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ハルヒ+みくる+長門 ハルヒの猛進

涼宮ハルヒSOS団、兼文芸部部室。会社の社長席のように配置された団長席であぐらを掻いていたハルヒはうなっていた。右手にはシャーペン、その下には紙が敷かれている。紙に書くのは今後の活動予定表みたいなもの。何を書くべきか思考をめぐらせ、トントントンとペン先でしきりに紙をつついていた。
「団長は活動内容とか資金繰りとか具体的な方針とか、考えることが多いのよ!」
一体、誰に話しかけているのか…おそらくは自分自身。それに対して返事をする者はいない。部屋の隅にはいつものように本の活字を目で追う長門。それと、今からメイド服に着替えようとハンガーラックに手を掛けるみくるがいた。
「こういう時は近くの問題から片付けましょ。今週の土日の活動について」
ハルヒはシャーペンを叩くようにパチンと置いた。
「ねぇ二人とも何したい?!」
さっきまでのはハルヒの壮大な独り言。で、今度は意見を求めている。
「え?…え、えーと」
「有希は?」
「…ない」
それを聞いてジトッとした目つきになるハルヒ。腕組みをして背もたれにもたれかかった。
「す、涼宮さん、そう焦っても出てきませんよ。とりあえずお茶でも淹れますね」
みくるはメイド衣装を引き出すと、着替えを急ぐためにセーラー服を脱いだ。
「あー、それ!」と、突然ハルヒはみくるを指差す。
「へ?」
「それそれ、その下着!新しいの買ったの?」
両方合わせてVの字にフリルの付いたブラジャー。確かに最近買ったもので、学校にしてくるのは始めてかもしれない…。と、いうか何故ハルヒがそんなことまでチェックしているのか。
「可愛い、可愛いわ!よく見せてっ」
いかにも良いもの見つけた!というように、笑顔を浮かべてみくるに歩み寄るハルヒ。一方みくるはおずおずと後退しながら嫌な予感を感じていた。
「うんうん、よく似合ってる。バストラインが綺麗だから下着も映えるわね」
しばらく鑑賞するように眺めると、ハルヒは両手で双の胸をすっぽり手のひらに収めた。
「ひゃぁあ!涼宮さんっ」
「だって、近くで見ると触りたくなるのよ。それより、この重量感とやわらかい感触!素晴らしいわ」
揉むように胸をフニフニと上下させるハルヒ。実に楽しそうにしている。
「有希ー!今日は特別サービス!有希にも触らせてあげるっ」
ハルヒはするりと背後に回り、みくるの腰に腕をまわして後ろからガッシリと抱き締める。
もはや逃げられない。長門は本から顔を上げてこちらを見ている。
「ひっ、やっ、長門さんまでっ!なんでですかぁー」
「暴れても無駄よ、みくるちゃん観念しなさい。ほらほら有希!早く!」
長門は机に本を置き、静かに歩み寄った。押さえつけられた涙目のみくるを見てから、笑顔のハルヒの顔を見る。「はい、いいわよっ」とハルヒの声。長門は片手を出すとゆっくり指でみくるの胸を撫でてゆく。その動きは胸の頂のところで止まった。「…ひっ」と短い悲鳴をあげるみくる。
「…なんか、あたしより有希のほうがエロティックね。意外な才能というか」
ハルヒは満足したのか、みくるをパッと離した。みくるはへなへなと座り込む。
颯爽と団長席に戻ったハルヒはシャーペンを握り、再び予定事項を書く紙に向かった。カリカリとペンを走らせる音が響く。
「喜びなさい!次のみくるちゃん主演の新作映画の趣向が決まったわ」
長門とみくるは同時にハルヒのほうへ顔を向けた。
「百合よ、百合!ガールズラブ。普通の恋愛モノじゃつまらないわ。みくるちゃんと有希でなら大丈夫よねっ。早速あたしは脚本に取り掛かるわ!」
一度走り出したら止まらないハルヒ団長は、どこまでも突き進む。パソコンからワープロソフトを起動させると、忙しくキーをたたき始めた。

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最終更新:2009年08月02日 14:40
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