プロメテウス


  • アポロドーロス『ギリシア神話』によれば、プロメテウスは水と土から人間を象り、
   オオウイキョウの茎の中に火を隠して彼らに与えた、という。
   ゼウスはこれを知って、ヘパイストスにプロメテウスの体をカウカサス山に釘付けにさせ、
   以降ワシが毎日プロメテウスの肝を喰らうという罰を受けた。
   喰らわれた肝は毎夜元に戻ったといわれる。

  • プロメテウスの肝を喰っていたワシは、エキドナテュポンとの間に生まれた子であったとか。

   プロメテウスを解き放ったという。
   その際、ゼウスの「永遠にプロメテウスの縛めを解かない」という意志に反しないために、
   プロメテウスの頭にオリーブを巻きつけて冠としたという。



  • プリニウス『博物誌』第七巻に、世界で初めて雄牛を殺したのはプロメテウスである、という記述がある。



      参考文献

『ギリシア神話』アポロドーロス
『プリニウスの博物誌 Ⅱ』


最終更新:2016年03月25日 15:53