斎王

  • 歴代の天皇に代わり、伊勢神宮の祭祀に奉仕する未婚の皇女ないしは女王のこと。

  • 天皇の譲位・崩御、肉親の喪、本人の事故が起こるまで、伊勢の斎宮で奉仕をする。
   (ちなみに、本人の事故による退下は、密通事件が発覚した済子の事例のみ)

  • 主な務めは、毎月朔日の神宮遥拝、また三時祭に直接神宮に参入しての神事供奉など。

  • 退下後は皇后や女御、女院となった例もあり、斎王の経歴が一種のステータスシンボルとして機能するケースもあったとか。


  • 時代と共に形骸化し、後醍醐天皇の代を最後に断絶した。



      参考文献
『史料にみる日本女性のあゆみ』総合女性史研究会


最終更新:2012年07月16日 02:37