統一紀元前1409年、流浪の剣士となった
ジャンガルが再び
ギッシュと巡り合う出来事が描かれた。
テリニア王国を見限り、旅に出た
ジャンガルだったが どこにも正義の戦いは無かった。
腕には自信がある、喰うに困って傭兵稼業を続けていたが、やりたい戦いでも無かったし一歩間違えば野盗との違いも無い。
その違いも ただ給金が約束され、何かでっかい事をやれば成功報酬として更に給料が高く成ったり、一時金が貰えるだけの差でしか無い。
もっとも、野盗よりも死が近く、決して弱い者から奪うばかりじゃ無いって事だけは 大きな違いと言えよう。
そんな吹き溜まりが集まる街が
トトル商国にあった、そこで用心棒となれば傭兵よりは楽をして稼げるかもしれない、そんな者達が集まった街で
ジャンガルが燻って居た。
その日は次の用心棒候補と戦う夜だった、その者の後ろ姿を一目見て
ジャンガルは確信した!
久々に見たその大きな背中には見覚えがある、そう、それはようやく再会出来た
ギッシュだった。
しかし今この状況の出会いでは、用心棒の対戦相手として戦わなければ成らない。
最終更新:2012年09月14日 11:04