八坂瓊勾玉

  • 三種の神器の一。

  • 日本書紀』神代では、「八坂瓊曲玉」の他、「八坂瓊の五百箇御統(いおつのみすまる)」の記述がある。
   『古事記』神代では「八坂勾璁の五百津美須麻流珠(やさかまがたまのいおつのみすまるのたま)」と書かれる。
   御統とは、一個の玉ではなく一連の首飾りを指す名称とのこと。

  • 『日本書紀』垂仁天皇八十七年(58年)に、丹波国桑田村(現・京都府亀岡市付近)にいた
   甕襲(みかそ)という人物の買っていた足往(あゆき)という名前の犬が山の獣を噛み殺したところ、
   その腹の中に八坂瓊勾玉があったので、天皇に奉った、という記事が載る。
(これは、「八坂瓊勾玉」という一般名詞があったとも解せるが、事によるとこの時に見つかったのが
   そのまま三種の神器の一つになったとも解せる、という)


      参考文献

『日本神話の考古学』森浩一


最終更新:2013年09月09日 15:59