ZRFの理解

 ゲームのルールが記載されたZRFは、ZoGでプレイできるゲームファイルそのものとも言えます。
 ZRF(.zrf)はテキストファイルであり、テキストエディタで閲覧・編集が可能です。
 有志が制作したZRFは、公式サイトで無料で配布されており、体験版から有料でアンロックしたZoGでプレイできます。
 http://www.zillions-of-games.com/cgi-bin/zilligames/submissions.cgi
(Zillions社は、ZoGの「Rules」フォルダ内のZRFの改変を認めており、ユーザーが制作した改変ファイルの公開を行っています)

 ZRFの特長に「マクロ」システム(ネスト構造に対応)があります。
 「マクロ」により、一度定義したコードを呼び出して何度でも再利用することができ、コードのコンパクト化に一役買っています。
 ところが、実際にZRFを読み込むためには、この「マクロ」をあらかじめ展開しておく必要があります。

 この「マクロ」を展開したテキストファイルが、「ZPP・・・.TMP」前処理ファイルです。
 「オプション」の「Authoring Mode」で「Save preprocessed output」をオンにするとファイルが実体化します。
 →オプション設定ダイアログの<Autoringタブ> の⑤を参照
 エミュレータで処理するべきは、この前処理ファイルです。
 最終的には、ZRFから前処理ファイルを生成する機能も搭載する必要があります。

 なお、棋譜を保存したZSG(.zsg)ファイルもテキストファイルであり、テキストエディタで閲覧・編集が可能です。
 ZSGを読み込めるエミュレータは、ゲームをプレイするのではなくゲーム結果(経過)を閲覧するビューアとして機能します。


最終更新:2020年08月18日 16:04