山姥

  • 山中に現れる妖怪。

  • 昔話「牛方山姥」では、峠に通りかかった牛方(もしくは馬方)に魚をねだり、やがて牛まで食べてしまい、
   しかし逃れた牛方が山姥の家へ逃げ込むと、火の神を騙る牛方の言うままに櫃の中で眠り、
   牛方に煮え立った湯を櫃の中に注がれて殺されてしまう。
   柳田國男は、峠で魚をねだるのはかつて峠で山の神に魚を供える風習の名残で「鯖大師」の話とも関連すると述べ、
   また民俗学者の山田修一は山姥が火の神の言う事を素直に聞くのは山姥が火の神に仕える巫女と関連するからで
   あると述べている(詳細は牛方山姥の項目を参照)


      参考文献

『日本伝奇伝説大事典』
最終更新:2014年04月02日 02:17