのは
ゆっくりれいむである。
「なんでこ゛ん゛な゛ごどずる゛の゛おおおおおおおおお!!」
れいむの問いに男は答えることなく黙々と虐待をし続ける。
「でいぶはごーるどバッヂな゛ん゛だよ゛おおおおお!?わかるでじょおおおお!」
普通の人間なら慌てるはずであろうこの言葉にも男は顔色一つ変えなかった。
ゴールドバッヂ―――ブリーダーによる厳しい訓練を何ヶ月も積み、更に厳しいテストをくぐり抜けた一握りのゆっくりにのみ送られる物である
これがあれば人に近い権利を得れ、買い物も出来るようになる。何よりこういった人間による虐待や理不尽な死も無くなる。
しかし金バッヂ付きを虐待すれば相応の罰が待っている。その辺の野良やゲスを弄って殺すのとは訳が違う。
それにも関わらず何故男は手を止めないのか、それは彼のとある考えから来ている。
ゆっくりとは食物連鎖の最下位であるべきである。
そして人間により生き死にを左右され、遊ばれる。これがゆっくりにとっての役割である
だが金バッヂを付けたゆっくりは人の領域に入ることを許され、その役割から解放されている。
そんな事は到底許せるものではない、自分がもう一度その役割を担わせてやるのだ。
この考えが男を虐待へと駆り立てていったのだ。
ただ黙って虐待し続けていた為か、気付くとれいむは事切れていた。
最期の言葉に何を選んだのかさえ気付きもしなかった。飼い主の名前を言ったかそれとも自分に対する呪詛の言葉か。
どちらを発したにしても、彼の興味を引くことなど無いのだが。
男は死んだゆっくりの髪飾りから金バッヂを無造作に千切った。
このバッヂ一つ取る為にこのゆっくりがどれ程までの苦労と忍耐を重ねてきたのか
そしてバッヂを取った時に飼い主がどれだけ喜び、そしてれいむ自身もどれだけ喜んだか
男はその事を考えると笑わずにはいられなかった。
死んだゆっくりをミキサーにかけ排水溝に流すと、男は出入り口へと向かった。
出入り口際の壁にはボードがかけられていた。これには今までにここで虐待したゆっくりのバッヂを貼り付けてある。
ゆっくりは捨ててバッヂだけを捨てないと言うのはおかしな話であるが始めた時から続けている事だ、今更止めることも無いだろう。
バッヂをボードに付けると、扉を開け彼は表に戻っていった。
また金バッヂ付きをここで虐待し役割を果たさせるために。
終わり
最終更新:2009年02月14日 04:26