トロイゼン



  • BC480年(W)、ペルシア軍がアテネに迫った際には、アテネ市民が妻子をこのトロイゼンに疎開させたという。

  • 1959年(W)、アメリカの学者ジェイムソンにより、このトロイゼンから碑文が発掘されている。
   内容はテミストクレスペルシア戦争に際して老幼婦女子の疎開、戦闘要員の艦船への乗り込み、
   アルテミシオンへの出撃などを決定させたという決議の詳細な内容を含んでいたという。
   ただし、後の研究からこの碑文の刻まれたのが紀元前三世紀頃であると見られ、
   ここに刻まれた内容が果たしてどれほどの信憑性があるかについては意見が分かれている、とのこと。
   →トロイゼン出土碑文


      参考文献

『図説ギリシア』周藤芳幸
『古代ギリシアの歴史』伊藤貞夫


最終更新:2015年01月18日 04:48