解説:dimensions

  • dimensions
 「grid」が作成する、列ごとの位置の数、位置の命名方法、隣の位置のX座標とY座標のピクセルオフセットを設定します。

  • (dimensions (<string1> (<x1> <y1>)...(<stringN> (<xN> <yN>))
 次元<string1>・・・次元<stringN>を定義します。

 「dimensions」内の全ての次元に対して、最低1個のブロックが必要です。
 X座標<x>とY座標<y>のペアは、その方向の全てのステップの画面上のX座標およびY座標のピクセルオフセットです。


 2次元の盤では、2つのブロックが必要です。

 各ブロックには、「/」で区切られた、その次元の各ステップの表記を定義する文字列を設定します。
 ユーザーに表示される位置の表記は、各次元の表記を連結したものになります。

 次に、X座標<x>とY座標<y>のペアを設定します。
 これは、その方向の全てのステップの画面上のX座標およびY座標のピクセルオフセットです。

(dimensions ; 8x8
 ("a/b/c/d/e/f/g/h" (32 0)) ; files
 ("8/7/6/5/4/3/2/1" (0 32)) ; ranks
)

 次元「file」は、左から右へ32ピクセル刻みで、「a,b,c,d,e,f,g,h」と8列分が設定されます。
 次元「rank」は、上から下へ32ピクセル刻みで、「8,7,6,5,4,3,2,1」と8列分が設定されます。
 ある位置は「file」+「rank」で命名され、左上は「a8」、右下は「h1」と表記されます。

 a8 b8 c8 d8 e8 f8 g8 h8
 a7 b7 c7 d7 e7 f7 g7 h7
 a6 b6 c6 d6 e6 f6 g6 h6
 a5 b5 c5 d5 e5 f5 g5 h5
 a4 b4 c4 d4 e4 f4 g4 h4
 a3 b3 c3 d3 e3 f3 g3 h3
 a2 b2 c2 d2 e2 f2 g2 h2
 a1 b1 c1 d1 e1 f1 g1 h1


(dimensions ; 4x4x4
 ("I-/II-/III-/IV-" (0 80)) ; offset down
 ("a/b/c/d" (58 0)) ; offset right
 ("1/2/3/4" (29 14)) ; offset right and down
)

 4x4x4の3次元の盤の場合、次元は3個必要です。
 上から下へ「I-,II-,III-,IV-」と4列分が設定されます。
 左から右へ「a,b,c,d」と4列分が設定されます。
 左上から右下へ「1,2,3,4」と4列分が設定されます。
 つまり、横方向に4列×縦方向に4列の2次元の盤が、高さ方向に4階層だけ積層された状態です。
 ある位置は、「I-a1」や「IV-d4」のように表記されます。


最終更新:2020年08月28日 19:20