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先日、よく見るフリーソフト超激辛ゲームレビュー様にて、BlackLaboのイチオシレビューが投稿(?)されました。
レビュー内容を見ると、皆さん大体後半はダラけるという風な感想をもたれていたようです。まぁ、実際自分もそんな感じがありましたが。
さて、今回の本題はBlackLaboと青鬼というジャンル的には探索脱出ゲームという同じゲームですが、その内容には大きな違いがあるので、それに関して考えたことを二つ書いてみます。

一つの大きな点としてはやはりプレイ時間が上げられると思います。
青鬼のほうは結構短いですが、BlackLaboはかなりのマップを歩き回ったりする必要もあってかなりの長時間プレイする必要があります。
が、BlackLaboでは追跡してくるキャラに大きな違いがないため、慣れてくると作業感が出てきてしまいます。
また、行動パターンも大体徘徊して見つけたら追ってくる、という積極的な追跡を行うわけでもないので、長時間緊張し続ける必要が無いのも確かです。
長時間プレイが前提である場合ならば、ある程度の理不尽を感じるくらいの恐怖感があっても良いんじゃないかなと思います。

次に、こちらが大きな違いに思うのですが、ホラーとしてのジャンルの違いがあると考えます。
青鬼のほうは東洋(和風)ホラーであるのに対し、BlackLaboは西洋ホラーのように思えます。
例えば、BlackLaboはプレイし終わった後に後引くような恐怖感は残りません。対して、青鬼のほうはプレイし終わった後も不気味さや不理解性からくる後を引くような恐怖感が残ります。
これは、まさに東洋と西洋のホラーの違いになるのではないかと思います。
だからこそですが、BlackLaboのほうに唐突に訪れる理不尽極まりない仕掛けがあるべき/もしくは大幅なプレイ時間の短縮が必要だと思いました。
BlackLaboが西洋ホラーに近い形なら、プレイヤーに与えられる恐怖の時間は極めて短時間です。徘徊しているといっても、慣れてしまえば特定エリアしか徘徊していないのが理解できるので、それこそはっきり言えば追われている間しか恐怖はありません。
なので、前者のほうで考えるならば、一度恐怖から回避できた瞬間にもう一度畳み掛けるように、といった工夫が必要だったのではないかなぁとおもいます。
ほっとした瞬間に不意を打つように恐怖を与えるというのも恐怖表現の一つですし、ホラーはえてして理不尽であるものです。何せ相手は理解できない何かですから。
青鬼なんかはまさにその例で、行動パターンやその動きは理不尽極まりないです。何せ図体のでかさからクローゼットに入りきらねぇよと突っ込みたいのに、実際出てきたり、さっきまでその部屋にいたのに入ってみたら何もいなかったかのように消えていたり。
このような恐怖は東洋系の醍醐味ともいえるので、西洋系に近いBlackLaboではやりようがないでしょうが、ゲーム性を重視するあまり、「ホラー」を軽くしてはいけないのではないかなと思いました。

ごちゃごちゃと書きましたが、二作品ではこんな違いがあって、自分の考えはこんな感じであるということを解ってもらえればと思います。
念のため言いますが、二作品とも良い作品ですので、ホラー表現が大丈夫という方はぜひプレイしてみて下さい。


カテゴリ: [ゲーム] - &trackback() - 2011年04月16日 11:53:04
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最終更新:2011年04月16日 12:23