パノペウス



  • パウサニアス『ギリシア案内記』によれば、パウサニアスが訪れた時点でこの町には
   公官庁舎も体育所も、劇場も広場(アゴラ)も存在しなかったという。

   これをプロメテウスだと主張する人々がいたと、これもパウサニアスが述べている。
   その話に曰く、近くの水無川の川床のへりに石が二つあり、粘土質の石で、
   人々はこの石をプロメテウスが粘土を練り上げて全人類を作った時の余りだと言っているとか。



      参考文献
『ギリシア案内記(下)』パウサニアス



最終更新:2015年09月07日 05:03