西殿塚古墳

  • 天理市に所在


   一方、考古学者の間では、箸墓古墳の次に作られた古墳である可能性が高いと見られ、
   箸墓を卑弥呼の墓と見る学者の中にはこの西殿塚古墳を卑弥呼の後継者台与の墓とする者もある。

  • 前方部、後円部それぞれに方形の壇が存在する事が知られている。
   後円部の方形壇は一辺35m、高さ2.6m。
   前方部の方形壇は2014年に詳細が判明、こちらは一辺22m、高さ2.2m。
   古墳全体を覆う葺石と同じくらいの、こぶし大から人頭大ほどの石に覆われ、さらにその下にも石が続いている事から
   壇全体が石積みで造られたものと見られる。
(古墳上に方形壇が築かれる事はままあるが、土を盛って作る事が多く、石積みのものは珍しいとのこと)




      参考文献

『シリーズ「遺跡を学ぶ」035 最初の巨大古墳 箸墓古墳』清水眞一

日経電子版 2014年4月15日記事


最終更新:2014年04月15日 23:19