ハヤブサ


  • ゲルマン人やスラヴ人の伝承に、ハヤブサは世界樹の頂から世の動きを眺め、
   神に報告すると信じられていたとか。

  • また、西洋中世では鷹狩に利用されていた。シロハヤブサを使うのは王室の特権だったという。
   一般貴族は普通種のハヤブサは使用できたが、庶民はハヤブサ類の使用が禁じられていたと云々。

  • 日本では、『古事記』に速総別王(はやぶさわけのおおきみ)が登場する。
   仁徳天皇(本名が大鷦鷯(オオサザキ))の庶弟にあたり、仁徳帝が女鳥(めとり)の皇女に
   求婚するための仲人を務めたが、逆に女鳥の皇女と通じたために帝の怒りを買い
   女鳥の皇女と共に殺害されたとされる。

  • ちなみに、九州南部の隼人が大和朝廷に服属したのも仁徳帝の頃であると云々


  • また、ハヤブサが獲物に近づく際に、ベルヌーイの螺旋(対数螺旋)の形に飛びながら近づく事が知られている。
   獲物に対して常に同じ角度を保とうとするため、自然とそのような飛び方になるという。
   →螺旋

      参考文献
『世界大博物図鑑 鳥類』荒俣宏



最終更新:2017年04月23日 00:47