火を盗む神話

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火を盗む神話 - (2016/05/06 (金) 16:13:42) の編集履歴(バックアップ)




  • アメリカインディアンにも、文化英雄が火を盗む神話が(明かりを盗む神話とともに)各所に見られるという。
   それらの話の多くでは、火をもともと隠していたのは怪物の類いで、
   文化英雄は時には棒切れなどに姿を変え、怪物の娘に飲み込まれて、その娘の子として生まれ、
   その家の子となった上で明かりや火を盗み出すという。
   北太平洋沿岸地域の部族では、この盗みを行う文化英雄はワタリガラスなどである場合が多い。


(zsphereコメント:それにしても、多くの神話で火が「盗むもの」であるという辺りに面白味を感じるわけだけど。
          ギリシャ神話では、火おこしの技術はヘルメスの発明なのだが……
          火そのものはやはり「発明品」ではないのだな)




      参考文献
『民間説話』トンプソン