自分に代わって王になる運命であると聞かされ、この子を殺すようハルパゴスに渡した。
ハルパゴスはこれを牛飼いのミトラダテスに渡し、山の中に遺棄するように伝えたが、ミトラダテスは
たまたまその時妻が死産した子の遺体を代わりにして子を生かした。この子が後のペルシャ国王
キュロスであると。
アステュアゲスは後に真相が知れた後、ハルパゴスへの懲罰としてその子を殺して調理し、
ハルパゴスを招いてこれに食させたという。
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身内の肉を食膳に出すも参照
- ヘロドトス『歴史』巻一によれば、クロイソスのペルシア遠征の際、ペルシア軍側にいたハルパゴスはキュロスに進言し、
荷運び用の
ラクダから荷物を降ろして騎兵を乗せ、リュディア軍の騎兵に向かわせた。
ウマは
ラクダを極度に恐れるため、これによって勝利をおさめたという。
参考文献
『歴史(上)』ヘロドトス
最終更新:2015年07月16日 17:04