101413版
バードは音楽と雄弁を使って、聞き手の感情や雰囲気を変化させる魔法形態の達人である。彼らの芸能は、それを聞く者の中に、恐怖と動揺や、高揚感を喚起し、勇気、豪胆さ、そして大胆な行動を呼び起こす。多くのバードは世界を放浪し、旅先で豊富な情報を収集している。
表:バード |
レベル |
習熟ボーナス |
修得呪文数 |
特徴 |
一日の呪文数 |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
1 |
+1 |
― |
バードの知識、バードの芸能 |
― |
― |
― |
― |
― |
2 |
+1 |
2 |
呪文発動能力 |
2 |
― |
― |
― |
― |
3 |
+2 |
3 |
バードの学会、専門知識 |
3 |
― |
― |
― |
― |
4 |
+2 |
3 |
能力値上昇 |
3 |
― |
― |
― |
― |
5 |
+2 |
4 |
何でも屋 |
4 |
2 |
― |
― |
― |
6 |
+2 |
4 |
バードの学部の利益 |
4 |
2 |
― |
― |
― |
7 |
+3 |
5 |
魅惑返し |
4 |
3 |
― |
― |
― |
8 |
+3 |
5 |
追加攻撃 |
4 |
3 |
― |
― |
― |
9 |
+3 |
6 |
― |
4 |
3 |
2 |
― |
― |
10 |
+3 |
6 |
能力値上昇 |
4 |
3 |
2 |
― |
― |
11 |
+4 |
7 |
戦いの魔法 |
4 |
3 |
3 |
― |
― |
12 |
+4 |
7 |
バードの学部の利益 |
4 |
3 |
3 |
― |
― |
13 |
+4 |
8 |
― |
4 |
3 |
3 |
1 |
― |
14 |
+4 |
8 |
能力値上昇 |
4 |
3 |
3 |
1 |
― |
15 |
+5 |
9 |
バードの学部の利益 |
4 |
3 |
3 |
2 |
― |
16 |
+5 |
9 |
解呪強化 |
4 |
3 |
3 |
2 |
― |
17 |
+5 |
10 |
― |
4 |
3 |
3 |
3 |
1 |
18 |
+5 |
10 |
バードの学部の利益 |
4 |
3 |
3 |
3 |
1 |
19 |
+6 |
11 |
能力値上昇 |
4 |
3 |
3 |
3 |
2 |
20 |
+6 |
11 |
魔法の秘密 |
4 |
3 |
3 |
3 |
2 |
バードの作成
下記の提案に従って素早くバードを作成することができる。
背景:
吟遊詩人
装備:レザー・アーマー、レイピア、ダガー、楽器(リュート)、冒険者キット、99gp
クラスの特徴
バードとして、君は下記の
クラスの特徴を得る。
ヒット・ポイント
ヒット・ダイス:バード・レベルあたり1d6
1レベル時のヒット・ポイント:6+【耐久力】修正値
より高いレベルでのヒット・ポイント:1レベルより後のバード・レベル毎に1d6+【耐久力】修正値
習熟
防具の習熟:軽装鎧
武器の習熟:単純武器、ハンド・クロスボウ、ライト・クロスボウ、ロング・ソード、レイピア、ショート・ソード
道具:君が選んだ3つの楽器
セーヴィング・スロー:【知力】、【魅力】
技能:任意の3つを選ぶ
バードの知識
Bardic Knowledge
君はあらゆる事に関してちょっとだけ学んでいる。君の知識は曖昧だが役に立つものから、間違っているものの、部分部分は君に役立つような作り話まで幅広い。
君が【知力】判定を行なうとき、その判定が下記に示す技能のいずれかに関連するものであるなら、
d20ロールの結果で9以下であるときにそれを10として扱うことができる:〈自然〉、〈宗教〉、〈神秘学〉、〈歴史〉。
バードの芸能
Bardic Performance
君は演説、音楽、その他の特殊な芸能を通じて、他者を魔法的に操る達人である。君はそうした芸能2つを修得した状態でゲームを開始する:“戦いの召令”と“自信鼓舞”である。
これら魔法の芸能の1つを使用するには、君はアクションとして喋るか楽器を演奏するかしなければならない。芸能の維持には、いくつかの呪文がそうであるのと同じように、精神集中を必要とする(魔法に関するルール参照)。君は別のアクションを取ることで、別の芸能に切り替えることができる。1ルの芸能で構成されるのか、複数によって構成されるのかに関わらず、全体の効果は10分までしか持続せず、もし君が沈黙するならそれよりも早く終了する。最低でも10分間休憩を取るまでは、この特徴を再度使用することはできない。
1体のクリーチャーは、これらの芸能からは同時に1つしか影響を受けない。もし2人かそれ以上のバードが同じクリーチャーに対してこれらの芸能の効果を及ぼそうとするなら、そのクリーチャーはどちらからも影響を受けない。
戦いの召令
Call to Battle
君が“戦いの召令”を演じている間、君を含む友好的なクリーチャーは、君の25フィート以内にいる間、大きな熱狂を帯びて戦うよう喚起される。影響を受けているクリーチャーは近接と
遠隔攻撃における
ダメージをロールするときに追加のd4をロールできる。
この追加ダメージ・ダイスは、君のバード・レベルが6に
君のバード・レベルが6レベル、9レベル、13レベル、そして17レベルに達すると、この追加ダメージ・ダイスの大きさは向上する。(6レベル時1d6、9レベル時1d8、13レベル時1d10、17レベル時1d12)。
自信鼓舞
Inspire Competence
