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ヴェネツィア共和国について - (2005/08/16 (火) 02:49:46) の編集履歴(バックアップ)


水の都ヴェネツィア―
この小さな都市国家は、地中海の富を独占し、
長きに渡り栄華を極めていた。
しかし、東方では軍事大国オスマントルコが台頭し、
西方列強はインド航路を発見。
斜陽の時代は静かだが、確実に迫りつつあった。

ヴェネツィア共和国は現在のイタリア、
ヴェネト地方の州都ヴェネツィア(ベネチア・ベニス)単体で主権を有していた、
西暦697年-1797年まで1100年間存続した都市国家です。
東ローマ帝国時代から香辛料や宝石などの貿易において中継地として栄え、
東ローマ滅亡後はイスラム圏との交易において、
事実上ヨーロッパの玄関口となり、その交易を独占してきました。
(あの立地で?と思うかもしれませんが、ヨーロッパ諸国への輸出は陸運です)

しかし、1499年にポルトガルがインド航路を発見し、
西の列強はどんどん外洋に進出していき、
東地中海は交易路としての価値が減少し始めています。
また、東ローマを滅ぼしたオスマン朝トルコ帝国は
その拡大傾向を強めていき、東地中海を圧迫してきています。
大航海時代でのヴェネツィアはそんな苦境にある、上級者向けの国です。

ヴェネツィアは当時ヨーロッパでは唯一、正式な海軍を組織し、ゲーム中に使われる通貨ドゥカートはヴェネツィアの通貨です。(金99%の純度を維持したため、安定した世界通貨でした)
そんな浪漫たっぷりの(ロマンしかないとか言わないでorz)ヴェネツィア共和国を皆で支えていきましょう。
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