私は去年までPTSDの真っ只中にいた。
それはとても辛い毎日だった。
キチザは「よくなってる!」と言って、自分たちに感謝を要求した。
私が悪化していることを、絶対に認めなった。
それがとても悲しかった。
・・・・・だって、私の言うことを信じてくれないのだから。
私が・・・・本人が、「辛い」と言っているのに、頑なに認めなかった。
そして、とうとう私は治療院から一歩も出られなくなった。
それは典型的な不安障害の悪化の症状だった。
ある晩、やっぱり認めてくれなくて、私はオラオララッシュした。
「ど~して、わかんないの~~~
うわわわわ~~~~ん。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。」
とうとう入院することに。
入院中、担当医と話した。
行動範囲がどんどん狭くなってしまうのは、典型的な悪化の症状だと言っていた。
やはり。
退院後。
それでも、キチザは認めない。
「でも、よくなった(←入院前のこと)」
「感謝しろ」
「話を聞く必要もない」ときた。
ああ・・・・・脱線。
それとなくわかってはいたけど、・・・・・入院中確信したけど・・・・・。
私のPTSDは、事件そのもののせいばかりではない。
モラハラのせいもあるのだ。
いや、こちらが根本かも・・・と。
モラハラから身体は脱出できても、心はなかなか脱出できなかった。
あんな悲惨な目に会ったのに、モラ僧正とはしばらくメールや電話をしていた。
話し相手だった。
どう考えてもおかしい。
「あんなヤツと二度と話したくない」・・・・・そう思うのが普通なのに。
でも、今は、やっと怒れるようになった。
そう、まえは怒ることさえできなかった。
そんなあたりまえの感情も失っていたのだ。
キチザとのことも。
断ち切る決心ができた。
怒っていいのだと。
逃げていいのだと。
けれども・・・・・離婚が決まって実家にいる今、
また父母の顔色を伺っている自分に気づいた。
そう、私は、この家を出たいといつも思っていた。
だから、この家を出たい一心で結婚に踏み切った。
その時の私は、そうするしかなかった。
で、家へ帰ってきて、やっぱり「辛いな」と思っている。
結婚生活で疲れきっている私。
また、磨り減っていくのだろうか?
家に帰ってくるんじゃなかった。
後悔し始めている。
今、離婚してよかったのだろうか?
(いや、あれでは離婚するしかなかったのだが)
私には抱きしめてくれる人が必要だ・・・・・。
PTSDが治ったと思ったのに・・・・今度は・・・・・。
暗澹たる気持ちになったとき・・・・・。
「娘をいらいらさせるおせっかいな母親たち」を読んで思った。
私は、すでに母親との関係で失敗していたんだ。
基本で躓いているから、自尊心が低すぎた。
だから、その後も躓き続けたのだ。
母との関係の失敗を認めたことで、なんか楽になった。
この本をもう少し読もう。
気持ちが落ち着いてきた。