「Zillions of Games(ZoG)」は、現行のVersion 2.0.1となったのが2003年のことです。
最新版の登場からもう16年が経過し、新たなバージョンアップはありません。
この間に、PCはハード面・ソフト面ともにだいぶ進歩しました。
OSもWindowsは98→(Me)→2000→Xp→(Vista)→7→(8)→10の時代です。
新たなZoGの後継ソフトが出ないのであれば、自分で生み出す必要があるのかもしれません。
公式サイトの「Zillions of Games Discussion Boards」では、
Greg Schmidt (Gschmidt2) による「The Zillions.NET Project」(C#ベース)や
david bennett (Dpoly) による「Polygamo」(Unityベース)が登場しています。
ZoGの作者自身、
ZRF言語はアブストラクトゲームの記述用の共通言語であり、
それを読み込んでゲームを実行するソフトを制作することは、ZoGの著作権に抵触しないと述べています。
最新情報:同氏は、パズルゲームに特化した「Polygamo」(Unityベース)を発展させた「
AmzPlayer」(Unityベース)を開発しました。
「
AmzPlayer」は「Polygamo」では読み込めなかったチェスや
将棋のZRFも読み込めるようになり、ZoGのタイトル画面からゲーム選択できます。
なんと、タイマー付きで、CPU対戦(対AI対戦)も可能です!移動範囲の表示だけでなく、候補手をリスト表示する機能も付いているようです。
つまり、ZoGのコンパチブル・ソフトを独自に制作することは公認されており、
ZRFをプレイするためのエミュレータを制作することは禁止されていません。
また、ZoGは外部エンジンをプラグインとして読み込む機能を有しており、
数理演算が可能な外部エンジン(オセロや囲碁に使用)である
Greg Schmidtによる「Axiom Development Kit」がZoGのトップページで公開されています。
今回、
ZRF言語を読み込んで独自のインターフェイスでプレイできるソフトの開発することや、
ZRF言語を独自に拡張して、より編集しやすい汎用の
変則将棋エディタを制作することを目標にしたいと思います。
最終更新:2021年08月28日 22:55