ヘビ

  • 蛇が宝物庫の番をしているという説話が世界各地に存在する。
  南方熊楠も『十二支考』で触れている
   →宝物を守る蛇参照


  • プリニウス『博物誌』第七巻に、ヘビというものは人間の唾液に触れることから逃げるもので、
   唾液がヘビのノドに触れるとヘビはたちまち死ぬ(そして特に断食している人の唾液が有効である)と述べている。
   また、ヘレスポントス海峡の岸辺に住むオピオゲネスと呼ばれる民族や、アフリカのプシュリ族、
   キルケの息子の末裔だというイタリアのマルシ族などはヘビに咬まれた傷を癒し毒を抜く体質を持っているとしている。

  • またプリニウス『博物誌』第十巻に、人間の背骨の髄から一種のヘビが生まれることがある、
   という説が複数あったことが述べられている。
  • さらに同書に、ヘビは機会があればブドウ酒を非常に好む、とも述べている。

  • プリニウス『博物誌』第十一巻には、ヘビの舌が三叉に分かれているとする記述がある(実際にはヘビの舌は二股に分かれている)



      参考文献
『プリニウスの博物誌 Ⅱ』



最終更新:2016年05月30日 04:27