ゆっくりいじめ小ネタ408 ゆっくりと人間

俺設定が結構含まれています、注意してご覧ください
ゆっくり虐待といえる部分がかなり少ないです、投棄所に行くほどではないと思いますが虐待目的で読むにはお勧めしません。



そのころ、人間は今ほど発達した文明を持っていなかった。
人間は皆、毛皮そのものといった服を着て男は山で狩りをし、女は木の実を取って暮らす、都市と呼べるものは無く、数十人単位の集落の集まりが山や森の間に転々としている、縄文時代、そんな時代だ。

ゆっくりが何時ごろから現れたのかははっきりとわからない、ただ、このころにはかなりの数のゆっくりが人間の集落のそばに生息していたらしい。

「おじさん!おじさん!!あっちにしかさんがなんひきかあつまってたよ!!かりをするならあっちにいくといいよ!!」
今であれば猟師が狩りの最中にゆっくりを見れば邪魔だから追い払うか、殺してしまうだろうがこのころはそうではなかった。
人間は山や森の動物を狩って食べていたがゆっくりはその生首そのもののフォルムと人語を喋ることから人間は彼女らを食べる対象だとは思っていなかった。
ほとんどの人間は(自覚は無いかもしれないが)ゆっくりを妖精や、神の使いの一種のようなものとして見ており、邪険に扱うようなことは無かった。
ゆっくりは人間をどう見ていたかはわからないが、人間の狩りが成功すればいつもなら自分達が食べれないものが手に入ることがあるので人間の邪魔をせず、
むしろ人間に獲物や木の実の情報を与え、その後を付いて行き、静かに見守るのが常だった。人間達も妖精たちが見守っていてくれると信じ、狩りに精を出す、
そして狩りが成功すればその成果の一部を「自然へのお返し」として残して行き、それらはゆっくりや他の動物の餌にもなっていた。
ゆっくりと人は、お互い相手に対して思っている感情は違っても相手を殺戮したり、虐待したり、憎しみあったりということはほとんど無かった。

そんな時代が数千年間続いたころ、人間達の生活に大きな変化が起きた。
遥か遠く、海のかなたから流れ着いた男が帰る手段が無くなり、ある集落への移住を決めた。
集落では男は皆狩りに行く決まりだったが、その男は狩りに行こうともせず、集落の人間に沼地や湿地の場所を聞きだすと変な粒を蒔き、草をはやしてそれをいじくっている。
集落の人間たちは狩りをしないこの男をうっとおしくも思ったが、言葉もほとんど通じないし、自分達の暮らしにまだ慣れていないんだろうと思うだけだった。

そして、秋が訪れた。
当時の人々には実りの秋なんて言葉があったかどうかはわからないが、この年は不作だった。
いつも人々が採集していた木の実は数が少なく、鹿などの動物を狩りに行ってももほとんど成果が上がらなかったのである。

「今日も成果はなしか・・・」
そうつぶやきながら集落の男達が帰ってきた。
獲物が取れなかったことを集落の皆に伝えなければいけないと思うと心が痛む・・・
そのとき、集落のはずれのほうから今まで嗅いだ事のない良い匂いがしてきた。
あの男だ、あの男が焚き火のそばでよくわからない白いものと黒っぽいものをうまそうに食べている。
こちらに気づいた男が身振り手振り交じりで訴えかけてきた
「おなかすいているんだろう?きみたちも食べるかい?」

危険で、成果の出ないときもある鹿を狩るのはもう古い、これからは確実に成果を出せて、危険も少ない稲作とゆっくり狩りが自分の故郷の生活だ。
そうその男は行った。

「おじざんやべでえぇぇぇぇ!!」
「どぉじでごんなこどずるのおぉぉぉぉお!?!?」
「でいぶのあがじゃんがえじでぇぇぇえ!!」

「おじさん!きょうはあっちにしかさんがいっぱいいたよ!!」と、話しかけようとしたそのまりさは頭をつかまれたかと思うと有無を言う前にかごの中に放り込まれた。
あるゆっくりは巣の中で寝ているといきなり木の棒を突き刺されて、痙攣しながら引きずり出された。
あるれいむは目の前で子供を返せと怒鳴っていると子供と一緒にくしで刺された、彼女は人間の胃に収まっても子供と一緒だろう。
精霊崇拝とか、神秘主義による、自然の恵みに感謝する。そんな考えがが宗教といえた彼らにとって、つい最近まで崇拝の対象といえたゆっくりも一口その味と捕獲の容易さを知れば単なる獲物に変わらなかった。
それ以来、この集落は急速な発展を遂げる。
今まで不安定な狩りに頼っていたのが、より安定した稲作を覚え、今までに無い「ゆっくり」という嗜好品を得たこの集落は急発展し、周囲の集落を吸収して行き、ついに大国となっていった。
もう、彼らの中に過去にゆっくりと共存していたことを知るものはいなかった。

ゆっくりは人間より早く共存の歴史を忘れてしまった、だが、ゆっくりの特製の一つ、あんこを通じ記憶を遺伝して行くという特徴からか
人間に裏切られた怒りや悲しみだけは数千年たっても忘れることなく、今日も一部のゆっくりがその感情に突き動かされて人間に対し挑発をし、物を奪おうとする。
それはゆっくり個人にとって見ればなんとなくな行為であっても。数千年にわたる悲しみと怒りに突き動かされれ人間に復習しようとしているのだ。
それが私の「ゆっくりが明らかに勝ち目のない人間にけんかを売る」「人間を馬鹿にしたようなことしかしない」理由の考えだ。

ここまでレポートを書いて、私はパソコンの電源を切った。
ゆっくりと人間がお互いをどのように思っていたのか、今でははっきりとはわからない。
でもあの時代にはお互い、意思の疎通も出来たおかげである程度の信頼と共存関係が成り立っていた。
そんな相手を片方の都合だけで関係をぶち壊し、数千年にわたる禍根を残す・・・人間とはなんと愚かな種族なのだろうか?



あとがき
最近シヴィラゼーションにはまって(はめられて)文明の発達とか、そういうものに興味が出てきました。
なにぶん久しぶりのSSなのでいつもに輪をかけて読みにくかったり、寝た被りをしていたりするかもしれませんが、そこには目をつぶってください・・・

最近虐待ネタが浮かんでこないので、次はドロワSSだ!!
とか意気込んでもエロなんてかけません。


3月8日 2011
セイン

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2009年03月10日 01:28
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。