戦闘の処理順序

091913版

戦闘遭遇をプレイする基本的な処理順序は次の通りである。
  1. 不意打ちがあったかを決める。
  2. イニシアチブをロールする。
  3. 戦闘参加者それぞれがイニシアチブの順番に従ってターンを取り、戦闘のラウンドに沿ってプレイする。
もし戦闘が継続するなら、ステップ3を繰り返す。

ラウンド

各ラウンドは6秒を表している。ラウンドの間、戦闘の各参加者はイニシアチブによって決められた順番に従ってターンを取っていく。全員がターンを取ったなら、どちらか一方が他方を倒していないなら、戦闘は次のラウンドに移行して継続される。
呪文によって発生したもののように、効果が1ラウンドの間持続するときには、それは現在のターンから次のラウンドの同じターンまで持続する。特記事項がない限り、この効果は次のターンが開始するときに終了する。

不意打ち

冒険者の一団が山賊のキャンプに密かに忍び寄り、林の中から彼らを攻撃すべく跳びかかる。ゼラチナス・キューブがダンジョンの通路を滑るようにやってきて、キューブがオークのパトロールの一団の誰かを飲み込むまで彼らの誰もが気づかなかった。
これらの状況においては、戦闘の片方の側は他方に不意打ちをされたというものである。一方が危険な瞬間に身を守ることも、行動を取ることもできないままに、もう一方が行動を起こす。
不意打ちがあったかどうかを決める:DMは不意打ちされた者がいるかどうかを決定する。敵の接近やその存在に気づかなかったクリーチャーは不意打ちされる。たとえ味方が不意打ちされていない状況であっても、別のクリーチャーが不意打ちされるという状況もありうる。
不意打ちの効果:不意打ちされたクリーチャーは、戦闘の最初のターンの後まで移動することも、アクションを取ることもできない。

イニシアチブ

イニシアチブは戦闘における処理順序を決定する。
  • イニシアチブを決定する:イニシアチブを決定するには、戦闘の各参加者がd20をロールし、その【敏捷力】修正値を加算する。DMがそう決めるのであれば、同じ種類のクリーチャーの一団はグループ全体で1回のロールを使うこともでき、そのグループの各メンバーは全員が同時に行動する。
DMは最も高いイニシアチブ結果の者から、最も低い者までを順番に並べる。この順番に基づいて各ラウンドに行動を行う。
  • 同値を解決する:もし同値なら、DMがコントロールしているクリーチャーの間の順番はDMが決定し、同値のキャラクターの間の順番はそのプレイヤーたちが決定する。モンスターとプレイヤー・キャラクターの間で同値であったなら、DMがその順番を決定することができる。あるいは、DMは同値のクリーチャーそれぞれにd20をロールさせて、高いロール結果の者から順番に行動させることにしても良い。

君のターン

君のターンにおいて、君は1つのアクションを取ることができる。また君は移動速度の距離まで移動することもできる。移動を行い、アクションを取ったなら、君のターンは終了する。戦闘時における移動とアクションについてのより詳細な情報については、下記「戦闘時の移動」と「戦闘時のアクション」を参照のこと。
君のターンをスキップするあるいは一部をスキップする:君は自らのターンに移動したりアクションを取ったりしなければならないわけではなく、ときに戦闘の成り行きを見守る他には何もしたくないという場合もあるだろう。
もし君のターンに何もしないことを選択するなら、防御に専念することで、次の君のターンまで安全を維持しようとすることができる。回避のアクションを使っているものとすること(下記「戦闘時のアクション」参照)。
  • リアクション:いくつかの特殊能力や呪文は君にリアクションと呼ばれる特殊なアクションを取ることを許す。リアクションは、何らかのトリガーに対して瞬間的に反応する行為である。機会攻撃はリアクションの最も一般的な種類である(「戦闘時の移動」参照)。
君は1ラウンドに1つのリアクションしか取れない。君がリアクションをとったとき、君は次の君のターンの開始時まで別のリアクションを取ることはできない。もしリアクションが他のクリーチャーのターンに割り込んでいるなら、そのクリーチャーはリアクション終了直後にそのターンを継続できる。
アクションを取ることができなくさせるようなあらゆる効果は、リアクションを取ることもできなくさせる。

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最終更新:2014年06月08日 07:58