元UGNのエージェント。高い交渉力でFHと渡り合っていた、将来をそれなりに嘱望されたエージェントだった。
だが、ある日、UGNの部隊とFHの部隊同士がぶつかった際、建物が崩落しともに生き埋めにあってしまう。
どうにかお互いの合意を経て、脱出するまでは協力体制をとることになったが、
直後、続いての建物の崩落により、自分以外の全員が目の前で押しつぶされる。
もし、立ち上がるのが遅れていたら、もし、一歩前を歩いていたら、そういう思いを抱きながらもその件の方をつけた後に、
それすらも「プラン」の範疇であったことが伝えられ、仮に自分以外が生き残っていても、
他の誰か、UGNであってもFHであっても何も変わらなかったことを思い知ってしまう。
以降、自分は既に死んでいてもおかしくない、ならばこの運でどこまでいけるのか、という思いにとらわれ、
何かをしようという際にはダイスを振って、それをするかどうか、するのであればどうするのかを、
全て運に任せた行動を取るようになった。
当然、危険視されてUGNからは疎まれるようになるも、積極的に敵対されることもないという立ち位置を得る。
その際、本来持っていたエフェクトについても、使うかどうかを決めた際に使わないと出たため、
自身では意識しては一切のエフェクトを使用しないようにしており、
FHに属しながらも時にはFHに協力し、時にはUGNについたりなど、行動の読めない男と呼ばれるようになる。
その生き方の為か、周囲ではうまくいくはずのものがうまくいかなくなる、
失敗するはずのものがうまくいくなど、確率のずれが多発するようになった。