“自信鼓舞”の芸能は、友好的なクリーチャーが君の25フィート以内にいる間、彼らに自信を深めさせる。君がこの芸能を開始するとき、6つの能力の1つを選択する。効果を受けているクリーチャーは選択した能力で行なうあらゆる判定に君の習熟ボーナスを加算できる。
君はアクションを使うことで選択する能力を変えることができる。
呪文発動能力
Spellcasting
深奥な知識を集積するに従い、君はその調査と旅の中から若干のトリックと驚かすような技を学ぶ。バードは様々に異なる種類の魔法にちょっとずつ手を出し、あちこちの分野のものをちょっとずつつまみ食いしている。君は一日に一定の回数だけしか発動できない呪文を学び、また回数無制限で発動することができる初級魔法を修得する。
初級魔法
Cantrips
君はバードの呪文リストから選択した2つの初級魔法を修得する。
修得呪文
Spells Known
君はバードの呪文リストから選択した2つの1レベル呪文を修得する。君はレベルを獲得するに従い、「表:バード:に示されているように、より多くの呪文を修得する。君が修得する呪文は、君が発動することができるレベル以下の呪文か、初級魔法でなければならない。
一日の呪文数
Spells per Day
君は「表:バード」に記載されている通り、君のバード・レベルによって、1レベル以上の君が発動できるバード呪文の数が決定される。使用済みの発動能力―呪文スロットとも呼ばれる―を回復するには、大休憩を取らなければならない。
修得呪文の発動。君が修得しているバード呪文を発動するとき、君はその呪文のレベルと同じかそれ以上の発動回数を消費する。たとえば、君が1レベル呪文のキュア・ウーンズを準備しており、まだ1レベル呪文1回と2レベル呪文1回を発動できるなら、君はどちらかのレベルでキュア・ウーンズを発動できる。
魔法能力値
Magic Ability
【魅力】が君のバード呪文に関する魔法能力値である。
セーヴィング・スロー難易度。君の呪文に抵抗するための難易度は8+君の【魅力】修正値に等しい。
呪文発動ボーナス。もし呪文を発動するときに楽器を保持しているなら、呪文のセーヴィング・スロー難易度に対して習熟ボーナスを加えることができる。
儀式発動
Ritual Casting
君が修得しているバード呪文に儀式版が存在しているなら、あらゆるバード呪文を儀式として発動することができる。呪文を儀式として発動するには、その呪文の発動時間に10分を加えなければならず、その間、楽器を奏でることが含まれる儀式を執り行わなければならない。
バードの学会
Bard College
バードの手法というのは本質的に集団的なものである。バードたちは、お互いに、歌や物語を交換し合い、彼らの功績を自慢し、知識を共有する相手を探している。実際のところ、バードたちは彼らが“学会”と呼んでいる、緩やかな協会のようなものを形成する傾向があり、それによって集会を行ないやすくし、特定の伝統を保存している。3レベルになると、君は特定の学会に由来する高度な技術を学び始める:“武勇の学会”と“機知の学会”がある。
専門知識
Expertise
3レベル時、君の持つ技能と道具への習熟から任意の組み合わせで4つを選ぶ。君は選択した習熟に関連して行なうあらゆる能力判定に+5のボーナスを得る。
能力値上昇
Ability Score Improvement
「表:バード」の表に示されている特定のレベルに達したとき、君は自ら選択した能力値1つを2上昇させるか、あるいは自ら選択した能力値2つをそれぞれ1上昇させることができる。この特徴を使って能力値を20より高く上昇させることはできない。
あるいは、記載されたレベルの1つに到達したときに、能力値を上昇させることを諦める代わりに、1つの特技を修得することもできる。
何でも屋
Jack of All Trades
5レベル以降、君が習熟を有していない技能を使用した能力判定を行なうとき、習熟ボーナスの半分(
端数切り捨て)をその判定に加えることができる。
魅惑返し
Countercharm
7レベル時、君は“バードの芸能”の新しい使用方法である“魅惑返し”を修得する。それを演じている間、君と君の25フィート以内にいる友好的なクリーチャーは悪意ある影響から守護される。効果を受けているクリーチャーは、魅惑状態や恐怖状態に陥ることに対するセーヴィング・スローに“優位”を得る。
追加攻撃
Extra Attack
8レベル以降、君は自分のターンにおいて攻撃アクションを取ったときにはいつでも、追加で1回の攻撃を行なうことができる。もし君がそのターンのすべてを移動に使ったのでないなら、君は攻撃と攻撃の間に移動することができる。
戦いの魔法
Battle Magic
11レベル以降、君は呪文発動と武器の使用を一体化して調和された行動として行なうことの達人となる。君は発動時間が1アクションのあらゆるバード呪文を即行呪文として発動できる。
解呪強化
Improved Dispel
16レベル時、君はまだそれを修得していないなら、ディスペル・マジック呪文を修得し、それは君の修得呪文数の勘定にはいれない。加えて、ディスペル・マジック呪文の一部として行なう【魅力】判定には、君の習熟ボーナスの2倍を加算する。
魔法の秘密
Magicak Secrets
20レベルになると、君は幅広い学習の範囲から秘密の魔法の知識を集大成する。君はあらゆるクラスの呪文リストから5つの呪文を自分で選択して修得する。各呪文は初級魔法か1~5レベルの呪文でなければならない。選択した呪文は君にとってはバード呪文として扱われる。
最終更新:2014年06月06日 20:15