新規就農

研修等を終え、いよいよ就農するときのための情報をまとめます。

■開業直後の手続き

【開業届と青色申告承認申請書の提出】

納税地の税務署に開業届と青色申告承認申請書に提出することで、青色申告をすることができるようになります。
開業届には屋号(「〇〇農園」のようなやつ)を書く欄があるので決めておきましょう。
必要な用紙は以下のサイトからダウンロードするか、税務署で受け取ることができます。


【銀行口座の開設】

出荷先が指定している銀行かつ、利用しやすい(ATMや支店が近いなど)銀行口座を開設します。家庭用で使っている口座とは分けておいたほうが分かりやすいと思います。

【出荷先の手続き】

農協にしろ市場にしろ出荷前には何らかの手続きが必要になります。手続きには時間が掛かるものもあるため、出荷直前ではなく、できるだけ早く手続きしておくに越したことはありません。
具体的な手続きについては各出荷先にお問い合わせください。

■開業後、日々の作業

【帳簿の記帳】

青色申告(複式簿記)をするという前提で書きます。
青色申告をするために、日々帳簿を付ける必要があります。普通は会計・簿記ソフトを使って記帳します。いくつかのソフトを紹介しておきます。
農業簿記(ソリマチ)[外]
みんなの青色申告(ソリマチ)[外]
ExcelB[外]

【農業の記録】

栽培、防除、作業、出荷数等、日々の作業を記録していくことも必要になります。
特に農薬は使用回数や収穫前日数が決まっているため、必ず記録する必要があります。
出荷統計ソフト四谷さん[外]
農業クラウドサービス一覧[外]

【資料の整理】

各種勉強会の資料、農協や役所からのお知らせ等、とにかく資料が溜ります。面倒がらずに整理しておかないと必要な資料の紛失に繋がります。

【農作業】

もちろん農作業もしなくてはなりません。自営業者は働く時間も作業の順序もすべて自由です。効率だけでなく、体調や家庭と相談しつつ、自身に合った作業パターンを見つけていかなければなりません。
また、農作業は孤独とプレッシャーにさらされます。精神面のケアについても自分で見つけていく必要があります。

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最終更新:2018年09月30日 17:01