カメレオン

  • アリストテレス『動物誌』に詳細な記述があるなど、古くからヨーロッパでも知られていた。
   なお同書は、現存する中ではカメレオンに関する最古の記述。
   アリストテレスはカメレオンの現物を入手したらしく、詳細な解剖所見も載っている。

  • カメレオン(chameleon)は「地上のライオン」または「小さなライオン」といった語源を持つ名前で、
   おそらくはこの生き物の頭部周辺の特異な形や、身体を膨らませて威嚇するところを
   ライオンに見立てたものではないかといわれる。


  • プリニウス『博物誌』第八巻には、カメレオンは「食物、飲物その他何物をも摂取せず、
    空気からとる栄養だけで生きている唯一の動物である」と記されている。
  • さらに同『博物誌』第十一巻に、カメレオンの内臓について、そのからだの割合に対して甚だしく大きいを持っており、
   そしてそれ以外の内的器官を一切持っていない、としている。
(zsphereコメント:どうしてそうなった……)


      参考文献

『動物誌(上)』アリストテレス
『プリニウスの博物誌 Ⅱ』


最終更新:2016年06月01日 02:25