【筋力】(【筋】)

091914版
 【筋力】は肉体的な力、運動能力の鍛錬、そして君が生の物理的な力を及ぼすことができる能力を表している。
 接近戦で戦うあらゆるキャラクターは高い【筋力】から利益を得ることができる。それゆえ、ファイターや他の戦士たちは高い【筋力】を好む。

能力判定

 【筋力】判定は持ち上げる、押す、引っ張る、あるいは何かを破壊するといったあらゆる試み、隙間に無理やり自分の体を押し込む試み、あるいは他の何らかの暴力的な力で状況に影響を及ぼそうというあらゆる試みが含まれる。〈運動能力〉技能がいくつかの【筋力】判定に適用される。
 〈運動能力〉:君は登攀中、跳躍中、あるいは水泳中に出くわす困難な状況において【筋力】〈運動能力〉判定を行うことができる。ここに例を示す:
  • 切り立った壁や滑りやすい崖を登攀しようとしたり、壁をよじ登っているときに危険を回避しようとしたり、あるいは何かが君を落とそうとしてくる中で崖面にすがりついたりしようとする。
  • 並はずれて長い距離を跳躍したり、離れ業的なとんぼ返りをしたりしようとする。
  • 危険な川の流れの中、嵐に見舞われた波の中、あるいは分厚く繁茂した海草に覆われた水域の中で泳いだり、浮かび続けたりしようとする。あるいは別のクリーチャーが君を水中に引きずり込もうと押したり引っ張ったりする場合や、君の泳ぎを妨害しようという他の何らかの行為が行われるようなとき。
 他の【筋力】判定:君が下記のような作業を試みようとする際にDMは【筋力】判定を要求するかもしれない。
  • 立てつけが悪かったり、鍵がかかっていたり、かんぬきが下りていたりする扉を力づくで開ける。
  • 拘束具を引きちぎって自由になる。
  • 狭すぎるトンネルを無理やり通り抜ける。
  • 四輪馬車に引きずられているときにそれにしがみつく。
  • 彫像を押し倒す。
  • 玉石が転がりだすのをとどめる。

攻撃ロール

 メイスやバトルアックスなどのように、【筋力】基準の武器を使用して攻撃するときの攻撃ロールダメージ・ロールには【筋力】修正値を加える。

セーヴィング・スロー

 一般的に、何者かが君の意思に反して押してくるのに抵抗したり、君に向かって転がってくる大岩を横に押しやったり、崩落してくる天井をつかんだり、落下しそうなときに崖の端をぱっと掴んで支えたりするためにセーヴィング・スローを行うとき、DMは【筋力】を使うよう求めてくる。

運搬能力

 【筋力】の値は君が持ち運ぶことができる重量を決定する。君がどれだけのポンド数までのものを荷重なしの状態で持ち運ぶことができるかを決定するには、【筋力】の値を10倍する。
 もしこの重量を置ける物を持ち運んでいるなら、君は荷重ありの状態となり、移動速度は10フィート減少し、攻撃ロールと、【筋力】、【敏捷力】、【耐久力】の能力判定、そしてセーヴィング・スローに対して“不利”を得る。君が荷重ありの状態で運ぶことができる最大重量は、荷重なしの状態で運ぶことができる重量の2倍までである。
 押す、引く、持ち上げる:【筋力】の値は君がどれだけの重量までの物を押したり、引いたり、あるいは持ち上げたりできるかを定める。この重量を決定するには、荷重なしの状態での運搬能力を5倍する。最大重量を超えた重量物を押したり引いたりする際には、荷重ありの状態となり、自分のターンに5フィートまでしか移動できない。
 サイズと【筋力】:より大きなクリーチャーはより多くの重量を運搬できるし、反対に超小型サイズのクリーチャーはより少ない重量しか運搬できない。中型サイズよりもサイズ分類が1段階大きくなる毎に、そのクリーチャーの運搬能力、最大重量、そして押したり、引いたり、持ち上げたりする重量は2倍になる。超小型サイズのクリーチャーについては、これらの重量が半分になる。クリーチャーのサイズについてのより詳細な情報はDMが有している。 }

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最終更新:2014年05月28日 17:56