【種別】人名
【フルネーム】十凍 京
【読み】ソゴル キョウ
【CV】浅沼晋太郎
【年齢】16歳
【身長】176cm
【体重】65kg
【登場】01話〜
※ジャケットの右側、ポーズをとる
リョーコ(中央)に呆れている短髪の少年がキョウ。
千葉県立舞浜南高校1年生。
アルティールの
ガンナー。
明朗快活、天真爛漫、直情径行、負けず嫌いの正義漢。
しかし、怒りや苦悩を自分自身で受け止める事ができ、自分の置かれている立場、相手の意図している事を敏感に察知できるなど、思慮深く分別に富んだ一面も併せ持っている。いわゆる単純熱血馬鹿タイプの主人公とは一線を隔している。
廃部寸前の水泳部にたった一人の部員として所属し、水泳に情熱を傾け、部を救おうと1人部員勧誘に駆け回る。
過剰に発露する情熱のためか周囲からは白い目で見られる事の方が多いようだが、「…成績は良いけどね…」(01話)というクラスメイトの発言、化学?のテストでかなり早めに終えた上に教師の「優秀…!」の台詞(02話)が示すとおり、学校の成績はかなり良いようだ。
中学時代にやらかした事件(
中学の水泳大会で審判を殴ったことにより、チームごと失格となったこと)が元で、当時の部員からは避けられ気味。
モットーは「水泳以外にはマジにならねえ」。
コンビニでしばしばノンオイルのツナ缶を買って表で食べる行儀の悪さをみせるが、運動後数時間の間にたんぱく質を摂取すると、筋肉が付きやすくなるといわれてるため、このような行動をとっている。
幼なじみであるカミナギ・リョーコのために彼女の自主制作映画の主役を買っていたが、ヒロイン役の女装
トミガイとのキスシーンが嫌で降りてしまっていた。
しかし、リョーコがタイトルから脚本までをまるまる書き直し、その悲しい結末を聞かされる。その結末を自分と重ね合わせてしまった彼は、その物語をフィクションとするために結局主役に復帰した。
かつては
セレブラムに於いて優秀なガンナーだったかが、月面侵攻戦の際にロストし、その後強制的にリブートされ、
セレブラントとしての記憶に隠蔽がかかった。
記憶を徐々に取り戻し、世界の現実を知るとともに、落ち込んで戦えなくなるが、データである自分や周りの人間も『生きている』ことに変わりはないと思い直し、戦闘に復帰する。シズノの話では彼女を「暗闇から救い出した」ことがあるらしい。
16話にて、月でのロスト前に
舞浜サーバーでセレブラントとして少なくとも5回の
ループを(幻体としては100回以上のループを)送っていることが判明する。
25話で
リザレクションシステムにより人類でただ一人の、肉体を持つ人間に戻る。
と同時に失われた記憶も取り戻した。
最終作戦終了後は千葉の空の下、海辺で“本物の世界”を満喫しながらリザレクションシステムの製作に取り組んでいる。
「あんまり成長しちゃ嫌だよ」と心配するリョーコに「あと2年待ってくれ。卒業式には必ず出るぜ」と、不安など微塵も見せず輝ける未来を信じている。
名前の由来は制作スタッフのブログから推測するに「時をかける少女」(タイムトラベラー)の未来人ケン・ソゴル。
各バージョンのキョウについて
ゼーガペインには回想シーンや各キャラクターの
セリフの中も含めて(便宜的に一人格を一人の人間とするならば)3人のキョウが出てくる。
彼らは『前
バージョンの』『現バージョンの』『復元後の(もしくは復活した)』キョウと呼ばれ、それぞれ性格が異なる。
前バージョン〜は理知的で奥ゆかしく、それでいて自分の心の内は素直に表現する。好意を持った
シズノにキスをしたりと『現バージョン』から見れば「
ありえねぇ」と言えるほどに別人である。また、ネガティブな意見や自分を過剰に褒め称えることに対して「無意味だ」「無意味な〜」と否定するのが口癖だった。
“彼は”その性格から仲間に慕われ、
ルーシェンはもとよりメイ姉妹にも憧れを持たれる存在だった。
しかし、真面目すぎることが徒となり、ループする世界に次第に心を蝕まれ月面侵攻戦でついにロスト。リブートされることとなる。
現バージョン〜は『前バージョン』とは異なりパワフルでひたすらに前向き。願うことに対してはいかなる努力も惜しまず、迷い戸惑うことがあってもまっすぐ前を向いて進むことのできる強さを持っている。
しかし少々情熱的すぎるところもあり、周囲の人間には度々引かれてしまう行動も目立つ。
だが、尊敬されることはなくともその前向きな性格は不思議と人を惹きつけ、その姿勢は徐々に実を結び、ついには長年の悲願である幻体からの復活を果たす。
それは仲間達や最愛の少女と離れる覚悟を伴うものであったが・・・・。
復元した(復活した)〜は幻体からの復活を果たした初めての人類である。性格は現バージョンのキョウをベースに前バージョンの理知的な部分が混ざり合ってパワフルなところは少々抑えられている。幻体修復プログラムの恩恵か前バージョンの記憶も持っており、本人は『16歳の記憶が2つある不思議な気分』と言っている。
なお、この3人格にも共通する部分は勿論ある。“学業の成績は極めて高く、知性的で特に哲学に精通している”“辛いことや苦しいことを自分で背負い込んでしまう”“水泳を好み、ライフワークと呼べるほどに打ち込んでいる”等がそれにあたり、リブートされても
ウェットダメージを受けてもそれらは消えることはなかった。
ところでファンの間ではしばしば前バージョンが元々のキョウであり、それをリブートされたのが現バージョン、そして復活したキョウはそれら2つの人格の統合されたものである、と認識されているようだが正確には違う。
復活したキョウはオリジナル(すなわち幻体になる前)に極めて近く、前バージョンはそこからウェットダメージを受けて性格が変わったもの。現バージョンはセレブラントとしての記憶を失う代わりに元々の性格に戻ったものである。
コメント
- 2ちゃんねるでは、京=ナーガなのでは?という推測がなされている。 -- kokomama &new{2006-08-01 (火) 14:41:51};
- 舞浜での100回のループは人類滅亡からの回数であってリブート後の回数だけではないのではないだろうか。月面でのロストから、リブート、セレブラントとしての目覚めまではほとんど時差はないのではないだろうか。シマがリブートさせたこと自体にシズノが文句を言っている以上、ほぼリブート即セレブラント勧誘だったのではないだろうか。 -- EX &new{2006-08-11 (金) 18:22:30};
- 名前に関しては、十凍 京→十 凍京→十 二東京→十二 東京 で、東京12チャンネル(テレビ東京)の事を指している…という珍説があります。 -- &new{2006-08-18 (金) 16:42:50};
- 星のえんたんぐるを見た限り、名前の由来はほぼ間違いないかと -- &new{2006-09-28 (木) 20:10:06};
- キョウはガルズオウム戦終了後、肉体を捨て、またサーバーに戻るという選択肢もあったはず・・・ -- んー &new{2006-11-03 (金) 23:23:01};
- それについては彼自身が口にしていますね。サーバーで無限の時を生きるのもアリだろうけど、自分には本物がやけに眩しかった。この本物の世界とガチンコで触れ合いたかった。そのためなら限りある命でもいいと思った、と。 -- テツ &new{2006-11-04 (土) 01:42:25};
最終更新:2008年09月04日 02:38