スパルタが敵対している
テゲアと争っていたが勝つことができず、
デルポイに神託を乞うたところ、
「アガメムノンの子オレステスの遺骨をスパルタに持ち帰れば望みが達せられるであろう」という託宣が降りる。
場所はテゲアの町で、アガメムノンが子を埋めた場所があるという。
これを、スパルタの市民の一人リカスが見つけ出したという。
テゲアの鍛冶屋で、たまたま庭を掘っていた時に、7キュベスもある棺を掘り当てたといい、
よもやそんな大きい人間がいると思わずに蓋を開けたら、棺と同じ大きさの死骸が入っていた、という。
リカスが紆余曲折の末、骨をスパルタに持ち帰ってから、両国の戦いでスパルタが優位に立つようになったという。
参考文献
『歴史(上)』ヘロドトス
最終更新:2015年07月11日 04:44